[RIZIN 女子 MMA トーナメントルール(49.0kg)]

優勝候補と言われたユスケビッチに浅倉が完勝!!

シルビア・ユスケビッチ

浅倉カンナ

1R、お互いに打撃で牽制する中、浅倉の片足タックルはテイクダウン失敗。しかし二度目のタックルでテイクダウンに成功すると、サイドポジションを奪取。ユスケビッチのボディにパウンドを打ち込んでいく。残り時間20秒で浅倉は自ら立ち上がり、強烈なパウンドを打ち込んだところで1R終了。

2R、浅倉の左フックがヒット。そして両足タックルに入るがテイクダウンならず。しかし、ユスケビッチのフックをかいくぐって二回目の両足タックルでテイクダウンに成功する。中腰の体勢から体重をきかせたパウンドを落としていく浅倉に、ユスケビッチも下からパンチで応戦するが、浅倉のプレッシャーに防戦一方になる。

3R、スタンドでの打撃に活路を見出すしかないユスケビッチを、ゴングと同時にタックルでテイクダウンさせる浅倉。ユスケビッチは立ち上がることに成功するが、浅倉はまたもタックルで倒すとバックマウントを奪取。強烈なパウンドを入れ、試合終了のゴング。
判定3-0で浅倉が完勝を収めた。マイクを持った浅倉は、「今日は応援ありがとうございました。本当は一本で勝ちたくて…勝ったけど悔しくて。勝つことができたのは良かったと思っています。一回戦突破できたので、大晦日、決勝で日本人対決がしたいです。ありがとうございました」とコメントした。

浅倉カンナ インタビュー

「めざしているところは決勝戦でRENAさんと闘うことなので、そこまで勝ち上がっていきたいです」

── 試合の感想をお願いします

浅倉 「今回は一本を極めたくて、極められる場面もあったんですけどまた極められず、試合終わった後は悔しかったですね。今はちょっと時間が経って、勝ったことに対してはほっとしているんですけど、「一本極めたかったなぁ」というのはまた今回もあります。」

── 試合自体は完全にコントロールしたと思うんですけど、それについては。

浅倉 「そうですね。1R終わって「これ、いけるな」って思ったんですけど、うん、極められる部分でまだ極め切れなかったことが課題かなって思います。」

── 次に向けてその課題を、って感じですか?

浅倉 「そうですね。でもまあ、今まで試合をやってきてちょっとずつ、ちょっとずつですけど強くなっているなって実感も自分ではあるので、また年末まで、年末に進むことができたので、ちょっとずつですけど強くなっているところを見せられればなと思っています。」

── ちなみに次の対戦相手が決まりましたけど、試合は見られましたか?

浅倉 「試合は見ていました。」

── どんな印象を持ちましたか?

浅倉 「手足が長くて打撃も相当すごいんで、自分の得意なテイクダウンを取って、って持っていければいけると思うんですけど、やっぱり打撃が相当うまかったので、そこはまたこれから練習してって感じですね。」

── 2つ質問があります。まずは誕生日の週でどのような感じでいらっしゃいますかということと、あとは試合の中ですごく良いパフォーマンスでスマートでスムーズな動きをされていたと思うのですが、どのように感じられていますか?

浅倉 「誕生日のことは正直、ちょっと今忘れてて、今言われて「あ、誕生日だったんだ」って感じです(笑)。試合に関しては、いつもどおりの動きはできたことはできたんですけど、まだ出せたなっていうのがあるので、ちょっと悔しいですね。」

── 次のマリア・オリベイラ選手の試合を見ていかがでしたか?

浅倉 「試合が終わってすぐ試合を見ていたんですけど、打撃が相当すごくて手足も長いので、それに対応できる練習をしていって、自分の得意なテイクダウンに持っていければ勝てない試合じゃないと思うので、しっかり練習して、自分がめざしているところは決勝戦でRENAさんと闘うことなので、そこまで勝ち上がっていきたいです。」

シルビア・ユスケビッチ インタビュー

「カンナ選手は間違いなく強かったです」

── 試合を振り返って感想をおねがいします。

ユスケビッチ 「カンナ選手は間違いなく強かったです。ただ自分が自分らしい試合ができたらもっと違う結果だったかもしれません。

── カンナ選手はどこが一番強いと感じましたか?

ユスケビッチ 「彼女は立ち技から寝技に入るところが非常にダイナミックでした。そこに強さを感じました。

── RIIZNの印象は?

日本の印象はとても良かったです。RIZINに出場できたことをありがたく思っています。