第7試合 堀尾竜司

画像: 第7試合 堀尾竜司

――試合の感想から教えてください。
堀尾 急遽決まったので、追い込み練習ができていなくて、ちょっとスタミナの方で不安はあったのですけれども、最後までスタミナは持って、攻撃を出すことができたので、すごくホッとしています。

――国崇選手と戦ってみての印象は?
堀尾 すごくバランスが良くてプレッシャーもジリジリとかけてくる選手だったので、自分のペースにはそう簡単にはさせてくれないのだな、という印象でした。

――堀尾選手が前に出る感じでしたね。
堀尾 変な技、国崇選手が見たことないような変な技をいっぱい出してリズムを狂わしてやろうと言うのが、ダメな部分もあったのですが、それが良くなった部分もあって、そのおかげでちょっとずつペースが掴めたと思います。

―― 一番の勝因はなんだったと思いますか?
堀尾 いや…なんでしょうね…。えっと、国崇選手が前に出てきて的確な攻撃を打ってきても、こっちは気持ちで負けずに踏ん張って打ち返してって言うのを徹底できたところだと思います。

――判定が出る前からすごい笑顔だったのはどんな心境だったのですか?
堀尾 それは僕は全体的にペース握ってたし、攻撃も当てられたと思うし、3R終わってコーナーに帰った時にも、セコンドのHIROYAさんに「これは勝ったな」と言われたので、もう確信して喜びが溢れてしまいました。

――次の目標やプランがあれば教えて下さい。
堀尾 僕はずっと55kgで試合させてもらっていたのですが、何試合か前から55kgに減量するのがすごくきつくて、もしかすると当日は実力が出し切れていなかったかなと悩んでいることがすごくあったので、今回やらせてもらった59kgがちょうどいい、自分を試せる機会だったと思っているので、次回からは階級を上げさせてもらって、新しい階級でのチャンピオンを目指していきたいと思います。

――手応えをつかめた?
堀尾 階級アップするのはもう決めていたのですけど、ものすごい手応えを感じました。

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第7試合 国崇

画像: 第7試合 国崇

――試合を振り返っていかがですか。
国崇 かみ合わなかったなと。

――どの辺りが特に噛み合わなかった?
国崇 距離感が、ちょっと思っていたのと違って、いつもだったら肘がある距離に肘が出せないと言うもどかしさと、戸惑ってしまいました。

――対戦相手の印象は?
国崇 パンチを綺麗にまとめてくる選手で、とび膝とか、変わった技もしっかり出してきて、いい選手だなと思いました。

――久しぶりの肘なし首相撲なしのルールだったと思うのですが、そちらは戦いにくかった?
国崇 戦いにくいことはなかったのですけど、肘がないので思いっきり飛び込んではいけるんですけど、ちょっと練習不足だったなと言うのはあります。

――この敗戦に関しては、どのように受け止めていますか?
国崇 こういう大きい大会で負けたと言うのはあるし、悔しいですね。

――試合内容的にも、自分の持ち味が出せなかった不満がある?
国崇 手数もなかったし、相手の攻撃を見すぎたと言うのもあるし、全然納得はできていないですね。

――今後のプランや目標はありますか?
国崇 特にないのですが、また肘ありの試合に戻ろうかなとは思っています。

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第6試合 山本アーセン

画像: 第6試合 山本アーセン

――試合の率直な感想からお願いします。
アーセン やぁ、もう気持ちいいっすね。でも結構、狙い通りって言ったら、そこにいるジョン・タックさんなんですけど、二人と話し合ったチームミーティングのもうそのままだったので、ほぼ全部。だから想定内って言ったら生意気かもしれないすけど、予想通りではありました。

――それは言葉で説明するとどう言うことですか?
アーセン 相手は結構ブンブン丸っていうか、結構、オーバーフック、オーバーフックって距離を潰してきてテイクダウンするなり、組んでくるなりで。そこで構えを少し低くしてオーバーストレートって言うか、踏み込んだストレートをやるか。そのまま組んでダーティボクシングの膝を入れて、とりあえず倒されないようにしていました。相手は柔道家だし、柔術の茶帯なんで。相手、大ぶりだったので、結構穴はいっぱい見えてたので、しっかり見えてました、今回は。

