第10試合:浅倉カンナ

「メインで試合をするまでになった。『格闘技には夢があるんだぞ』と伝えたいですね」

画像: 第10試合:浅倉カンナ

――試合の感想をお願いします。
浅倉 RENAさんの怖さが半端なくて、怖くて怖くてしょうがなかったですね。とりあえず勝って良かったかなって思います。

――自身の攻めに関してはいかがでしたか?
浅倉 今回も試合内容は、あまり覚えていなくて、やられた事だけ覚えていますね。まぁテイクダウンは取れて良かったと思います。タックルは自身持っていく事が大事かなって思ったので、何回かきられましたけど倒せたんで良かったです。

――試合終了間際でも危険を冒して腕十字を狙いに行きましたね。
浅倉 あまり覚えていないですね。必死にやっていたので。今までは決めに行く勇気はなかったんですけど、その勇気は持てるようになったのでいいトライだったかなと思いました。周りから見たらしっかりガード固めてって思ったかもしれないですけど、RENAさんが怖くて焦りもあっていきましたね。

――足を引きずっていましたがローキックは効きましたか?
浅倉 右足を足の後が付くぐらい蹴られました。

――肘打ちありのルールはいかがでしたか?
浅倉 今回はグラウンドで肘を使っていきました。RENAさんが、どのタイミングで肘打ちを使うかわからなかったので、いろんな角度から対策しました。スタンドではもらわなかったです。下から使っていましたね。

――前回とどういった点が変わりましたか?
浅倉 決めきる事が一番ですが、判定までいくかもしれないと思ってはいました。自分が強くなるスピードよりもRENAさんが強くなるスピードの方が早かったので、最初は焦りましたね。

――判定を聞いた瞬間はいかがでしたか?
浅倉 ギリギリだったと思っていたので判定を聞いて、良かったなぁって思いました。

――試合後、RENA選手と何を話しましたか?
浅倉 覚えていないのですが、RENAさんのおかげでメインで試合ができたのは間違いないので、そこはRENAさんの力を借りました。まだまだ憧れの選手です。

――再戦はありますか?
浅倉 しっかり断ります(笑)。次こそは断ります(笑)。憧れの選手と戦わないといけないっていうのもあって、すごい複雑でしたね。

――試合中、那須川天心選手の声は聞こえていましたか?
浅倉 はい、聞こえました。「前蹴りくるぞ」とか。年末も聞こえていたのですが、アドバイスをしてくれていましたね。試合後のリングサイドでは何を言われちゃったか忘れちゃったんですけど、本当に勝って会いに行けて良かったですし、お互いに高め合えているのを見せられて良かったです。

――黒部選手がRIZINに参戦しますけど、対戦したいですか?
浅倉 黒部さんは、練習も一緒にやってもらっていて対戦したくはないですけど、『RIZIN』の舞台で黒部さんが観られるのが本当に嬉しいです。本当に強いので試合が楽しみです。また一緒に練習したいと思っています。

――今後の展望は?
浅倉 終わってすぐなんで、悔しい気持ちもあるので練習したいですね。ここを乗り越えられたからこそ、新しい壁がぶち当たってくるんじゃないかと思っているので、それをモチベーションに頑張りたいなと思っています。RENAさんの怖さを出せるように練習します(笑)。RENAさんを倒したからこそ、もっともっと強い選手と戦わないといけないし、RIZINデビュー戦で悔しい思いをしてからまさかメインで試合をするまでになって、『格闘技には夢があるんだぞ』って伝えられるようになりたいですね。

第10試合:RENA

「いったん格闘技から離れようかなと思います。一回普通の女性に戻りたいです」

画像: 第10試合:RENA

――試合の感想をお願いします。
RENA やってきたことは全て出し切れたと思いますね。悔しい部分は負けてしまったのであるのですが、自分の中で成長したと感じれたので前回よりかはすごく良かったかなと思います。

――どのような気持ちで試合に臨みましたか?
RENA もう「絶対に勝つ」「絶対にぶっ倒す」「ぶった斬る」って思ってやってきたので。それを全面に出して行ったんですけど、やっぱりポジショニングだけは負けてしまったんですけど、そこを改善すれば次も見えてくるかなと。まぁちょっと、休みたいなと思いました。

――今後の展望は?
RENA 自分の中で試合もしてて、成長も感じられて楽しかったって思うんですけど、いまの気持ちとしては半々かなと。ただ本当に一回離れたいかなと。内容の濃い1ヶ月でしたので、見つめ直したいかなと。そこから第2章があるのか、無いのか、判断したいと思います。

