10月23日(日)マリンメッセ福岡にて行われた湘南美容クリニック presents RIZIN.39の出場選手たちの試合後インタビューを公開!

クレベル・コイケ「嬉しいな!すばらしい!」

画像: クレベル・コイケ 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39 youtu.be

クレベル・コイケ 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39

youtu.be

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。

クレベル まあ、嬉しいな!すばらしい!今日、私チャンピオンになってるから。えっと今日ちょうど1年前からそれを待っていたので、めっちゃ嬉しいです。

ーー宣言通りの三角絞めは作戦通りに極められたのですか?

クレベル そう、間違いない、私すごいいっぱい練習した、三角。でも牛久が前に言っていたエスケープもディフェンスも、無理。自分、絞まったら無理です。でも自分それが嬉しいです。

ーーベルトを持って、サトシ先生、マルキーニョス先生と3人でベルトに語りかけていたようでしたが、何をしていたのですか。

クレベル このベルトに後で3人で話していたのは、神様に感謝していました。ありがたいと。いつも言っていて、自分の家族とか知り合いとか、みんな多分知らないけど3人でずっと一緒にずっと頑張ってきた。最初(一人?**)だったらめっちゃ難しいけど、3人だったから、ずっと夢がある。ずっと頑張っている自信、それが。それで今日ベルトを獲れたから終わったら、神様にありがとうと伝えていました。

ーー牛久選手は試合前のイメージと違うところはありましたか。

クレベル 私は言っていたね。牛久は悪いんじゃない。うーん、あんまり変わらないね、なんで問題ない。私リスペクト(してる)。でも当たり前。試合だったらファイトだから。もっと勝つ気持ちになってる。でもたとえば悪い気持ちはいつも何もない、ふたりはファイター、ふたりが頑張って、ふたりにドリームある、私いつもみんなにリスペクトがある。

ーー新王者となりました。今後の展望や目標を教えていただけますか。

クレベル まあ、自分、今、新チャンピオンになったから、なんていうかな、もっとベルト守ってこれからいきたい。ここまでで、子どもたちが大人になって(も)、今自分は大人で、これからもっと頑張ってベルトを守ってる(姿を見せたい)。もっと世界だったり日本でポテンシャル見ていてください、RIZINのポテンシャル、自分のポテンシャルある。それだけ。もっとベルトを守っていきたい。

ーー難しい質問ですが、今回このベルトを獲るのに、一番苦労したことはなんですか。

クレベル 一番大変だったのは、自分の家族が一緒にいられなくて色々遊べないのが、それが一番大変。何か考えてる、疲れる。練習しないでもういきます、あとは多分ダイエットかな。あと私、2ヶ月半、日本にいなくて家族が近くにいない、それが寂しい。だから多分それが一番難しいな。でも自分にはドリームある。すぐにチャンプ行きたいけど自分は色々我慢して、すぐにベルトを獲れたから、すごい嬉しいです。

ーー海外で、ATTとタイガームエタイで練習した成果が今回きちんと出たと解釈していますか?

クレベル もちろん私は前からやっていた練習の後でファイトクラブでいっぱい練習した。当たり前これで変わってる。なので私日本に戻ったらもっと自信がついて、アメリカでもっと練習したら強くなる。プーケットでもムエタイのチャンピオンがいっぱいいてみんな有名で強い。私は戻ったらもっと強くなってもっと自信になっている。日本に戻ったらみんないつも「どうですか?自信ある?」とみんな聞くけど、自信ある。それがすごい変わった。日本だったら、3週間前に日本戻ったら、自分の柔術スタイルだけ決まっているかな、それが当たり前。日本の外の練習したら、もっと自信が変わる。それが本当に変わっているよ。

ーー試合前の国歌斉唱を、ブラジル国歌ではなく日本国歌にしたのはどんな思いがあったのですか?

クレベル 私、ブラジル人。みんなそれはわかってる。私、14歳で日本に来てもうすぐ20年日本にいる。全部自分あるけど、家族いる、自分も友人もみんなが助けてくれて、チャンピオンになったら日本を助けたい。私は日本を大リスペクトだから。でも私はブラジルと日本のハーフ。だけど私は日本の方が長くいるから、より日本人。だから今日、日本の国歌(にするの)は当たり前。日本に助けられて、サポートしてもらっている。私は本当は血はブラジル人だけど、いつも助けてくれているのは全部日本だから、日本がありがたい。今日は国歌は日本のものでいきたい、なんで?それは、ずっとここまで自分を日本が助けてるよ。

ーー確認ですが、試合終わった後に追悼していたのはアントニオ猪木さんのことですか?