――では、かなり落ち着いて試合ができたって言う感じなんですかね?
アーセン すごい冷静でした、不思議と。不思議と?まあ、今回はもうずっと、自分のチカラを信じよう、一発一発、本当に自分の全チカラを込めて殴ってやろうっていうの決めていたので、なんかスゲー腹くくってたって言うか、一発もそういう弱いパンチは出さないでおこうとは決めてたんで、はい。よかったです。

――久しぶりの勝利でしたが、勝利の瞬間はどんな気持ちでしたか。
アーセン やー、気持ち良すぎてあんまり覚えてないんすよね、ほんとに今回トンネルが長すぎちゃって。「あれ?俺、才能ないのかな」とかすげえ思ってた時期もあったのですけど、やっぱり、まわりのチームがすごい励ましてくれたり、いろいろ1から勉強させてもらって、「あ、オレ、大丈夫だ」って再確認できたので、よかったです

――弾みがついたと思うのですが、次はどうしていきたい?
アーセン 次はもちろん、KOで勝てたらKOでいきたいし、でも一本取れたら一本も取りにいきたいです。もう、臨機応変に、いきます。もう全てに対して準備しておくので大丈夫です。

――今まで試合間隔が開くことが多かったんですが、次はどうですか?すぐにやりたい感じですか?
アーセン GO!って言われたら出ます

――今日?
アーセン あ?今日すか?今日はもう無理です。もう美味しいお酒を母ちゃんと飲もうとしてるので。もう本当に今、母ちゃんのことで頭いっぱいなので、とりあえず母ちゃんが勝って、それから喜びたいと思います。

――勝った後、マイクで「パパ勝ったよ!」と言っていましたが?
アーセン 「パパ勝ったよー、空ー!」って、自分の娘の名前を叫ばせてもらいました。

――勝ったら言おうと決めていたのですか?
アーセン いや、決めてなかったです。ただもう木曜から日本、大阪に入ってるんですけど、もう本当に毎日っていうか、毎分のように娘のこと考えて、本当に自分の子どものこと考えると緊張もなくなるし、「よし、絶対ぶっ殺して、トロフィーで一緒に遊んでやろう」とか、そういうの考えてたので、もうだから本当に勝手に一言目がそれでしたね、「空ーっ」て!

――おめでとうございます。今日のパフォーマンスについてどう思いますか?
アーセン ありがとう。ヘッドコーチのタックを中心に、チームみんながサポートしてくれた(対戦選手の動きは全てミーティングしていたことだったから、何が起こるか、)やってきた努力は実ると(僕たちみんなが)わかっていたので、(なんて言うかな、これは僕らの、全てはチームワーク。)勝利を手にすることができました。(良いチームを持てたことをとても幸せに思っています。)

――個人的にRIZINの戦いを見てもっともRIZINでBrutal(荒々しい)ものだと思ったのですが、そう思う?
アーセン 本当?ありがとう。僕が思っていたのは、自分のパワーを信じることが必要で、自分のパンチにとにかくパワーを込めなくてはKOできない、という強い気持ちを持って全てのパンチを打ち、自分が持つものを全て信じて出し切った。ただ自分自身を信じてました。あと、距離ですね。

――あなたにとって去年はジェットコースターのようなと言うか、山本KIDさんを亡くし、そしてあなたはお父さんになって可愛いお子さんができ、将来的に、次の目標として、どういうことを思い描いていますか?
アーセン 次の試合も勝つこと。試合の時は、相手を倒すことしか頭にない。目の前の試合ひとつひとつ相手を倒すことにだけ集中し、そしていつかチャンピオンシップの頂点を狙うことになり、勝ち続けた暁にはチャンピオンになる。今は、だから今は目の前の相手をただ、倒すと言うことに集中していく、それによって上を見ていけるので、そのためのステップを重ねていくと言うだけですね。

――娘さんのお名前は空(そら)さん?
アーセン 空「ちゃん」です。生まれたばっかりなんで、「ちゃん」で大丈夫です。

――どのように書くのですか?
アーセン 漢字の「空」です。

――今おいくつですか?
アーセン バレンタインの2月14日に生まれたので3ヶ月ちょいですね。

――似てらっしゃる?
アーセン 似てないんですよー。お目めパッチシで超ヨーロピアンなんで。でも女の子だったので、俺に似なくて良かったって感じですね。でも、筋肉の付き方だとか、体の柔らかさは、お医者さん曰く、今まで見てきた中で一番綺麗だ、みたいなこと言ってたので、多分DNAはちゃんと山本家を継いでいるみたいなので良かったです。

