「リトアニアの狼男」が再びRIZINに登場。東欧からの刺客、シモン・バヨルを迎撃する。無差別級トーナメント開幕戦、RIZINトーナメントルール5分2Rで行われる。

1R、序盤からお互いが積極的に打撃戦に出てくる。オークストリスの右アッパー、バヨルの左フック、左ミドルがそれぞれヒット。バヨルがスタンドでやや優位に立ち、1R終了のゴング。

2Rもスタンドでの打撃勝負に出る両者だが、バヨルが両足タックルでオークストリスをテイクダウン。バックから顔面にパンチを入れていく。そしてマウントポジションを奪取すると、バヨルは強烈なパウンドをオークストリスの顔面に落としていく。オークストリスは何発もパウンドを被弾して防戦一方に。バヨルが完全に試合をコントロールしたまま試合終了のゴング。

判定は3-0でシモン・バヨル。オークストリスがまさかの完敗を喫した。

シモン・バヨル コメント

──試合の感想をお願いします。

バヨル 皆さんご覧の通り、簡単な試合ではありませんでした。しかし、コーチと一緒に立てた作戦が良くて、それが効果的でした。

──右足をケガされたんですか?

バヨル 右足じゃなくて左足を痛めています。でも、ケガではありません。

──それは試合中ですか?

バヨル 試合の1ラウンドで相手を蹴ったときに痛めました。まあ、1週間あれば治ると思います。

──では次の試合に向けての意気込みをお願いします。

バヨル 今回のRIZINに出場できて非常にうれしく思っております。名誉だと思っております。今後の試合に向けて、200%の力を入れて準備していきます。

テオドラス・オークストリス コメント

──試合の感想をお願いします。

オークストリス ひとつだけ申し上げたいのは勝ちにいったけど勝てなかったということです。

──自分のプラン通りに進められなかったということですか?

オークストリス 立技をいかして距離を取って闘いたかったんですけど、相手は体格も大きくて力も強かったと思います。1ラウンドに目をアタックされたけど、ゲームプラン通りに進められました。でも、2ラウンドに寝技にもちこまれて逃げられませんでした。相手の体格も大きかったですし。最終的には逃げられましたけど、試合は見てのとおりでした。

──またグランプリが開催されたら出場したいですか?

オークストリス もちろんです。機会があれば。RIZINに出るということは夢でしたので、対戦相手は誰でもいいので出たいです。そのときは身体は小さいですけど、ベストを尽くして勝ちにいきたいと思います。