クレベル アントニオ猪木はもう日本のレジェンドな。My Vale tudo Pro-wrestlingで、病気が悪化して死んじゃったから。日本だけじゃなくて世界がそれを寂しいな。彼は日本のレジェンドで、それが日本のファイターたちは、いなくなってこのモーメントはちょっと難しい。彼は日本でめっちゃレジェンドで、昔のファイターだったらみんなそれがわかってる。令和世代はみんなもう知らないけど、彼は日本のレジェンドだから、私めっちゃリスペクト。

ーー大晦日にRIZINのビッグイベントがありますが、どんな相手と戦いたいと思いますか?今の時点で。

クレベル うーん、まだ私それ考えられないけど。でも、榊原さんと後で話すかな、まあ、大晦日出る、ちょと……、Bellator選手とならファイトマネー、アップかな?それはまだ決まっていない。あとで社長とちょっと話したいけどチャンスはあるので。でもまずは、また自分と家族と一緒にいることだけ。来週から考える、大晦日出る、出ない。でも私は大丈夫。怪我もしていないし何もないけど。榊原さん、お金アップできるかもしれないかな?ちょっと相談ですね。私がんばってるから。あとでごめん、でもあとで社長と話すことだから、誰が来るとかわからないけど、でも頑張ります。

ーーファンは朝倉未来選手との再戦が見たいという声も強いですが、そこにはどんな思いがありますか。

クレベル みんないつも言っていて、朝倉ともう一回戦うって。でも朝倉は今はもう、私もう一回戦いたいけど。でも!今、私はチャンピオンだから。自分が、今朝倉と戦うとなったら、それは自分(にとっては)バックステップ(後退)かな。彼は自分と戦って一回勝つかもしれないと、私ともう一回やりたいのは当たり前で、だから、お金。「お金ファイト」。でも、本物のファイトとウソつきのファイトだったら、自分は本物のファイト(をしたい)。朝倉は、まあまあね。自分はリスペクトある、朝倉。まあまあじゃないよ、彼は強いけど、自分と彼のレベルはちょっと違う。私はRIZIN2年くらいで6試合ぜんぶ一本勝ちだ。私、全部勝つ。朝倉勝つ、みんなに勝つで。朝倉もっと頑張ってください。もう一回彼にチャンスの試合あるかもしれない。私はリスペクト(している)。でも私は今違うので、私、新しい挑戦をしたいです。

ーー1ラウンドに相手に肩固めを極めようとして、ひっくり返ってリバーサルされて下になりました。1ラウンドの段階では自分のプラン通りにできていたと思いますか?どのように感じていましたか。

クレベル そう、本当だったら自分がちょっと間違えてる(笑)。最初に考えているのは「腕の三角から、バック行くかな」。まあ真ん中だったら彼が逃げた。私「あー!」。でも下だったら私、問題ない。でも彼が最初の三角、動くで頑張らない、ちょっと我慢、私はそれがわかっているから大丈夫。2ラウンドとか絶対一本勝ちできるよ。彼がディフェンスするのは当たり前。でも私間違えている。うん。腕の三角、バック行くから、彼がエスケープ。うわあ、ごめんね。

ーー2ラウンド、最後のフィニッシュはクレベル選手の柔道の首投げでテイクダウンしてバックを取りながら三角絞めをセットしました。相手の腕が外に出ていたけど問題なく、投げたらセットできると考えていましたか?

クレベル そう、それが、払い腰だったら、腕の中だって、いつも問題ない。ずっとそれを自分何回も練習して、みんな生徒たちもわかっている。同じポジションでそこからサブミッション。頑張ってる、柔道ディフェンスだったらそれが戻ってる。

ーーアントニオ猪木さんが出稼ぎでブラジルに行って、日本に戻ってきた、そういうことにシンパシーを感じましたか?

クレベル そう。当たり前、彼は、多分日本人は知らないね、彼はブラジルのファイターはみんなリスペクトある。彼は同じ、ブラジルで練習して日本へ。ちょっと大体同じ気持ちで、ちょっとわかってる。そう、彼の気持ちがわかる。みんな多分知らないけど、彼はレジェンドでブラジル人はみんな全員が彼を知ってる。みんなリスペクト(してる)、彼を。

ーーファブリシオ・アンドラージはONE Championshipでローブローでチャンピオンになれませんでした。そのあと、ライト級元王者のシャールズ・ド・ブロンクス・オリベイラは今日のUFC 280で一本負けしました。そのことは、クレベル選手にどんな影響が?不安になったりしませんでしたか?