――では将来は同じような...
アーセン 絶対やらせないです。本当に。自分を守るために柔術はやらせるかもしれないけど、自分が「やりたい」って言うことをやらせるんですけど、総合は絶対やらせないです。

――「空」っていう名前の由来は?
アーセン 男なら自分がつける、女の子なら奥さんがつけるというルールを作っていて。女の子だって知ってから、ヨーロッパの伝統じゃないですけど、ドルカ(山本アーセン選手の奥さん)のお母さんの名前を引き継がせるみたいな。じゃあそれでいいと思うよ、名前もきれいだから、と決まりそうな次の次の日くらいに、やっぱり「空」がいいって。いきなり日本の名前を出してきてくれて、「すげえなあ」っと思ったっすねえ。「さすが俺のお嫁さんだ」と思ったっすね。日本のカルチャーを娘に与えたのは、それ、すごいことなので。日本人じゃないので、そこはすごいリスペクトしています。

――奥さんの故郷は?
アーセン ハンガリーです。ヨーロッパのど真ん中にあるハンガリーです。

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第6試合 ティム・エスクトゥルース

画像: 第6試合 ティム・エスクトゥルース

――試合の感想からお願いします。
エスクトゥルース 残念ながら思った結果にはなりませんでした。長いことKOされてなかったんだけど、戦いになってからしっかり足を使って動き回ったり(大きくカットして視界も困難で動き回って大振りのフックを出したところ、失神KOしてしまった。彼のエルボーを避けられず、)膠着から抜け出す努力もしたけれども結果にはつなげられませんでした。

――アーセン選手の実力やテクニックをどう感じましたか?
エスクトゥルース ハードだったよね。明らかに(笑)。力の面で私を優っていたんじゃないかと思います。苦境を自分自身抜け出すことができなかったですから、彼の戦い方は非常によかったと思います。

――特に負けた理由はどう感じていますか?
エスクトゥルース いい答えは見当たらないけど、試合なので誰に何が起きてもおかしくない中で、クリンチを外した後のフックがあってという誰しものしょうもないことで、この結果になってどうしたらこうなったかは答えるのが難しい。どうやって凌ぐか。落ち着いてどうにかしようと思っていた。

――今後の展望などをお聞かせください。
エスクトゥルース やはり負けてもまた立ち上がることが大切だと思っています。私を尊敬してくれる人もいて、教え子がいて娘もいるので1回、2回負けても終わりではなく、また立ち上がり、戻ってきたいです。

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第5試合 白鳥大珠

画像: 第5試合 白鳥大珠

――試合の率直な感想をお願いします。
白鳥 本当にまた満足のいく試合ができなくて、倒しにいくところを倒しにいかないとダメだし、どうしても相手の攻撃に合わせるとか、もう少し倒す力をつけないとダメだなっていう感じです。

――前々日のインタビューでは、1ラウンドで向かい合った瞬間プランを決めると言っていましたがどのように決めましたか?
白鳥 思ったより相手も1ラウンドは、割と様子見だったので、やっぱりその打ち合いの方向に持っていかないというか。自分が合わせてカウンター入れるほうが相手との相性的にもやりやすいと思ったので、3ラウンドに相手も強引に出てきた場面があって、カラダの力を感じたので。戦い方としては正解だったんじゃないかなと思います。

――3ラウンド最後の場面は山口選手が押しているようにも見えていたのですが、どのような心境だったのですか?
白鳥 あの時もパンチとかはもらっていないし、効いた技もなかったので。ただその体の強さ、フィジカル面でちょっと押し負けちゃったんじゃないかって。ここ何試合かは、その場面が自分でも見られるというか、わかるので。まだ体がその63Kgの体が作れていないかなと今日改めて実感しました。

――RISEの準決勝まで時間もあまりないですが、その課題は克服できそう?
白鳥 次の相手のセクサン(・オー・クワンムアン)選手、ライト級で階級は下ですが、強引に前に出てくると思うし、今日の反省点を生かして、今日の試合でダメだったところを練習でもっと修正できればなと思います。

