12月22日に「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」の記者会見が行われ、所英男vs才賀紀左衛門の対戦カードが発表された。この対戦は29日に行われる。
会見には、榊原信行RIZIN実行委員長、所英男、才賀紀左衛門が登壇。榊原実行委員長は「29日は『SARABAの宴』と銘打って過去に区切りをつける大会にしたいと話していましたが、大会まで一週間となった今日、それにふさわしいカードを新たに発表できることになりました」と、所英男vs才賀紀左衛門の対戦が29日に行われることを発表した。
「これで全カード揃いましたが、29日も31日も格闘技ファンに自信を持って届けられる対戦カードが組めたと自負しています。ここにいる二人も、間違いなく我々が届けたいもの、ファンが待ち望んでいるものを見せてくれるはず。日本の格闘技の魅力を、このカードから発信できたらと思います」（榊原）
「試合が決まってとても嬉しく思っています。年末の試合は自分の中ではお祭りというイメージがあるけど、必ず自分の力を出して才賀選手といい試合をして勝てるようにしたい。僕の練習仲間が才賀選手は強いと言っていたが、そういう選手にどんどん攻めていくことが出来ればいい試合になる。派手な試合をしたいと思います」（所）
「僕は総合に関しては経験が浅くて次が3戦目。練習通りの動きを試合でどれだけ出せるかというのがテーマ。所さんは僕がK-1甲子園に出ていた頃からテレビで見ていた選手なので今回対戦できて嬉しいし、僕と所さんの試合がいちばん華がある試合だと思う。僕が勝って世代交代できたらと思っています」（才賀）
そして、榊原実行委員長が29日、31日両日の試合順を発表。29日の『SARABAの宴』は第一試合の髙阪剛vsジェームス・トンプソンからメインイベントの桜庭和志vs青木真也までトーナメントを含む14試合、31日の『IZAの舞』はRENA vsイリアーナ・ヴァレンティーノからトーナメント決勝戦までの13試合、それぞれの対戦カードがルールとともに試合順に読み上げられた。
「2日間にわたって全27試合。待ち焦がれたファンにも、これだけ試合数があれば満足してもらえるはず。それぞれのカードに意義があると思います。判定決着よりも、一本やKOが多い大会になるのではないかと。試合数は多いけど、ダレた大会にはならないでしょう」（榊原）
また、大会当日の演出についても「同じ会場で、たった一日あいだを置いただけでこれだけ変わるのかというくらい変えます」とコメント。「音楽はもちろん、リングマット、グローブも含めすべてが変わります。ただ、変わるものもあれば、当然受け継ぐものもある。そのコントラストを前編、後編という形で両方見ていただければ。時代が動く瞬間を堪能していただけると思います」と語った。