五味隆典

「かっこよくKOでとか考えてないですね。どんな試合になってもどんな姿になっても全力で戦いたいですね」

――コンディションはいかかですか?
五味 みなさんそうでしょうけど、とにかくこの暑さなので。ちょっとしんどくなりましたね。減量もあるので。
――調整がちょっと難しいところはありましたか?
五味 うーん。体重は落ちているように思っても、熱中症になりそうになるしね、難しいよね。暑いぶん落ちやすいところはありますけど。
――精神面ではどうですか?
五味 こんなにリラックスしたことはないですね。今日、明日、プレシャーとかかかってくるかもしれないですけど、こんなにのびのびと練習したことは初めてですね。気楽っていうのとはまた違いますけど、余計な緊張はしないでやろうと思って。必ずリングに上がる前は緊張はくるものなので。必要以上のことは考えないようにしてますね。
――当初決まっていた対戦相手が変更になったりと不安な試合でもありましたがそう言った点はどう向き合ってきましたか?
五味 まあ、人間がやってることなのでいろんなことはありますけど。メルビン・ギラード選手が試合をやってくれることになったのでいい試合をしたいですね。いない選手のこと言っても何も始まらないので。戦ってくれる選手といい作品を作ることですね。
――どういった作品をファンに見せたいですか?
五味 本来なら年末で終わるべきなんですけど、オファーを頂いたら「やろう」ってなりますから。楽しんでもらえたらいいですよね。めいいっぱいやりますから。とにかく全力でやることですね。とにかく試合をやってくれというオファーだったので、それ以上ありがたいオファーってないと思うんですよね。かっこよくKOでとか考えてないですね。どんな試合になってもどんな姿になっても、それも含めて自分の試合だと思って見てもらいたいですね。もう失うものもないし、楽しくやらせてもらおうと思ってますね。最近でいうと同じ年の(マニー・)パッキャオが勝ちましたからね。歳を取ってもやればできるっていう姿を示した選手がいますからね。頑張らなきゃいけないですよね。年齢のせいにはできないですよね。

ダロン・クルックシャンク

「エキサイティングな試合になる。私の伝家の宝刀が出ますので見逃さないで下さい」

――コンディションはいかがですか?
クルックシャンク コンディションは、最高だよ。試合が好きだから多ければ多いほど調子は上がるからね。
――久々の日本人以外の試合ですが、意識はしていますか?
クルックシャンク 特に気にしてはいないよ。海外の選手とも試合をしているし、ただの一つの試合として、次の試合で多くのファイトマネーがもらえるように、いい試合をするよ。
――前回の試合での勝利で連敗を脱出した事についてはいかがでしょうか?
クルックシャンク 連敗についてよく聞かれるんだけど、それについては敢えてありがとうと言いたいね。それをいちいち気づかせてくれてありがとう。
――大会の流れを左右する第1試合目ですね。
クルックシャンク 私としては1試合目に試合をして、残りの試合を楽しんで見られるという事で1試合目に組んでいただいてい、ありがとうと言いたいですね。
――相手選手の印象を教えて下さい。
クルックシャンク ブラジル人、そのぐらいだね。
――前回の試合後のパフォーマンスが話題になりましたが何があったんでしょうか?
クルックシャンク あの時は試合後という事で、熱くなっていたんですけど、自分としては個人に攻撃をするつもりはなかった。流れていたVTRに自分が負けた試合の映像が使われていたのに腹が立って、あのパフォーマンスをしてしまった。個人攻撃ではないよ。
――今回も映像が流れてしまったらどうしますか?
クルックシャンク 誰かが死ぬことになるかもしれないな。
――前回はKOでの勝利でしたが、今回もKOを狙いますか?
クルックシャンク KOをいつも目指しているし、得意のキックでKO出来たなら、それ以上の事はないね。
――ファンに向けてメッセージをお願いします。
クルックシャンク いつも通りになりますけど、私の試合はエキサイティングな試合になります。私の伝家の宝刀が出ますので見逃さないで下さい。

イリー・プロハースカ

「つい最近考えたんだ。私はヘビー級は一番面白い階級だと思っている」

――コンディションは?
イリー 最高だよ。スーパーだ。やる気満々なんだ。準備は万端だよ。
――RIZINヘビー級の顔だという意識は?
イリー それは感じてます。だからしっかりいい試合をしたい。もちろん勝利を狙う。ただ勝利以前にどれだけの準備をしてきたのか、常に内容を大切に思っています。
――対戦相手の印象は?
イリー 非常にハードな選手だと思う。出入りの動きも激しい。しかし、当然戦略も考えてきている。いい試合になる。
――試合の意気込み。
イリー 力のかぎりを尽くす。私のやりたい試合をやって勝つ。
――ヘビー級の魅力は?
イリー つい最近考えたんだ。私はヘビー級は一番面白い階級だと思っている。体重が軽ければ軽いほど早い。技術を使っても早すぎて見えない。ヘビー級は動きがゆっくりなぶんじっくりと技術、技を見せることができる階級だと思う。だからそれを楽しめると思う。
――ミルコ・クロコップと戦う一番近い選手だと思います。
イリー 私もそれは意識しています。チャンスがあれば戦いたい。大きなチャレンジだと思う。

扇久保博正

「自分の人生をかけて挑むので楽しみにしていただければと思います」

――髪型がだいぶ変わりましたね。
扇久保 そうですね。横に「THE」って書いてあるんですが、師匠の鶴屋浩さんの「TH」「E」はエターテインメント。いつも試合の時はこれで。
――今回がRIZINデビュー戦ですが。
扇久保 RIZINに出るということは日本の格闘家たちの代表として出るので、これが総合格闘技なんだなって思われるような試合を見せたいですね。今はワクワクしてますね。こういう大舞台をやるために岩手から上京してきたので。
――堀口選手との再戦ですね。
扇久保 はい。RIZINでいきなり堀口選手と戦える。みんな僕が負けると思っていますが、しっかり勝ちたいと思います。
――扇久保選手も堀口選手も海外に挑戦していますね。
扇久保 堀口選手はUFCで戦ってデメトリアス・ジョンソンにしか負けてないのですごいなと思います。でも僕もTUFで特殊な環境で戦ってきたので、かなり図太くはなってきたと思います。
――5年間で堀口選手がレベルアップしたところは?
扇久保 スピードもパワーも全部がレベルアップしてるなと思いますね。
――堀口選手対策は?
扇久保 はじめは堀口選手を意識して練習していたんですが、それじゃダメだなと思って、自分のいいところを出さないと。途中から通常通りの練習に戻しました。
――意気込みを。
扇久保 自分の人生をかけて挑むので楽しみにしていただければと思います。
――堀口選手は扇久保選手のことを5年前とあまり変わっていないと言っていました。
扇久保 ハハハ。まあやってみなければわからないですよね。やってみてわかることじゃないですか?
――今回は1R10分という初めての経験だと思いますが。
扇久保 うーん。スパーで練習はしてきていますが、これもやってみないとわからないと思います。10分間ずっと全力でやるのは厳しいと思うので、抜くところは抜いて、いくところは行きたいと思います。

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