クレベル そう、自分とファブリシオ・アンドラージはすごく仲がいい。タイガームエタイで一緒に練習していた。私は彼がチャンピオンになるため頑張っていっぱい練習してきたのを見た。でもあのONEの試合のあと彼からすぐにメッセージが来て。「がんばって」とか「大丈夫、私は今日は寂しいけど、あなたはこれから自信持ってRIZINのチャンピオンになって」と。ありがたい。私と彼は本当に友達で仲良いんだけど、でも、私と彼がずっと言ってたね、タイで。自分がRIZINチャンプ、彼がONEチャンプだったら、あとでふたりでちょっと、ご飯行きましょう、遊びに行きましょうと前に約束した。今回彼はできなかったけど、次、彼は絶対にONEのチャンピオンで間違いない、彼は本当ポテンシャルがある。シャールズも同じ。今日のUFCは期待していたけど、ドバイの時間だったから見るのが難しかった。3時から(メインカード)だったので寝ていた。あとで起きたらサトシが言っていた「シャールズが負けた」と。私すご寂しいだった。私は、彼のスタイルを見て、自分もそれを目標としていた。いつも見てる彼の試合のスタイルが大好き。前は柔術で今は打撃もレベルアップだったが、でも彼が負けるのを見るのは、ちょっと寂しい。今日はあまり考えない、それは。自分に集中したかったから。彼は負けたらまた絶対チャンピオンになれる。今日は自分はセルフィッシュで特別。自分のことを考えている。

ーークレベル選手が日本に来た時に柔術に誘ってくれたマウリシオ・ダイ先生がブラジルから来てくれたことは力になりましたか?

クレベル そう。兄弟がいると自信になる、でもプレッシャーになる!(笑)彼が今ボンサイの代表で、多分みんな知らないけど、でも自分が最初に柔術で練習したのはサトシやマルキーニョスじゃない、マウリシオ・ダイ。自分が最初、白帯とか、茶帯、紫まで彼が自分に柔術教えてくれてる。何回も言ってるけど、最初自分、腕十字の右と左間違えて彼にいつも怒られた私。お前なんかタレント(才能)がない、やめたほうがいいな。でもずっと頑張って頑張ってだんだん柔術のレベルアップしてる。彼が今日近くに、バックステージにいるのはもっと自信になるけど、でももっと緊張かな。「ああ今日先生いるから、負けるダメかな!」でも大丈夫、よかった、今日勝っています。でも彼が(いて)今日めっちゃ嬉しいです。

ーー榊原さんがリング上でBellatorとの対抗戦も頼むと。もしそうなった場合、チャンピオンとして出ていきたい気持ちもありますか。

クレベル もちろん。それはチャンスある。ファイトマネーアップ、私間違いない、絶対試合出るよ。当たり前、私のファイトで家族が生きるから大事。ファイトマネーアップはもちろんの試合。自分はRIZINにめっちゃリスペクトある。榊原さんに最初に会ったとき、一個チャンスください、私、絶対チャンプになると。1回、2回、3回、4回、5回、6回、いまチャンピオン。でも、最初に本気で話したのは、1回チャンスでいいと、私は日本のチャンプ、RIZINのチャンプになるから信じてくださいと。彼が信じてた自分が今チャンプになってる。どうもありがとうございました。榊原さんだけじゃなくてRIZINのスタッフが自分をいつも助けてくれてありがとうございました。

牛久絢太郎「やっちゃいけないことをやって、空回りした」

画像: 牛久絢太郎 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39 youtu.be

牛久絢太郎 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39

youtu.be

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。

牛久 自分の練習でやってきたことが全然出せなかったというか、やっちゃいけないことをちょっと僕がやっちゃって、なんか空回りしちゃいました。

ーーやっちゃいけないこととは何か教えていただくととはできますか?