――地上波の中継もありました。世間から注目された試合ですがいかがですか?
RENA 本当にありがたいと思いますし、皆さんもヒートアップしてくれたので。試合をしていてもお客さんの歓声を常に感じていることですが、「ウァー! キャー!」という、いろいろな声が聞こえました。これで全然盛り上がらない試合したら、次は無いと思っていたので、プロとしてはそういう試合ができて誇りに思っています。

――勝負の最大のターニングポイントはどこでしたか?
RENA 打撃では負けていないし、やはりテイクダウンされた後のポジショニングですかね。下からの打撃は当てていた感触はあったので狙いどうりだったのですが、レスリング力に対応できなかったです。でも、短期間で自分の思っている以上に成長はできたと思うのでその点は良かったなと思いました。

――試合後、浅倉選手になんて会話をしましたか?
RENA 「本当にありがとう」と。いろいろありましたが、結果すごい盛り上がったし楽しかったので、「ありがとう」って気持ちです。

――浅倉選手がローキックが効いたと言っていました。作戦どうりでしたか?
RENA すごく距離が遠いのでどこから攻めようかなと思った時に、前は蹴るとタックルされると思い、怖くて蹴れなかったんです。まぁフェイントで蹴っていって、相手に合わせようかなと思ったんです。佐藤ルミナさんとの練習でも、それいいなとなり、思いのほか、感触が良かったので足を潰しにいこうかなって思ったのですが、もっと蹴れば良かったですね。

――相手のタックルは想定できていましたか?
RENA 想定内といえば想定内なですが、そこからの展開は決められることは、なかったので本当に作戦も全部できたしミスもしませんでした。ただ本当にレスリング力を上回られてそれに対しての対応ができなかったってのが敗因かなと思います。

――再戦は?
RENA すぐには絶対にできないので、どうですかね。私は今回の試合ですごく成長できたので受けてくれるなら(笑)。次は負け無いぞと。でも、私もほかの選手と戦いたいし、海外に挑戦したいと思ってもいるので浅倉選手にこだわらず……今後どうするか分からないですが、いったん格闘技から離れようかなと思います。

――格闘技から離れるというのは?
RENA いえ、休むという意味です。ジムには顔を出しますが、普通の女性に戻りたいです。いろいろな所に行って、いろいろリフレッシュをしたいです。

――肘ありのルールはどういった経緯で決まったんですか?
RENA 流れ的に決まりました。私は面白かったです。今後も肘ありでやりたいです。シュートボクシングでも昔は肘があったのですが、私が出始めるぐらいからなくなって、試合でしたことはありませんでした。たまに練習していたぐらいです。楽しかったです。肘はスタンドでは狙いませんでした、グラウンドの時ですね。

第9試合:堀口恭司

「日本が盛り上がる試合をどんどんしていきたいです。次はキックルールで那須川くんとやりたいなと」

画像: 第9試合:堀口恭司

――試合の感想を。
堀口 すごく相手に研究されていて、言い方は悪いとは思いますけど逃げる相手だったかなと思います。相手も来てくれるとやりやすいのですが、自分が行くと下がってというのだと噛み合わなくてやりづらさを感じましたね。相手のグラウンド攻めに対しては落ち着いて対応できました。

――UFC時代のデメトリアス・ジョンソン戦のような感じでしたね。
堀口 そうですね、そういう展開も久しぶりだったので、対応はできていたと思うのですが、自分から攻めに繋げられるようにしていきたいですね。

――序盤に体勢を崩したシーンはいかがでしたか?
堀口 あれはフラッシュダウンというよりかは、バランスを崩したかなってだけです。あの後も全然普通に動けているし、全然普通でしたね。

――今回はスケジュールの都合でセコンドにATTチームがいませんでしたが不安でしたか?
堀口 やっぱりいてくれた方が技術の最終的な調整がわかるんですけど、まぁ全然そこは心配なくいけました。

――5年前の第1戦と何が違いましたか?
堀口 相手の気持ちが違ったかなって感じですかね。

――師匠の二瓶さんに試合後、何か伝えられましたか?
堀口 あの…多分、めちゃくちゃ怒られると思います。『何やってんの、おめぇ』って。だからちょっと『すみません』って(笑)

――勝利はしましたが、あまりテンションは上がっていないようですね。
堀口 うーん。試合前にいろいろあってあんまり、高ぶらなかったですね。煽りVTR(二瓶さんのコメント)が流れるじゃないですか。勘弁してくれよって、速攻ヘッドホンで耳塞いで。聞いちゃうと泣いちゃうんで。さすがに試合前は勘弁してくれよって、そんな感じです。