――今日、自分のよかった部分や攻撃は?
白鳥 今日は割と当たっていたのが、ノーモーションの左ストレート。手うちのストレートなんで倒せるパンチではなかったですけど、それで距離感を掴んで相手の攻撃も全部見えてたので、その点だけは成長できていたと思います。

――目前の準決勝もあるけど、それに向けて一言
白鳥 RISEのトーナメントでは過去一番と言われるセクサン選手との準決勝で、下馬評では相当不利だとわかっているし周りになんと思われようといいんですけど、試合の戦い方をもう一度、1から考え直して、今のところまだ「倒す」とは言えないですけど、いい試合を見せて、勝てるように頑張りたいと思います。

――今日の試合の反省材料はRISEの準決勝に活かせそう?
白鳥 活かせると思います。ダメダメなところばかりじゃないので。自分の戦い方に対して、反省点があるだけなんで。やっぱ練習でやってることしか試合では出ないと思ってるんで、もうちょっと体調だったりを、周りのトレーナーだったりとしっかり話しあいながら、またすぐ復帰して、ダメージはないので、克服したいと思います。

――1ラウンドから3ラウンドを通して、どこかでヤマ場を作ろうと言う気持ちは芽生えていますか?
白鳥 そこなんですよね…。せっかくこうやってRIZINの舞台に出られて、ヤマ場が作れなかったというのが。今思っても、ほんと、自分自身もそうですし、周りも残念なとこだったと思うのですけど。やっぱりプロなので、魅せる戦い方がまだできてないので。倒しにいかなきゃいけない場面は幾つかあったと思うんですけど、そこで終わってた場面が、ところどころ多かったかなと思うので、そこが一番の課題です。

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第5試合 山口裕人

画像: 第5試合 山口裕人

――試合の感想を教えてください。
山口 最悪っすね。また負けて。しかもやりにくすぎるし、いいとこ全然出せなかったですね。見せ場ゼロっす。それが悔しいですね、負けより。悔しすぎてファウルカップとってないですもん、付けっ放し。

――相手の印象は?
山口 あれ、狙ってたんですかね?もうちょいきてくれるかなと思ったんですけど、きてくれなかったですね。悔しいわあ。

――当初のプランではどのように戦うつもりだったのですか?
山口 もっと前に攻めていく感じだったんですけど、やっぱりうまかったですね。離れて、距離を取って、入ってくところに膝合わすのが、自分も膝にビビっていたところがあって入りづらかったんですけど。3ラウンドは、もうええわ、倒れてもいいからいったら、それがよかったのでイチからいっても良かったのかもしれないですが、結果論ですね。

――自分としては、超不完全燃焼?
山口 超以上です。スーパー・超・超くらい不完全燃焼です。

――会場の雰囲気とかも気になりました?
山口 それはもう、前に出たときに経験しているので全然大丈夫でした。最初のオープニングの火くらいですね。びっくりしたのは。

――今後に関しては、これで形としては3連敗と言う形になってしまったのですが。
山口 負けはもういいっす。結構負けるんで。でも、多分強いやつにも勝てるんじゃないかと思ってるんで。弱い奴にも負けるし強い奴にも勝てるし。過去はもうどうでもいいんで、先を見ていくしかないんで。…って言ってますけどね、やっぱ凹みますよね。3連敗。そう言い聞かしてますわ。

――特に地元で(のこの負けは)悔しい?
山口 めっちゃ悔しい。めっちゃみんな見にきてくれてるんで合わす顔ないっすよ。

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第4試合 征矢貴

画像: 第4試合 征矢貴

――久しぶりの試合を終えた感想はどうですか?
征矢 久しぶりだったのですが、すごい、伸び伸び動けた試合でした。

――緊張せずに?
征矢 今回はそこまで緊張せずに本当にRIZINにいるのかな?という(くらい)。自分で言うのもなんですが、本当に2年ぶりとは思えないくらい落ち着いていました。

――そこに何か理由が?
征矢 やっぱり練習。本当に練習がきつくて、それをこなしたので、それが「あれだけやったから、もうあとは試合でやるしかない」って言う気持ちだったので、そのおかげだと思います、はい。