牛久 1ラウンド目に僕が左フックを出してしまったのですが、左フックを出すと組まれてしまうので、あれは絶対に出さないという作戦をずーっとやってきたのですけど、やっぱりあの距離で出してしまったのが...そうですね、すごく悔しいですね。

ーー牛久選手的に、左フックを出してからリズムが崩れたというか作戦が崩れたという感じでしたか。

牛久 相手がすごく冷静で僕が左フックを出す距離に冷静に入ってきたので、たぶん相手もそれを狙っていたというか、待っていたところに、僕がまんまと出してしまった感じです。

ーー決まり手は三角絞めです。みんなが、わかっているのに極められてしまうというクレベル選手の三角絞めを実際に受けてどう感じましたか?

牛久 そうですね、まあ練習でも、バックからの、バックを取りかけて下になっての三角絞めを僕も練習でもらったことがあったので、やっぱりクレベル選手という圧を、僕が感じていたんじゃないかなっていうのを、今、冷静に思うと感じますね。

ーー実際に対戦したクレベル選手はイメージと違うところはありましたか?

牛久 そうですね、すごく強かったですね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望を教えていただけますでしょうか。

牛久 うーんまあ、一回ちょっと冷静になって、話して決めたいですね。簡単なことは、言えないですね。

ーー最初に出してはいけない左フックを出したということですが、誘われてしまったのですか?

牛久 そうですね、まあ誘いに僕が乗ってしまったっていう感じですね、はい。

ーーわかっていても出てしまった?

牛久 そうですね、僕がまあ冷静じゃなかったですね。

ーーそれは独特な緊張感?相手がクレベルだからというのも?

牛久 その圧をすごく感じていたのではないかと今冷静に思うと感じます。

ーー打撃を当てていく展開を考えていたのかと思いましたが、どのような作戦でしたか?

牛久 足のステップを使って、あの距離を作っちゃいけないなというのをすごくずっと練習していて、で一発目に関節蹴りも蹴って。で、あの距離の一歩遠い距離をずっと僕が作っていかなくちゃいけなかったですね。

ーーそれが作れなかったのは、クレベル選手がガーッと前にきて、スーッと入ってきた感じが強かったですか?間合いの取り方は。

牛久 そうですね、間合いの取り方も上手でしたね

ーー早い段階で組まれたり引き込まれることは想定していなかったですか?

牛久 そうですね、打撃を嫌がってクロスガードに入る展開を練習でも作っていて、で、僕が左フックで下になっちゃったじゃないですか。そこはやっぱちょっと想定外でしたね。その展開を作っちゃっいけなかったんですけど

ーー左フックを出さなければその展開にもならず、対処もできたと?

牛久 まあそれだけではないですけど、ひとつのミスとしてそれを今、感じています。

ーー左フックの時に、組みつかれたとはいえ、その後バックを譲らずに、マウントを譲ってもいいので正対して。そこから相手の肩固めをリバーサルして上になっている。なので、その点では、まだクローズドの中に入っているとはいえ、上だったと思います。そこで牛久選手としては削ることは難しかったのですか?

牛久 あ、でも、相手も削れているのは感じていて。で、1ラウンド終わってインターバルの時に、すごく消耗しているのは僕も感じていました。

ーーその意味では、まだイーブンというか、上になって極められることはないという感じだったのですか。

牛久 そうですね、1ラウンド目は……、ちょっと僕も映像をもう一回見返したい部分もあるのですけど、そうっすね……。

ーー最後はクローズドの中でちょっと肘を下から受けるくらいでしたよね。

牛久 クローズドの展開はずっと練習してきたので、まああそこで三角極められないなとは思いましたね。1ラウンド目の状態で。2ラウンド目で、僕が上を取ろうととした時に取られて。

ーーあれは蹴り足を取られてからの展開。そこから立ち上がって首投げに行って。その際で、バックを取られかけながらセットされました。あの瞬間というのは、投げ切るというか、ダブルアンダーで両脇をとっていって、牛久選手も投げようと思っていたのでしょうか?クレベル選手の首投げ、両方とも残した感じだったのですか?

牛久 そうですね、ちょっともう一回見てみたいですね。

ーーあの際、投げられた際で三角セットされることはある程度想定していたのですか。

牛久 そうですね。練習からその展開にはなっていたので、ああなったらこうしなきゃいけないというのはあったのですけど、ちょっと次は僕が……、そうですね、1ラウンド目に下になっちゃった展開で僕自身も結構削られてしまっていたのかと感じますね。

ーー最後の三角は右は腕が外に出ていたと思います。それでまだ凌いでいたと思います。そのまま最後、正対しかけたところで極めれました。あの瞬間はいっぱいいっぱいというのか。なんとか耐えられそうな感じは途中までありましたか。

牛久 いえ、もうあのセットされたら、ダメですね。もう、僕もあそこでできることをやってまず右に手を出して、ちょっと空間作ったりとかも意識はしていたのですけれど、そこは相手の得意なポジションですね。

ーークレベル選手に勝つにはどうしたらいいかを考え続けてきたと思いますが、想定していたクレベル選手と実際戦ったクレベル選手との違いはどうでしたか?

