2015年12月29日 SARABAの宴 第五試合 スペシャルワンマッチ(RIZIN MIXルール)
1R
日菜太はサウスポーからの左ロー、左ミドル、左ヒザ、左ミドルと得意の攻撃で猛攻。宮田は左回りして攻撃の威力を弱めんとするが、日菜太はなお左ミドルから左ストレートを打ち込みこれで宮田はダウン。
立ち上がった宮田は左フック、右フックと放っていくが、しかし左ミドルを浴びてダメージで宮田は腕が落ちてきてしまう。日菜太は左ミドルを放ちながら宮田を追っていく。宮田は跳びヒザで反撃するも、日菜太は宮田が前に出たところに左ストレートを合わせて当て、宮田は2度目のダウンを喫する。
後のない宮田は再び跳びヒザを見舞うが当てさせてもらえず、残り時間は少なかったが日菜太は再びパンチを打ち込み宮田を三度マットに沈めてノックアウトした。
日菜太のマイク
「はじめまして、キックボクサーの日菜太です。僕はキックボクシングでご飯を食べてる数少ない選手だと思います。格闘技だけで食べていくのはものすごく大変なことですが、僕は格闘技をもっとメジャーにしたい、以前のK-1 MAXより夢のある世界を作りたいです。MMAもすごいリスペクトしていて、逆にMMAが先だったら僕が1Rでやられた展開になったと思います。この舞台に立ててすごい幸せです。3月のレベルス、後楽園ホールによかったら応援に来てください」
日菜太試合後インタビュー
―試合を終えての感想は?
キックの強さをアピールできたのはうれしいです。でも、もし最初にMMAルールだったら、まったく逆の結界なっていたのはわかっていたことなので。そういう意味ではうれしかったんですけど、素直に喜べるわけではないと思います。
―1R中に仕留めないといけないという気持ちのあせりは?
倒さなきゃという意識はありました。でも、それであせって、いつもはもらわないようなパンチを食らわないように、先に攻撃にいきました。
―宮田選手は戦前に逃げないと言っていましたが、試合での印象は?
インローが当たってからは向こうが下がって、それを追う展開になったというか。でも、その中でもかけ逃げとかしてこなかったので、そこは「宮田選手は男だったな」と思いますね。
―今度は1RをMMAルールにして、試合したいという気持ちは?
自分が今回上がったのは、キックをメジャーにしたいという気持ちです。なので、MMAファイターになりたいという意識はないです。ただ、もの凄くお客さんが喜ぶような、業界が盛り上がる試合であれば、もう少しオファーが半年前とかにもらえるなら、しっかり準備していきたいです。自分の望みとしてはキックの70kgで世界最強を目指しているので。キックはMMAに比べて稼げないというのが悔しいので、キックで一番になって、世界のアスリートの仲間入りができるようになればと思います。
―MMAの練習は?
3週間、ビッチリやりました。こんなに苦しいのはひさしぶりで毎日憂鬱だったんですけど、身体が強くなって、効果があると思いました。
宮田和幸試合後インタビュー
―試合を振り返っていかがですか?
思ったような感じにできなかったのと、総合の試合をしたかったですね(苦笑)。
―戦前のインタビューで「教えている子どもたちに前に出る試合を見せたい」ということでしたが、試合でもそれを心掛けましたか?
意外とやっている最中は冷静で、ラスト1分で逃げまくればいけるかなという気がしたんですけど、やっぱりそういう(子どもたちに対する)思いもあったので。キックルールでは階級も上のトップファイターなので強かったです。
―打撃は強かったですか?
はい、威圧感が凄かったです。