UFCトップ戦線で活躍していた堀口恭司がRIZIN電撃参戦! 日本フライ級最強の元谷友貴といきなりの頂上決戦!

1R、堀口の右ストレートがヒット。そして組みつきからテイクダウンに成功し、左のパウンドを当てると自らスタンドに。堀口はさらに右ストレート、右ひざ、左右のワンツーをヒットさせるが、元谷が胴タックルから堀口をテイクダウンさせる。ここで立ち上がった堀口は、さらに伸びるストレートでプレッシャーをかけ元谷をテイクダウンさせると顔面にパウンドを落とす。そしてまたもスタンドに誘うと、間合いを詰めてくる元谷のローに合わせてカウンターのパンチを狙っていく。そして正拳突きで元谷をぐらつかせるとバックチョークに入るが、元谷はこれを極めさせず。両者のスタンドでのスピーディーな打撃の攻防にたえず歓声が沸き起こる。

2R、堀口が左ハイから組みつきで元谷をテイクダウン。下からアームロックを取りにいく元谷に対し、堀口は中腰でパウンドを当てていく。さらにパンチで元谷をコーナーに押し込むと、豪快に抱え上げてのテイクダウン。元谷のタックルを切った堀口がバックに回ると、元谷はアームロック狙いに。しかし堀口は足払いで再びテイクダウンさせる。ここで試合終了のゴング。判定は3-0で堀口が勝利をおさめた。

試合後、マイクを取った堀口は「はじめまして、堀口恭司です。UFCでちょっと名前売れてたんで、もっと強いのかなとみんな思ってたと思うんですが(笑)、元谷選手がすごく強くてびっくりしました。もっと自分も強くなれるよう頑張るので応援お願いします。そしてこれからRIZIN盛り上げるのでよろしくお願いします! アイ・ラブ・ジャパーン!」と叫んで笑顔を見せた。

堀口恭司 試合後インタビュー

──試合の感想をお願いします。

堀口 久しぶりのリングだったのでパウンドとか打とうと思った時とか手が引っかかったり、うまく蹴れなかったので、そういうところの対策が必要だなと思いました。

──元谷選手の印象はいかがでしたか?

堀口 寝技もしっかりできて立ち技もしっかりできて強い選手だなと思いました。

──イメージ通りにいけた感じですか?

堀口 しっかりKOで勝ちたかったんですけど、相手の粘りもあって、巧く逃げられたなという感じです。

──1ラウンドは仕留められるようなところでした?

堀口 もうちょっと自分が攻めにいけば取れたかなと思ったんですけど、ちょっと入りが浅くて、これは極まんねえなって。あそこは絞めたかったですね、しっかりと。

──RIZINという舞台はどうでした?

堀口 会場もデカくて、お客さんも入っていて、凄く興奮しましたね。

──元谷選手が飛び蹴りしてきたのをパンチで止めたりしてましたけど、そのタイミングはどういうタイミングで決めていたんですか? あと猪木-アリ状態からの攻撃が見られましたけど、あれRIZINだから使える技ですが、あれが使えた時の気持ちはどうでした?

堀口 まずタイミングに関しては伝統派空手がそういうタイミング勝負の競技なんで、そこで培ったものを自分は武器にして闘っています。あと、猪木-アリ状態からのフットスタンプみたいなのは練習していたんですけど、思っていたより自分の身体に染み付いてなくて、相手が寝技の選手なので無理にいってもしょうがないなというのもあったし。まあ、これからどんどん使っていきたいなと思っています。

──UFCで闘っていましたけど、UFCは5分の試合です。RIZINは10分ですけど、身体への影響や違いはありましたか?

堀口 全然10分に関しては長いと感じずに2ラウンドで終わっちゃったっていう。「あ、もう終わっちゃった」っていう感じです。そんなに違いは感じなかったです。

──スタンドでもグラウンドでもだいぶパンチを当てていましたけど。

堀口 結構ありましたね。でも、元谷選手強い選手なので粘り強かったですね。

──グラウンドにもっていってフィニッシュしたかったのか狙いはどうだったんですか?

堀口 自分的にはどっちでもいけるというか。組んでも打撃でもいけると思ったので、ATTで試したりはしてましたね。