(win)ギャビ・ガルシア
1R 2'42" アームロック
デスティニー・ヤーブロー(lose)

「霊長類ヒト科女子最強」と言われるギャビのMMA3戦目。対するは、「Ms.アルティメット」ことアメリカンフットボールからMMAに転身を果たしたデスティニー・ヤーブローの一戦だ。RIZIN女子MMAルール5分3R、無差別契約で行われる。

1R、ヤーブローの右ローで試合はスタート。ギャビのパンチに合わせて、片足タックルを取りに行くヤーブローだが、ギャビはテイクダウンを許さず。ギャビのストレート、ジャブがヒット。

再びタックルに来たヤーブローを潰すとギャビはバックからの顔面パンチ、そして膝蹴りを当てていく。そしてサイドポジションから右腕をアームロックで極めると、ヤーブローはあえなくタップ。打撃の進化をうかがわせるギャビが秒殺勝利をおさめた。

ギャビをマイクで「アリガトウ。今日は家族はここにはいませんが、この勝利を家族に捧げたいと思います。何回もやめようと思いました。父が子供の頃にトラックの運転手をして私を支えてくれると言ってくれました。私が遠く離れた時に、父は泣いたと言ってましたが、私も泣いて頑張りました。本当にありがとうございました。ここで女王の座を示しました!」と喜びを爆発させた。

ギャビ・ガルシア コメント

──一本勝ちをしましたが、自分のゲームプランどおりにいきましたか?

ギャビ 今回は私が考えてたとおりになりました。今回は以前と比べて、もっと冷静に闘うことができました。ただ、体調があまり優れなく、夜もあまり寝れていませんでしたので、少し疲れが出ていました。ただ、なぜ勝利できたかというと練習を積んできたからです。限界まで練習してきました。だから、勝利できて、大変うれしいです。自分で感じているのは日々向上していっているのを感じています。今回の対戦相手とまた試合をすることになっても私が勝つと思います。私は日本の女王です。

──あなたは特に今回試合後のインタビューのときに本当に多くの感動を与えてくれました。ありがとうございました。あなたはあなたの家族や父親のことについて特別なことを話をしました。本当に感動しました。あなたは常にがんばってきましたけれども、あきらめずにやってきました。どのようにしてメンタルを保ってきたのでしょうか?

ギャビ 私のことについては多くの人に信用されていない部分がありました。私は日本でスタートして、日本で格闘家としての人生を終わりたいと言ったときに、かなり疑問視されたこともありましたし、その他にも中傷的なことも言われました。ただ、そのことがより私を強くしてくれたのだと思います。しかし、試合でそうではないとお見せできたと思います。その他に私に常に応援してくれた家族がいます。家族が本当に大変な想いをして、父はトラックの運転手をしていました。大変苦労して私を支えてくれました。父親は何度も泣いたと言っていましたが、私も泣きました。でも、あきらめませんでした。ですから、今回の勝利は家族に捧げたいと思っています。ただ、私自身も格闘技に人生をつぎ込んでいます。極限まで練習をして、痛みにも耐えてここまで来ています。だから、今回は勝てたことについてホッとしています。今回の勝利は私を信じてくれた父親と家族に捧げたいと思いいます。先程榊原さんにに会いましたけど、彼に対して「ありがとうボス」と伝えました。「私を信じてくれてありがとう」と伝えました。私もこちらにまた戻ってきて、いい結果を出したいと思っています。

──1戦目、2戦目、そして今回の試合、かなり技術が向上したように感じました。それはどのようにしてそのような結果にもっていくことができたのでしょうか?

ギャビ たしかにそうです。今回の私は以前と違ったギャビです。私は今回は楽しんで参加しました。入場から楽しんで試合に挑みました。対戦相手からかなり打撃を受けたりしましたし、目にも打撃を受けましたけど、冷静に対応できたと思います。あと控え室に戻ってからも分析してましたけど、私はじっくりと研究することも好きですし、それと戦略を立てることも好きです。いろいろと戦略を立てて、一番良い結果になるであろうものを適用しています。だから、本当に今は自分がやっていることが好きです。今後もハードな練習を積んでいくと思いますし、今は身体も良くて、ケガもありませんので、続けていこうと思います。年末の出場を希望しています。

デスティニー・ヤーブロー コメント

——試合の感想をお願いします。

デスティニー 負けました。

——ギャビ選手は強かったですか?

デスティニー 思ったほどパンチは強くありませんでした。頭を下げてしまったのでそのまま寝技に持っていかれてしまいました。はじめに手応えをつかんだんですが、なかなかチャンスがつかみきれなくて自分が想定していたゲームプランで試合ができませんでした。

——今後もまたMMAに出場したいですか?

デスティニー もちろんです。この負けから学びことはたくさんありますので今後も続けていきたいと思います。