[RIZIN 女子 MMA ルール(75.0kg)]

KINGレイナ、MMAデビュー戦の相手に「微妙な試合」!

クリスタル・ストークス

KINGレイナ

1R、片足タックルでテイクダウンを取ったレイナだが、ストークスは立ち上がりスタンド勝負に。再び片足タックルでテイクダウンさせたレイナは、上から腕を取りに行くが、ストークスは体勢を入れ替えてここでも立ち上がることに成功する。レイナの右ローがヒット、そして払い腰でテイクダウン。サイドポジションからストークスの顔面にヒザ蹴り、パウンドを落とし、腕十字の体勢に入ったところで1Rが終了。
2R、ローキックを当てていくレイナは片足タックルに。このタックルを切ったストークスはサイドポジション、バックポジションからレイナの顔面にパウンドを打ち込んでいくというまさかの展開に。

3R、グラウンドに慎重になるレイナはスタンド勝負に出る。レイナの右ローがヒットすると、ダメージを受けたストークスは後退。ローキックを嫌がるストークスにさらに右ローを当て続け、試合終了。
判定3-0でレイナが勝利を収めた。
試合後、恒例のKINGレイナ劇場が行われた。
「どうも、KINGレイナです。まあ、判定ですいません。今回、入場曲が変わったの、皆さんお気づきですか? 気づいた人拍手してください。今回、私の胸に書いてある『ドロップドール』というガールズバンドに楽曲提供をすることになりました。みんな『ドロップドール』とYouTubeで検索してください。よろしくお願いします。あと、いつものやつやらせてください。髙田さんと榊原実行委員長、こんな微妙な試合でしたけど、もっともっと成長して頑張るんで、大晦日よろしくお願いします」と髙田延彦RIZIN統括本部長、榊原信行RIZIN実行委員長宛てのお歳暮をスタッフに託してリングをあとにした。

KINGレイナ インタビュー

「納得全然いかない試合でした。勝ったのはまあいいかなって感じですね」

──試合の感想からお願いします。

KING 「納得全然いかない試合でした。でまあ、言い訳になっちゃいますけど、この間のDEEPからもう少しやらなければいけないことがあったなって感じですかね。」

──今回は急遽だったということもあり、準備期間が短かったということもあると思うんですけど、勝利したというのは事実だと思うのですが。

KING 「そうですね。勝ったのはまあいいかなって感じですね。」

──最後はローキックで相手はかなり削られたと思うんですけど、時間があれば極められた試合でしたか?

KING 「そうですね。もう少し時間があればローキックでもパンチでもKOできたのかなっていうのは感じてはいます。」

──毎回、自分よりかなりデカい相手と闘っていて、今回も情報が少ない中での試合だったと思うんですけど、判定勝利は納得いかないと思うのですが、結果としては勝って次につながったという感じではありますか?

KING 「そうですね。次にもつながりましたし、年末もっと、もっともっとファンを沸かせるような試合をしようかなって思っています。」

──今まで無差別級の試合も多かった中で、今回は75kgという体重で闘って、これからはもう少し自分の体重に近い選手としのぎを削って成長していきたいという気持ちはありますか?

KING 「そうですね。大きいのは結構やってきているので。この間のDEEPでの試合のほうが圧倒的に体も動いていますし、軽量のときに食べても食べても体重が増えなかったですし、逆に寝たら1kg落ちちゃうくらいだったので、軽い階級というか、もう少し落として試合をしても、てかもう少し落としたほうが動けて面白い試合ができるのかなってのは思っていますね。」

──テレビを観ている限りでは分からなかったんですが、榊原さんと髙田さんに届けたお歳暮の中身はなんだったのかと、その届けた意味を聞かせてください。

KING 「前回高田さんがtwitterで上げていたものと同様のものを贈りました。榊原さんにあげたのは、RIZINが年末に出してくれるって言ったので、そのお願いと、切っちゃってからtwitterに上げていたので、今回は切る前に上げてもらおうかなと思って渡しました。」

──年末闘いたい相手はいますか?

KING 「別にいないですけど……、誰がいるんですかね? わからないですね。もうちょっと軽いというか、同じくらいの身長じゃないですけど、もう少しやりやすいというか、スタイルももう少し変わりますし、もう少し素早く動けるかなっていうのはあるので、それに近いような人とやりたいですね。」

──今日は「ちょっと体が重いな」って感じはありました?

KING 「若干、脚が重いかなって思いましたね。」

──今日の試合を踏まえて課題は見つかりましたか?

KING 「いろいろありますかね。コンビネーションをもう少しやろうかなっていうのと、寝技の攻防も少し見直していこうかなとは思っています。」

──年末までにもう1試合くらいやりたいのか、それとも年末の1試合に集中したいって気持ちなのか、そのへんはどうですか?

KING 「特にそういう気持ちはないですけど、オファーが来るんだったらやろうかなってくらいです。まあ、やるなら1カ月前にオファーしてくれないと出れないんで。それだけですかね。」

──今日の入場曲が、ご紹介のあった新しいバンドの曲のほうに変わっていたと思うんですけど、それはどういった心境の変化だったのでしょうか?

KING 「このDROP DOLLの曲は、私がたまたまYouTubeを観ていて「面白い子たちいるな」と思って、まあ急だし、ちょっとみんなをビックリさせてみようかなっていうので、新しく入場曲を変えてみたっていうのと、もとのDROP DOLLの『We Go』とは違う、ちょっと私風にアレンジしてもらって、前のバイオハザードの曲をイメージさせるようなところからスタートしてもらうようにアレンジしてもらった、っていう感じですかね。」