格闘技観戦 初心者の雷美(らいみ)が、RIZINマッチメーカーのチャーリー氏とともに、試合の攻防や技などを教えてもらいながら“これを読めば格闘技観戦がもっと楽しくなる!”を目指して見どころを紹介していく企画、それが「教えてチャーリー!」。

皆さんお久しぶりです!ライター志望の雷美(らいみ)です!先日のRIZIN.22とRIZIN.23は楽しんでいただけましたか?!約半年ぶりの開催ということもあり、私は久々の格闘技観戦にすごく興奮してしまいました!!今でも公式Youtubeにアップされた試合映像を見て、あの時の興奮を思い出しています!

さて、大会が終わったら毎回チャーリーさんと試合の振り返りをしているのですが、今回も早速チャーリーさんのもと突撃して、いろんな試合を振り返っていきましょう!

第1試合 山本アーセン vs. 加藤ケンジを振り返る!

ーーチャーリーさん!お疲れ様です!RIZIN.22とRIZIN.23、今回の大会もすっごーーーく感動しました!そして今回のRIZINも最高でしたーーー!!(泣)

お疲れ様です、雷美さん。今大会も良い試合がたくさんありましたね。

ーー海外の選手が来れないとか、新型コロナの対策でいつもと違うことが多いとか、いろいろ大変でしたけど、こうやってまた選手たちのアツい試合を見ることが出来て、私はとても嬉しかったです…!!!(号泣)

本当に大変でしたね…しかも2日連続の開催でしたからね。スタートから盛り上がって本当に良かったです。

ーーそうそう、最初の第1試合目っ!2月の浜松大会にも出場した加藤ケンジ選手の見事な1R KO勝利!大会を勢いづける良い試合でしたよね~!早速なんですが、この試合の振り返りを是非、お願いしまっす!

そうですね、あの第1試合目は今回の2大会を勢い付けさせてくれる、とても良い試合でしたね。

画像: Full Fight | 山本アーセン vs. 加藤ケンジ / Erson Yamamoto vs. Kenji Kato - RIZIN.22 youtu.be

Full Fight | 山本アーセン vs. 加藤ケンジ / Erson Yamamoto vs. Kenji Kato - RIZIN.22

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アーセンの試合勘の鈍り、そこを見逃さなかった加藤ケンジの打撃が勝負のカギ

画像1: アーセンの試合勘の鈍り、そこを見逃さなかった加藤ケンジの打撃が勝負のカギ

ーー開始早々の加藤選手の鋭い左ストレート!!キタキタキターーって感じがしましたね~!!

今回も雷美さんの興奮冷めやらぬ感が凄いですね…。加藤選手、良いパンチが入りましたよね。一方のアーセン選手に関しては、これは僕の予想なんですけどおそらく対人練習、対人スパーをそんなにしていなかったんじゃないのかな…と思いましたね。

ーーむむむっ!いきなりチャーリーさんの辛口コメント!ど、どうしてそう思うんですか...!?

アーセン選手は比較的キャリアが若い中でブランクがあった事で実戦の感覚が鈍くなっていたのではないかと思うんですよ。

ーーなるほど…。たしかに、調べてみたらアーセン選手の前回の試合は2019年6月のRIZIN.16でティム・エスクトゥルース戦以来ですね。って言うことは、この大会まで約1年2ヶ月のブランクがあったんですね。

そうなんですよ。ほら、この場面も加藤選手がクリンチ(相手の体に抱きついたり体の一部を掴んでいる状態)の中で膝を入れているんですが、アーセン選手はそれに対応できていないんですよ。それにスタンドの動きなんかも、身体は動いているけど頭が動いていなかったり、こういうところからも試合勘がまだ完全に戻ってなかったのかなと思いましたね。

画像2: アーセンの試合勘の鈍り、そこを見逃さなかった加藤ケンジの打撃が勝負のカギ

ーーへぇ〜~!そういうところからも分かるんですね!ふむふむ、メモしとこーっと!

この後、アーセン選手は加藤選手の肘を4発くらいもらってしまいましたね。クリンチの中での危機感が薄れてしまっていたのかもしれません。

画像3: アーセンの試合勘の鈍り、そこを見逃さなかった加藤ケンジの打撃が勝負のカギ

ーーそう言われて試合を見ると...たしかにそうですね〜!アーセン選手、たくさん打撃をもらっていましたね...!

そして加藤選手はそのアーセン選手のスキを見逃さなかったんです。要所要所でキチンと打撃を与えていた。この試合は加藤選手の持ち味が存分に発揮された試合だったと思います。

加藤ケンジ、浜松大会で出せなかった本領を今大会で発揮!

画像1: 加藤ケンジ、浜松大会で出せなかった本領を今大会で発揮!

ーー加藤選手の動き、すごーーく良かったですよね!...あっ、はいはーい!!チャーリーさんに質問でーすっ!

はい雷美さん、なんですか?

ーーチャーリーさから見て、前回の浜松大会の加藤選手と今回の加藤選手の動きは違って見えたんですか〜?

加藤選手の動きが前回と今回で違うというより、前回の浜松大会は金太郎選手の試合運びが巧みだったので、加藤選手の持ち味が出る前に試合が終わってしまったという感じでしたね。そして今回は加藤選手がしっかり距離を掴み、打撃を出せばアーセン選手に当たる状態が出来上がっていた、今回は加藤選手本来の動き、持ち味である打撃が見事に発揮された試合だったという感じでしたね。

ーーほー、なるほど〜!そういえば前回は金太郎選手に早い段階でテイクダウンされてましたね〜。

加藤選手は本来、恐れず前に出て相手と真っ向勝負をする、パンチの距離感がハマればガンガン手を出していくアグレッシブなファイターです。今回はその加藤選手のアグレッシブさが見れた良い試合だったと思いますよ。

画像2: 加藤ケンジ、浜松大会で出せなかった本領を今大会で発揮!

ーーたしかにっ!今回は加藤選手のパンチがすごーく印象に残った試合でしたねー!

ただ今回負けてしまったアーセン選手も、先ほどのブランクの話もありましたが、早い段階でパンチをもらわなかったら展開が変わっていたと思うんですよね。加藤選手のパンチをもらった後によくグラウンドで上のポジションを取ったなと思いましたよ。

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