――カウンターがバッチリだったのですが?
征矢 結構、倒すときは右のカウンターなので、それが得意技が当たったと言う感じです。

――川原選手の戦いにくかった部分はありましたか?
征矢 空手の選手でしたので、もう少しステップを踏むかなと思ったのですが、そこまで空手というような打撃ではなかったので、そんなにやりづらさはなかったです。

――川原選手が、完全に征矢選手のプラン通りだったのではないか、と言っていましたが実際どうでしたか?
征矢 今回は当然、打撃勝負もですが、タックル、サッカーボールキック、練習したことを出したいっていう考えで試合をやっていたので、タックル取って、4点膝サッカーボールキックを出せたのでプラン通りの試合です。

――その(アイシングしている)膝はサッカーボールキックで?
征矢 これは完全にサッカーボールキックです。「ヒトの頭って硬いな」と思いました。

――今後は、いっぱい試合をしたいですか?
征矢 59Kgという階級であれば、1ヵ月前くらいにオファーいただいても今日くらいの動きは見せられるので、どんどん試合やっていきたいと思います。

――試合後のマイクで骨髄バンクについてリングの上で語っていましたがどういう思いで?
征矢 大切な人が白血病で、骨髄ドナーが必要になった時に僕がツイッターでみなさんに呼びかけたのですが、格闘家、そして格闘技ファンの方々で、協力してくれた方がたくさんいたので、自分の口でお礼を言うことをお伝えできていなかったので、今日やっとそれができたかなと思います。

――目標はありますか?
征矢 RIZINの…格闘技を始めた時から、さいたまスーパーアリーナで試合をしたいという気持ちが強いので、さいたまで今日みたいな試合ができたら最高だなと思ってます。そして、本当に、地上波生放送にのるくらいの試合をしたいですね。

――ご本人の病気に関しては、完治といわないまでも大丈夫なのですか?
征矢 正直、自分でもいつ悪くなるかはわからないのですが、病気についてちょっと細かいことをいうと「現代医学で治らない」と言われている病気で、大阪に唯一、松本医院というところがその病気を「治せる」と先生が豪語しているので、そこに僕も藁にもすがる思いで行ったのですが、そこで東洋医学と出会い、漢方と鍼で、今まで使っていた薬を全てやめ、それで劇的に体調が良くなったので完治したと僕は自分で思っています。

――今日の試合は先生にも見せられてよかったなと?
征矢 先生が見ているか、ちょっとわからないですが、その先生には感謝しきれないですね。

――試合のコンディションは別として病気に対する不安はなかった?
征矢 1月くらいまでは、たまに下血とかあったので、やっぱり下血するというのは炎症が起きているということなので、それは不安があったのですけど…。そんなことを言っていてもしょうがないなと自分の中で思い、2月・3月と体調がよくなって、試合やりたいですと鶴屋さんにお願いしたら、その時にRIZINに声をかけてもらったので、不安はなかったですね。

――ご自身の病気だけなく大切な奥様を亡くされると言う大変な2年を振り返っていかがですか。
征矢 大変な時期…ちょっと細かいことを言うと、奥さんと呼んでいるけど理由があって籍を入れられなくて婚約者だったのですが。大切な人を亡くし、何もやる気が起きない期間はあったのですけど、ジムに行けば、頑張っている仲間がいるというのはやっぱり僕にとっては大きくて、どんなに辛いことがあっても、ジムに行けばみんながいつも通り頑張っているのでその姿を見て。その姿があったから、僕がこう諦めないで、どうしても復帰してやろうという気持ちになれたのかな、と思います。

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第4試合 川原波輝

画像: 第4試合 川原波輝

――ダメージは大丈夫ですか?
川原 だいぶ効かされたっすね。こんなに効かされたん初めてっすね。何もらったか覚えてないレベルっすね。こんなことに…悔しいなぁ…。効かされました。

――試合の率直な感想はどうですか?
川原 圧力感じたっすね。今まで体感したことのない圧力でした。やっぱり…大きかったですねえ…。多分ハタから見たら「そこまで」と言われてたんすけど、向きあった自分は(圧力を)感じちゃっていました。

――当初のゲームプランは?
川原 自分のやりたいことをやるつもりで、スピードで打って、離れて。それでフェイントかけて、ストンとスピードで当てる予定でした。でもテイクダウン取られたし、向こうは分かってたんすよ、来るのはわかってたのでテイクダウン。もうプラン通りっすよね。打ち合う中で、テイクダウン取られて。ほんで削られて向こうのプラン通りでした。自分のやりたいことができませんでした。

