4月10日(月)、『RIZIN 2017 in YOKOHAMA - SAKURA - 』に出場する浅倉カンナと那須川天心がパラエストラ柏で公開練習を行なった。
それぞれ2分のシャドー、ミット打ち、マススパーリング、最後に那須川選手と浅倉選手のマススパーリングが行なわれた。
今大会が2度目のRIZIN出場となる2人。大会を6日後に控え2人のコンディションは万全。那須川は「調子は見ての通り最高ですね」と答えるほどの仕上がりの良さを見せた。
■以下質疑応答
——試合まで1週間を切りました、今の心境を教えてください。
浅倉 追い込み練習も終わってバッチリ仕上げてこれたのであとは試合をやるだけです。
那須川 やるべきことは全てやったのでしっかり調整して試合に臨むだけかなと思っています。
——お2人ともにRIZINは2度目の出場となりますが。
浅倉 前回は負けちゃったので、今回は負けられないなと思っています。
那須川 前回は2試合やってインパクトのある勝ち方ができたと思うので、今回はそれ以上の勝ち方をしなきゃいけないなっていうのがあるので、しっかり魅せたいなと思っています。
——那須川選手は次がMMA3戦目ですがだいぶ慣れてきていますか?
那須川 慣れてはきているんですが、ここ(パラエストラ柏)で練習をしていると周りにいる人が凄く強いので、自分が強くなったかあまり実感が湧かないですね。でも問題はないですね。
——浅倉選手は前回は惜しくも敗戦してしまいましたが、そこから強化したところはありますか?
浅倉 年末は打撃が全然できなくて、2月に試合があったんですけどそこまでにまた打撃を強化して、この4ヶ月間で結構打撃は強化できたんじゃないかと思います。
——サブミッションの引き出しは増えましたか?
那須川 増えたと思うんですけど、そっちにはこだわらず相手も打撃の選手なので。チャンスがあれば極めにはいきたいんですが基本はまずは打撃かなと思っています。チャンスがあれば一発で倒したいです。やっぱりお客さんが一番湧くのは相手の意識を断ち切る、「倒す」っていうことだと思うので、相手を失神させてたいと思ってます。
——先ほどのスパーリングでタックルを切ってからのパウンド、サッカーボールキックを見せていましたけど試合を想定したものですか?
那須川 相手も色々と調整はしてくると思うので、まずは切る練習はしたので(タックルを)切ることはだいぶ慣れたかなと思っています。そこから打撃につなげたりRIZINはサッカーボールキックがありなのでそこで蹴って終わらせてもいいかなって思っています。
——相手は打撃が得意な選手ですがタックルが来ることは想定してるんですね。
那須川 考えてます。もしタックルをやられた時に考えてないと反応できないので。何が来ても大丈夫なように考えてます。
——浅倉選手は女子の試合の中でのトップバッターですがそれはどう考えていますか?
浅倉 女子のトップバッターとして大会の勢いをつけていければいいなと思っています。
——お2人は一緒に練習する機会はあるんですか?
那須川 ありますね。
——そこでの技術交換ってあるんですか?
那須川 自分はタックルとか寝技の展開を「ここはどうしたらいいの?」とか聞きますね。知らないことばかりなので。最初のほうは(浅倉選手に)やられていたので。
浅倉 (笑)
那須川 やはり聞くことが覚えることへの近道かなと思っているので、いろいろな人に聞いていますね。ボクは逆に打撃を何回か教えましたね。
——浅倉選手の吸収はどうですか?
那須川 やっぱり早いんじゃないかなと思います。打撃の試合にも出て欲しいですね(笑)。
——浅倉選手は那須川選手に教えていてどういう印象を持ちましたか?
浅倉 もともとの運動神経とか反射神経が凄いので、覚えるのも感覚を掴むのも早いと思います。打撃を教えてもらったんですが凄い勉強になりました。
——お2人は同世代ですがそこでの連帯感ってありますか?
那須川 (浅倉選手が)1個上なんですが、「負けられないな」っていう気持ちはあります。もちろん試合にも負けたくないですが彼女にも負けたくないっていう気持ちはあります。
——浅倉選手は?
浅倉 まあ、そんなあんまり、あれなんですけど……(笑)。
那須川 ……(笑)。
浅倉 一緒に盛り上げていければいいなって思ってます!!