才賀紀左衛門
天心はまだMMAではトップファイターとはやってないじゃないですか。俺はトップファイターと試合をしてきているので
──現在のコンディションは？
才賀 まあまあいいですが、いつも以上に軽い階級なんで減量がちょっとしんどいっすね……。
この階級ではもうやりたくないな。
──格闘家を何年も続けていますが、今回の試合は特別な想いはありますか？
才賀 もちろんありますね。やっぱりファイターとしても彼は凄いですし、立ち技ではあの階級で最強と言われているじゃないですか、年下ですけど選手としてもそうですし、人間としても尊敬しています。天心は昔から大好きな選手なので今回の試合は楽しみですよね。
──試合のイメージはできていますか？
才賀 だいぶ描かれてますね。こうなった時はこうするっていうのはイメージできてます。やっぱり立ち技のほうが組み立てやすいですよね。
──1ラウンドで決めたいですか？
才賀 それは向こうが立ち技の選手だからね立ち技で勝ったら俺の株はもっと上がるから。1ラウンドで決めれるんだったらもちろん決めたいですけどそんなに甘くはないので、でもいける時はいきます。2ラウンドになったらMMAなんで、
1ラウンドしっかりやって……でも俺はファイターなんで最強と呼ばれている相手とどこまでやれるのか。俺は結構いけると思うので、それは試したい。
──MMAではどのくらいの差はあると思いますか？
才賀 結構あると思います。MMAの打撃と立ち技の打撃は全然違うので、そこでも見せれるかなと思います。天心はまだMMAではトップファイターとはやってないじゃないですか。俺はトップファイターと試合をしてきているので。そこは言い方は悪いですけどイージーかなと思います。でも彼は天才やから、すげえに伸びているかもしれないし。
──打撃はどんな練習をやってきましたか？
才賀 ボクシングとか、キックはK-1のファイターとやったりしましたね。
シーナ・スター
RIZIN、日本で闘うということは特別な意味を持つんです。ここは純粋な闘いを実現できる舞台だと思うので、光栄なことですね
──日本に来るのは初めてですか？
スター そうです。
──どうですか？
スター 今のところ楽しんでいますよ（笑）。町並みも綺麗だし、ご飯も美味しいし、日本食は自分にとって新鮮ですね。最高です。空気も美味しいです。
──リング上のファイトスタイルを教えてください。
スター 私はシーナ・スターです。2010年くらいからファイターをやっています。どちらかというとストライカーで、ムエタイのファイトスタイルが強みですね。
──相手の真珠・オークライヤーはプロデビュー戦になりますけど見たことありますか？
スター 彼女の最初の試合が行なわれた会場に私もいたんですよ。とても才能のあるファイターだと思います。スポーツマンシップに溢れていて、スマイルもキュートですよね。ただ、経験が足りないと思うので、プロデューまでもっと経験を積んでおけばよかったと思いますけど、もう今さらしょうがないですね。
──試合のプランはもうできているんですか？
スター いくつか作戦というか考えていることはありますけど、ここでああしようというイメージはあっても、私も何年もやって来ていますから、試合で思うようにかないということはわかっています。結局のところは本番で闘って、対応する、ベストを尽くすということになりますね。
──真珠の母親はタレントで注目されていますが、知っていますか？
スター それはわかっています。彼女が初めての試合でもテレビクルーが凄くフォローしていたのも見ていますし、彼女が日本に来てからマスコミに注目されていて、とこかに行くたびにカメラがついているので十分わかっています。
──そういう相手に勝つことはおいしいと思いますか？
スター 素晴らしいことだとは思いますけど、私は謙虚なタイプなんですよ。注目度が高いからと言ってやったーとは思わないです。普段はあまり目立たないようにするタイプなので。そういう中でしっかり勝つのは重要だと思うので、キッチリとねじ伏せて勝ちますよ。
──アマチュアの戦績が40戦以上あると思うんですけど。
スター 試合数はこなしていますし、レベルの高いところでやっていきました。