牛久 想定してた通りで、やっぱり強かったですね。

ーー1ラウンド、向こうの攻撃を極めさせなかったとも見れると思うのですけど、1ラウンド終わった時点で行けると思ったのか、まずいと思ったのか、どちらでしたか。

牛久 1ラウンド終わって、ちょっと想像より僕が力使っちゃってるなっていう感じで、ちょっとなんか、パンパンというか、に、ちょっとなっていた印象が強かったですね。

ーー圧力を感じていた感じですか。

牛久 それももろろんあります。

ーーで、思ったより疲弊してしまったのですか。

牛久 僕が下になる展開は作っちゃいけなかったので、あの展開になってしまって気持ち的に焦っちゃったんじゃないかな、と今は思いますね。

スダリオ剛「疲れました。そんな中でも頭だけは冷静にやれた」

画像: スダリオ剛 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39 youtu.be

スダリオ剛 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39

youtu.be

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。

スダリオ 疲れました。

ーーそれはスダリオ選手がこれまで経験してきた試合で一番ですか?

スダリオ 確かにそうですね本当に。ただ、ファイトキャンプというか、ハード期間が終わったときくらいかな、疲れが溜まって。前回の試合の時もそうだったけど熱が上がるんですよ。今回も見事に熱が、38度くらいまで上がっちゃって。1週間前くらい。寝込んじゃったのでガクンと体力が落ちちゃって、今回もあんまり万全ではなかったんですよ。いつもだったらもっとスタミナもまだまだ大丈夫だったはずですなんですけど、今回はちょっと結構キツくて、息もハアハアしちゃって。まあでも、そんななかでも頭だけは冷静にやれたので、まあその辺はすごい自信になりました。

ーー相手が滑ってミスをしたところにヒットさせたタイミングがとても速く、ああいった場面はしっかり見定めていたのでしょうか。

スダリオ 相手の癖とか、常にそうなんですけど、相手がやってくると予測してくることも頭に入れつつその場、その場の反応だったり相手の体勢だったりを見て、行けるところはすかさず行くっていう気持ちでいるので、そこは結構自分でも思うくらい反応はいいので、それが今回出たっていう感じですかね。

ーー試合前のインタビューでも相手の穴は結構あるとおっしゃっていました。今それが具体的にどこだったのかを明かしていただくことはできますか?

スダリオ いやまあ正直相手は多分これまでパンチとかもらってこなかったので、今回はそうはいかないっていう。当てる自信もありましたし、そのなかで多分自分のパンチ当てたらどういう反応してくるかっていうのは結構予想通りだったというか、相手の反応と、詰めてくるのもわかっていたので。全て想定内で。弱点と言ったらまず本当にボクシングスタイル寄りなので、ボクレスですよね相手は。やれることはたくさんあったので、なんか、全体的に弱点は多かったので、これっていうのは、なんていうか、感じていただけなので。これかな?これかな?と感じていただけなのでどれかというと出てきませんが穴がいくつもあって、それを今回やりながらもすごい出ていたので、そこを突いていけたっていう感じですかね。

ーー実際に拳を交えて相手の印象が違うところはありましたか。

スダリオ いや。もう、イメージ通りでした、本当に。全部想定内です。

ーー今回、試合に勝利しました、今後の展望や目標を教えていただけますでしょうか。

スダリオ なんも考えてないです、ちょっと休みたいです(笑)。とりあえず一旦休んで、回復してから、まあそうですね、今、今後の展望と言われたら大晦日に向けてそれもまたタフな試合になると思うのですけど、もう避けて通れないし、避けたくないのでどんどん強い外国人とやって、もっとファンの方たちを沸かせていけたらいいなと思っています。

ーー具体的に今後、どういう選手をイメージしていますか?たとえば寝技が強いですとか、パワー系ですとか。

スダリオ いや別に。こだわりはないですね。やっぱ対外国人で勝っていく姿を見せたいというのがあって。あとはもう、そうですね、RIZINに足りないのはこのヘビー級の盛り上がりだと思っているので、自分が先陣を切って、どんどん盛り上げて、スポットライトを当てて行けたらいいなという風にしか思っていないので、誰でもいいですね、はい。

