——RIZINに参戦が決定しましたが今の心境はいかがでしょうか。
伊藤 素直に嬉しいです。やっと出れるっていう。1年前からずっと出たいと言ってきて、去年の大みそかにチャンスを掴んだのに怪我で出れなくなってしまって…。それでやっと「RIZIN 2017 in YOKOHAMA - SAKURA - 」に出場することが決まって。横浜アリーナで試合をしたいっていうことはZSTでチャンピオンになってからずっと言ってきたことで、それが叶うので本当に嬉しいです。
——地元横浜でもありますが、横浜アリーナには何か特別な思い入れがあるのでしょうか。
伊藤 横浜アリーナでは絶対にやりたくて、地元っていうのもありますし、成人式も横浜アリーナでやりました。で、勝村先生も試合をしたことがあるっていうのを聞いて、絶対に出たいと思っていました。だから特別な想いはありますね。
——今回の対戦相手は才賀紀左衛門選手ですが、どういう印象をお持ちですか?
伊藤 立ち技の選手なので蹴りが凄いという印象があります。やっぱり自分よりも有名じゃないですか? 格闘技好きな人だったら自分のことを知ってる人もいると思うんですけど、一般の人からしたら「伊藤盛一郎って誰?」ってなると思うんですよ。でも自分より有名な才賀選手にバシッと勝ってしまえば「おいしいな」と思ってますね。
——現段階では知名度では負けているかもしれませんがひっくり返してやろうと。
伊藤 はい、思ってます。ZSTを代表してきているので、自分が勝ってZSTをもっと有名にしたいですね。
——RIZINの会場、雰囲気にはどういう印象をお持ちですか?
伊藤 やっぱり演出が凄いじゃないですか。光も音も凄いし、煽りVTRの映像も凄いカッコいい。「昔テレビで観てたあれだぁ」って思いましたね。「ここで試合をしてみたいな」って思いました。初めて会場で観たときにRIZINに出たいと思いました。
——RIZINデビュー戦での入場はどんな風にしたいなど考えていますか。
伊藤 オリジナルの入場曲なのでそれを聴いてほしいっていうのはありますね。でもまだ当日にならないとわからないですかね。
——緊張はする方ですか?
伊藤 自分は緊張しないんですよ。
——緊張しないですか。
伊藤 はい。
——伊藤選手は終始朗らかな感じがするんですが、試合になるといきなり変わるんですか?
伊藤 自分は入場の直前に変わりますね。控え室でもピリピリしてる感じでは一切なくていつも通りなんです。本当に入場直前でスイッチが入りますね。
——へぇ〜、相手に挑発されたとしても変わらないですか?
伊藤 そうですね。たぶん変わらないと思います。ただ、いままではあまり挑発されたことがないですね。でもされたとしても自分のスタイルは変わらないですね。
——常に平常心でいるということですね。
伊藤 はい、いつも通りです。まぁ、チャンピオンなので。
——いまフライ級が盛り上がってきていますが、フライ級からRIZINを盛り上げていきたいとう意識はありますか?
伊藤 あります。重量級ってやっぱり外国人選手が強いじゃないですか。試合が激しくて面白いのはわかるんですけど、自分は一般の人から見たらよくわからないんじゃないかなと思うんですよ。軽量級は日本人も多いし体格も同じくらいなんで、観てる人達も「自分よりちっこいな」とか「自分と同じくらいだな」とか、そういう選手が闘っている方が共感してくれるんじゃないかなと思います。
——次回大会は堀口選手と元谷選手の試合もありフライ級の試合がより注目されると思うんですがプレッシャーは感じますか?
伊藤 プレッシャーは感じません。
——そこも常に平常心なんですね。格闘技に関係なく日常生活でプレッシャーを感じる場面ってありますか?
伊藤 うーん…、ないです。
——ないですか⁉︎(笑)。伊藤選手は何事にも動じないんですね。
伊藤 スーパーポジティブなんで(笑)。
——紀左衛門選手も那須川天心選手も同じことを言ってましたね。
伊藤 ホントですか(笑)。やっぱりマイナスなことを考えてるといいことないと思うんですよ。ネガティブな発言はしないし、やっぱりネガティブなことばかり言ってるとそっちに引っ張られて行っちゃうような気がするんです。だからそういうことは考えないですね。「常に前へ前へ向いていこう」って感じですね。まあ、なんとかなるだろうと(笑)。
——いいですね! では最後に意気込みをお願いします!
伊藤 RIZINではデビュー戦になるんですけど自分の試合をまだ見たことがない人もいると思いますが、横浜大会は一番いい試合をして盛り上げますので応援してください! よろしくお願いします!
<伊藤選手が出場するRIZIN 2017 in YOKOHAMAの大会概要はこちら>
http://jp.rizinff.com/_ct/17028393