──黒星が多いですけど、MMAが好きだから続けていたんですか？
スター まさにそのとおりですね。あとは負けた試合から学ぶことが多くて、リスクを取って勝ちに行った結果ですので、自分の殻を破って負けた試合からより学ぶことも多かったです。そしてそこからカムバックしようという気持ちがわいて、継続する気持ちになりました。
──MMAに対するLOVEは真珠よりも強いですか？
スター 愛情とかは自分自身の中にあるものなので、彼女との比較で答えられないし、彼女がどういう意味で闘っていくのかは測れないです。ただ、自分の中にある愛情だけは強いと思います。
──RIZINは大きな舞台であり、注目されています。国際的な舞台で自分自身を披露することにどういった感情がありますか？
スター 本当にそれは信じられないほどの光栄なことだと思っています。私が最初に闘い始めた頃、PRIDEを何度も見たんですけど、いつか闘いたいと思っていまっした。そういった経緯もありますし、RIZIN、日本で闘うということは特別な意味を持つんです。私は闘志に溢れたタイプのファイターだと思っていますので、その他の団体では規制の厳しいトーナメントもあるんですけど、ここは純粋な闘いを実現できる舞台だと思うので、光栄なことですね。謙虚な姿勢で受け止めたいです。
──RIZINはアメリカのルールと違いますが、どう対応しますか？
スター なかなか答えは難しいですね（笑）。RIZIN用というよりは私も経験があるので、各州の違ったルールで闘ってきたので、その対応はまったく問題ないと思っています。RIZIN用のトレーニングではコーチのサポートもあるので問題ないです。結局闘いは本能的なものだと思うので、本能に従って闘っていけば問題ないです。
レイディー・タパ
コンディションは最高だ。レイディー・タパはリングの女王だ。KINGレイナを倒す準備はバッチリできている
──隣にいるあなたはどなたですか？
ビッグレッド 私はビッグレッド。こちらはレイディ・タパ。リングの女王だ。
──どのような関係ですか？
ビッグレッド 私は旦那でもあり、マネージャーでもある。
タパ KINGレイナとの闘いに備えて、声とエネルギーをセーブしたいの（笑）。
──あなたが代わりにしゃべるということですね。コンディションはどうですか？
ビッグレッド コンディションは最高だ。レイディー・タパはリングの女王だ。KINGレイナを倒す準備はバッチリできている。
──KINGレイナはレイディ・タパをぶっ倒すと言っていますが。
ビッグレッド レイディ・タパはリングの女王だ！ そんなことは不可能だ！ 彼女には勝機もチャンスもない。
──前回のレイナの試合はご覧になられましたか？
ビッグレッド KINGレイナの試合は観ていない。そういうことにフォーカスするよりは自分にフォーカスしなければならない。トレーニングもしてきたし、彼女には最高のチームがついているし、最高のトレーナーもついている。リッキー・スナイパー、ディランもついている。完璧な準備はできている。
──どういう形で倒すつもりですか？
ビッグレッド 単純にノックアウトするだけだ！ すぐにノックアウトするよ。
──MMAの練習はアメリカン・トップチームでやってきたんですか？
ビッグレッド そうだ。リングの女王はアメリカでやって来た。ノースカロライナのレスリングチームだ。
──どのような準備をしてきたんですか？
ビッグレッド トップシークレットだ！ シー！
──KINGレイナを倒したあとの目標は見えていますか？
ビッグレッド 闘い続ける。そしてRIZINに出続ける。彼女は闘うのが好きだし、総合格闘技を愛している。だから、闘い続けるだ。KINGレイナはしっかりと覚悟して闘え！
──KINGレイナの強い投げに対しての対策は十分ですか？
ビッグレッド KINGレイナに対して自分が何かを準備するわけではなく、自分自身の準備が整っていれば大丈夫なんだ。むしろ、KINGレイナがレイディ・タパに対して準備しろ！
──KINGレイナのキャラクターに対してはどう思っていますか？