――カウンターがあんなにバッチリ入ったのは見たことなかったですが?
川原 圧力を感じた中で出させられた感じですよね。向こうに。普段あんな風に(カウンターを)もらうことはないんですけど、やっぱり圧力(を)感じちゃって。後手後手で、下がって下がって、そこで「どうしよう、どうしよう。自分のやりたいことやらな」と出たところでストーン!ですよね。向こうの思い通りでした。

――終わったばかりですが、今後の展望は?
川原 今後について...うーん…まあ、楽しかったすよ。RIZINはRIZINで。もう自分からタックルに行く気は正直なかったし、やっぱり組み立てとしては絶対必要っすよ。相手は相手のプラン通り、相手は勝ちに来てたっすよ、盛り上げると言うより。自分はこれを言うとあれですけど、体重差があるなかで盛り上げると言うのが大きかったので。でも向こうは向こうで思いがあって、勝ちたいと言う気持ちが強かった方が勝った。プラン通りに、はめられたっすね。ただ自分は、テイクダウン取られたらきついと思ったからそういう風に持って行こうとしたけど、向こうは何も取らず、向こうの思い通りにやられた感じっすね。

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第3試合 中村寛

画像: 第3試合 中村寛

――試合の率直な感想をお願いします。
中村 いつも通り試合ができたかなと思います。

――プラン通りの試合でしたか?
中村 1R…あのー…何もせんとこかなと言うか。一発も手ぇ出さんとこかなと思ったのですが、全然我慢できんくて、もうセコンドも「倒していいよ」と言われたので倒しました。ラウンドの間の音楽がなんかかっこよかったので「聞かせろ」と言われとったんで。まあ、楽しめて良かったと思います。

―― 一刀選手の印象は?
中村 すごい横の動きが多い方やなと。やってみて気づきましたね。あんまり見ておかなかったと言うのもありますが。縦の動きの多い人が多いと思うんすけど、横の動きもすごい上手やな、と思いました。

―― 一刀選手は東京でも活躍されている名の知れた選手。そういう選手に怯むような気持ちは?
中村 全くないです。

――食ってやろうと?
中村 そうですね。はい、そう言う感じです。

――両拳(のアイシング)は殴りすぎで?
中村 7月に、40数日後にRISEがあるので一応、使った手と足はアイシングしとくだけです。怪我ではないです。

――今後のプランや目標は?
中村 あまり計画は立ててないですけど、とりあえず7月、RISEでこんな感じで、KOショーして今年、間に合えば年末RIZINに呼ばれて、まあ条件さえ良かったら出ようかと思います。

――東京でも名前を売っていきたいですか?
中村 この戦い方しとったら名前売れると思っているんで。

――これで8戦8勝8KOになったわけですけれども、KO記録を意識していましたか?
中村 記録は…そうですね。まだ意識するということもないですね。まあ、倒せる自信はまだあるので、やれば全部KOで勝てると思っています。

――地元関西の会場で戦った感じはいかがでした?
中村 僕、あまり会場の大きさ分からないんですよね。“人獣”って言われているぐらいなので。リングに上げられたら相手どつきまわす事くらいしか考えていないので。

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第3試合 一刀

※インタビュー無し

第2試合 植山征紀

画像: 第2試合 植山征紀

――試合を終えての感想をお願いします。
植山 大舞台でしっかり1RでKOが取れたことはすごく良かったと思います。

――1ラウンドで倒しきることは狙っていた?
植山 インパクトを残して、テレビとかも映れたらなというチャンスを狙っていたので、しっかり早い段階で倒すというのは練習の時から意識してやっていました。

――長いリーチのワン・ツーをもらってましたけど、あれは見えていましたか?
植山 始めはちょっと驚いて「距離が遠いな」と思っていて、始めは少し焦ったのですが、圧力をかけていったら向こうも下がっていったので、少しずつ距離も掴めてきた感じで。まあアップの時に、とび込みのワン・ツーが結構いい感じに動けていたので、すごく感触が良くて当たった時は「終わったな」と思ったのですが。思ったより(相手は)気持ちが強かったですね。