ーーどんどん戦うにつれて、ファンの方からの期待や、ヘビー級選手としての覚悟みたいなのは少しずつ出てきましたか。

スダリオ 少しずつというか、もう本当この世界に来ると決めたときから、煽りVでも言っていますけど生半可な気持ちできていないのでそれは変わらず、より自信とともにその気持ちが増していったという感じですかね。

ーーカーフキックも効かせて、最後も際の打撃でKOしたかと思います。ヤノス選手に首を掴まれてからの投げでちょっと危ない部分もありました。あの瞬間は、対外国人ということも含めて、どう感じましたか。

スダリオ いや別に、正直投げられたからどうとかあんま思っていなくてそこからの対応のほうが自分は大事だと思っているので。それってやっぱりテイクダウンされてないことに重点を置くよりかは、されてからどういう対応ができるかっていうのをみんなも知りたかったところだと思うので、やっぱ今後、世界でやっていくってなったら、よりテイクダウンをとる技術が高い選手がいっぱいいますので、それを見据えて対応の仕方も練習してきましたし、外国人だから投げられたというよりそのあとの対応を見ていただきたいなと思いますね。

ーースクランブルできたことが、よかった?

スダリオ そうですね、スクランブルでもそうですし、パウンドもらっても常に冷静だったので、強いパウンドもらってもいいパンチもらっても僕は焦らないし。そうっすね、その辺が自分のいいところかなと思います。

ーー1週間前に熱が出るという話をされていましたが、今後そういう調整の仕方を変えていこうと?

スダリオ 練習量は落としたくないので、その中でもやっぱ免疫が落ちていくので。どんどんハードトレーニング重ねると。ビタミンだったり、不足する部分っていうのは、いったん主治医の先生と話しながら、予防、自己管理ですよね。もっと徹底してやっていこうと思っています。

ヤノス・チューカス「強い相手に面白い試合ができた、楽しみました」

画像: ヤノス・チューカス 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39 youtu.be

ヤノス・チューカス 試合後インタビュー 湘南美容クリニック presents RIZIN.39

youtu.be

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。

ヤノス 良い、強い相手に面白い試合ができたと思います、楽しみました。

ーー決まり手につながったのが、キックを空振りした瞬間にもらったパンチですが、その部分をどう思いましたか。

ヤノス 立ち上がらないと、って。対戦相手が大きく力強いのでここは上に乗られたらまずいと一目散に立つことだけを考えていました。

ーースダリオ選手は、戦ってみてイメージと違う部分はありましたか。

ヤノス 思ったより良い選手でした。そして力が強かったです。ファイトキャンプがいつもより短かったので、そういうときの試合はダメになりやすいですが、言い訳なしに大きくて強いすばらしい選手だと思いました。

ーー鼻は骨折などはしていないですか。

ヤノス 血は出ましたが、そんなに深刻なものではないです。戦いなのでこういうことは起こります。お気遣いありがとうございます。

ーー今後の展望や目標を教えていただきますか。

ヤノス まずは家に帰り、落ち着いたらトレーニングを開始し、この先どうなるか、連絡があるのを待ちたいと思います。

ーーカーフキックはどのくらい効いていましたか?

ヤノス 全く。蹴りとしては当たっていましたが、ダメージはないです。

ーーGreat Britain top teamで色々な選手と練習していると思いますが、スダリオ選手はヘビー級でどれくらいやっていけるという実力を感じましたか?

ヤノス 今回準備期間がなく、6〜10週間組めたら90パーセント私が勝っていました。質問の回答としては彼は通用はすると思います。まだ若いですし、この先が長いですから、可能性があると思いますし、グッドラック、と言いたいです。

ーー初参戦のRIZINの舞台の印象はいかがでしたか。

ヤノス 言葉にならないくらいすばらしいと思います。ダントツで自分が今まで経験したどのイベントよりすばらしい。UFCも含めて。全てにおいて一番だと思う。こんな団体見たことないし、しっかりオペレーションしているし時間通りに物事が進むことに、すばらしい経験をさせてもらいました。会場に入ったときも鳥肌がおさまらない。すべての人が良くしてくれましたし、実は入場のとき、感激しすぎて少し泣いてしまいました。

湘南美容クリニック presents RIZIN.39 試合結果一覧

This article is a sponsored article by
''.