ビッグレッド 可愛いねえ（ニヤリ）。いろいろ着たり、熊持ったり、ロリポップを持っていてとても可愛いよ。だけど、最終的にはレイディ・タパがすべてを潰してしまう。KINGレイナの頭をあのロリポップで砕いてやるよ。熊のぬいぐるみはこうなる！（と言いながら、蹴飛ばすジェスチャー）。私自身がここに来て興奮してしょうがない！ 長時間かけてアメリカから来たから、興奮冷めやらないぜ（笑）。フォー！
──レイディ・タパさんから言葉が欲しいんですけど（笑）。
ビッグレッド どうしても彼女はエネルギーをセーブしたいんだ。レイディ・タパはしっかり準備しているので、しっかり目に焼き付けて見るように。
──前回の対戦相手と比べるとだいぶタイプが変わりますし、ウェイトを下げるのは難しいと思うんですけど、それに対してはどういう準備をしてきましたか？
ビッグレッド 確かにギャビ・ガルシアとはまったく違うが、前回は体重を落とさなきゃいけない状態だったけど、今回は体重もベストで来ているので、しっかりと対戦相手をリスペクトして、試合に臨むだけだ。すべてを出し切って、どれだけ勝ちたいかという気持ちにかかっている。とにかく勝つ気持ちで来ている。
──KINGレイナは寝技があります。前回の試合でも寝技に持ち込んで自分よりも大きい相手に勝っていますが、それについてはどう思いますか？
ビッグレッド すべてに置いて準備はできている。レイディ・タパは寝技も強いし、スタンドも強い。それもチームのおかげだ。まったく奴らはいい仕事をしてくれたぜ（笑）。もうすべてにおいて準備は万端だ！
──次の対戦相手としてギャビ・ガルシアを望みますか？
ビッグレッド 対戦相手はRIZIN次第だ。もちろんギャビと闘いたい気持ちはあるが誰だろうと関係ない。今回はKINGレイナ覚悟しとけということだ。レイディ・タパは誰が来ても準備をしておくだけだ。
カール・アルブレックソン
前回のパフォーマンスは自分でも酷かったし、受け入れられないけど、新しい自分をさいたまスーパーアリーナで見せたいと思います
──コンディションはどうですか？
アルブレックソン 火曜日に日本に来たんですけど、リズムもできてきて、これまでの人生で一番最高の状態という実感があります。
──去年のRIZINのトーナメントで負けてしまいましたが、どのような準備をしてきたんですか？
アルブレックソン しっかりと生まれ変わらなければならないと思いました。前回のパフォーマンスは自分でも酷かったし、受け入れられないけど、新しい自分をさいたまスーパーアリーナで見せたいと思います。
──今回の対戦相手はどのような選手ですか？
アルブレックソン テオドラスは非常にプロフェッショナルでタフなファイターだと思います。でも、持っているオプションは自分が上だし、選択肢もあるし、戦略もあります。タフさは同じレベルだと思っているので、より多くのオプションを持っている私に勝つチャンスがあります。
──第1試合は重要です。どのような気持ちで臨みますか？
アルブレックソン 自分に課せられたタスクは理解していますし、凄く名誉なことだ思います自分の任務を全うして、素晴らしいショーを見せて、素晴らしい1日になるようにペースを作り上げたいと思います。
──対策は？
アルブレックソン 特別テオドラスに似せたファイターを用意したことはないですけど、ボクシングのスパーリングをしてきたし、スウェーデンのボクサーとしっかりスパーリングをしてきました。UFCの一流の選手ともトレーニングしてきたの自信を持って臨むことができます。
──グスタフソンは良いパートナーですか？
アルブレックソン ただの練習ではあったけど、凄くいい選手でした。
──あなたは若いファイターですけど、今回の相手はちょっとユニークというか今までとは違ったタイプだと思います。相手によって感じることはありますか？
アルブレックソン テオドラスもれっきとしたファイターですし、寝技がどうとかスタンドがどうとかというのはないです。完璧なMMAファイターなのでお互いにプロの試合をしたいと思います。
──日本の文化やファンの印象は他の国と比べてどうですか？
アルブレックソン 日本では非常に敬意を表してくれるのを感じています。世界のどこの国とも扱われ方が違いますし、競技の扱われ方も違いますし、名誉を感じます。凄くリスペクトされているので、他の国とはまったく印象が違います。