――打ち合いの場面がありましたが?
植山 効いていると思ったので倒し切ろうと思い、少し焦りすぎたのが反省点ですね。

――RIZINには今後も出たいですか?
植山 大舞台なので次はオープニングじゃなく、本戦に出たいなと思います。

――次の試合は決まっていますか?
植山 次はまだ決まっていないです。

――今後の展望などをお聞かせください。
植山 僕の階級は結構、強い選手がいるので、しっかりそういう選手に勝っていって、シュートボクシングの強さをどんどん見せつけていき、僕の知名度と、シュートボクシングの知名度をどんどん上げていきたいと思います。

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第2試合 拳剛

画像: 第2試合 拳剛

――試合の感想をお願いします。
拳剛 一瞬の出来事でしたが自分の中では、精一杯やり切れたので今は非常に気持ちのいい試合ができたので満足しています。

――当初はどのようなプランで戦う予定だったのですか?
拳剛 相手選手は間違いなく懐に入ってくるであろう選手なので、入れさせない、距離をとった戦いというのを意識して練習してきたんですけれども、イメージと現実はうまく噛みあわないみたいで。

――向こうの飛びこみのストレートで最初のダウンを取られましたが、あれは見えなかったのですか?
拳剛 自分も仕掛けていく瞬間に合わせられてたので、ちょっと見えてなかったですね。

――最初のダウンの後に打ち合いにいった気持ちは?
拳剛 必死に取り返して、何なら自分がKOで勝ってやるという気持ちで打ちこみにいきました。

――ダウンを奪われても諦めた気持ちではなかった?
拳剛 全くありませんでした。むしろ「これからやってやる」という気持ちでやりました。

――今回はこのような結果でしたが今後は?
拳剛 非常にいい経験をさせていただいたので、(それを)生かして(また)この舞台に帰って来られるように日々精進してまいります。

――リベンジは?
拳剛 ぜひ望むところで、やりたいです。

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第1試合 憂也

画像: 第1試合 憂也

――試合を振り返っていかがですか?
憂也 楽しく試合ができました。1Rで倒せてよかったなと。

――7月のRISE出場が決まっていると思いますが、大阪大会に向けてどんな準備を?
憂也 今回ノーダメージで勝てたので、明日、明後日くらいから練習を開始して、7月に向けてまたさらにすごいKOを見せられるように練習したいと思います。

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第1試合 田中STRIKE雄基

画像: 第1試合 田中STRIKE雄基

――試合の感想をお聞かせください。
田中 もちろん全然、僕が挑戦者の立場で憂やさせてもらうって言ったんですけど、重たいパンチでしたね。

――最初にもらったパンチは覚えていますか?
田中 はい。覚えていますね。テンプル辺りをかすめたか、しっかり当たったか、ちょっと覚えていなくて、ちょっと膝にきてしまって、手をついたんじゃないかなと思うんですけど。

――思った以上に重いパンチでしたか?
田中 そうですね。最初の、まだ僕が本当に効いてしまう前の一発をもらった時に「あ、重いな」と思って、「もう何発も、もらったら多分立ってられないな」と感じました。

――スタイルが待ちのカウンター狙いのように見えたのですが、どのような戦略を考えていましたか?
田中 憂也選手が僕に対して、こう戦ってくるだろうというのは多分、最初から圧力をかけてKO狙いで。パンチも蹴りも両方上手い選手ですけど、多分パンチ中心でくるんじゃないかと、僕は予想していました。なので、僕はカウンターを狙うほうが勝機があるのかなと思い、くる瞬間を待っていましたね。

――結果的に負けてしまいましたが、今後は?
田中 今日の負け方だと、もちろん憂也選手のパンチは強かったのですが、ああいう風に効いちゃうというのは今後どうしていったら、いいのかなというのは今すぐには考えられないところはありますね。

――まだ戦いたいという気持ちはありますか?
田中 今日すごく、ひとつ感じたのは、僕このままやられるかなと思った瞬間、最後まあ届かなかったですけど、最後0.1パーセントでも勝てる可能性を込めて思いっきり振り回しただけですが、この言葉を言うともしかしたら批判を食らうことはあるかもしれませんが。ただ、憂也選手とやりあってて楽しかったというのはあります。この大舞台というのもありますけど、今後、僕がどうするって答えられないですけど、やっぱり格闘技って楽しいなと思えましたね。

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