――今後の展望は?
堀口 日本が盛り上がる試合をどんどんしていきたいです。その為に日本に帰ってきたので。盛り上がる試合を組んでくれると嬉しいです。まぁ、キックルールで那須川くんとかやりたいなと思います。

第9試合:扇久保博正

「またいずれ堀口選手と戦いたいですね」

画像: 第9試合:扇久保博正

――試合の感想をお願いします。
扇久保 1ラウンドの途中からスタミナが切れてしまって、それが敗因かなと思います。

――気持ちが強い試合となりましたが、どんな思いで戦っていましたか?
扇久保 「殺してくれ……いつ俺のことを失神させてくれるかな」と思いながら。

――顔の傷が凄いですが堀口選手の打撃は効きましたか?
扇久保 スタンドの打撃は見えていたので、ほとんどもらっていないと思いますけど。堀口選手も寝技をしっかり練習してきているのでしっかり対処されてしまって、そこで削られてしまいましたね。

――試合全体を通しては堀口選手を苦しめた印象になると思います。
扇久保 1ラウンド途中まで「これ勝てるんじゃねえか?」と思ったのですが。どんどん疲れてきちゃって、スタミナがもっとあれば勝てたんじゃないかなと思います。

――今後は?
扇久保 『RIZIN』に継続参戦していきたいです。またいずれ堀口選手と戦えればと思っています。

――堀口選手も「相当研究してきている」と言っていましたが。
扇久保 いや、正直そんなに研究していないんですよ。本当に。コーチの鶴屋さんに「デメトリアスだ」という指示を受け、それを真似して、ずっと練習してきたので(笑)。でもそれが出たのかなと思います。

――スタミナが切れた要因は?
扇久保 タックルを切った後の体重の掛け方とかが凄く上手くて。組が予想よりも強かったですね。

――教え子の浅倉カンナ選手が勝利しましたね。
扇久保 RENA選手も凄い強くなってて、でも本当に凄いプレッシャーだと思うんですよね。二十歳の女の子が凄い期待されて、よく頑張ったと思います。やっぱり愛の力ですね。

――入場曲で吉田拓郎さんの「洛陽」を使っている理由を教えてください。
扇久保 吉田拓郎さんが大好きで。PRIDEとか見てるときから俺が入場するときは「洛陽」だと決めていました。

第8試合:イリー・プロハースカ

「今日の試合は私の理想に近づけた試合だと思います」

画像: 第8試合:イリー・プロハースカ

――試合を振り返ってください。
プロハースカ まず勝てて嬉しいです。相手の動きをしっかり見ていたので勝てると思っていました。ただ一回だけパンチをもらってしまったので、そこは相手を過小評価しすぎてしまいました。でもそこからしっかり立て直して勝利することができました。

――KO勝利もして、満足した試合展開ができましたか?
プロハースカ 私にとって今日の試合は非常に重要な試合でした。目指していた完璧な試合ができるのか? それを試す試合でした。今日の試合は私の理想に近づけた試合だと思います。これからも自分の理想を目指して精進します。

――今後は誰と対戦したいですか?
プロハースカ ミルコ・クロコップ選手とやることが話題になっていますが、個人的には誰とでもやりたいと思っています。誰と戦ってもいい試合がしたいと思っています。誰であってもベストを尽くします。

第8試合:ブルーノ・カッペローザ

「まだまだ経験不足でした。今後は焦らずに試合をしていきたいと思います。また日本で挑戦したいです」

画像: 第8試合:ブルーノ・カッペローザ

――試合の感想をお願いします。
カッペローザ とてもいい試合だったと思います。コンディションも抜群でした。しかし、まだまだ経験不足でした。パンチがうまく入ったのですが、焦ってプロハースカ選手のカウンターを食らいました。本当に残念です。

――試合は負けましたが、いいパンチも入りました。
カッペローザ 試合は負けてしまいましたが、自分もいい打撃は当てることができました。自分は気が短いところがあるのでミスを連発してしまいました。まだまだメンタルが足りていなかった部分があると思います。今後は焦らずに試合をしていきたいと思います。また日本で挑戦してプロハースカ選手にリベンジをしたいです。

第7試合:五味隆典

「真夏のさいたま、判定ダメだよ。KOじゃなきゃ」

画像: 第7試合:五味隆典

――試合の感想をお願いします。
五味 まあ、いい試合ができましたけど……ウェイトオーバーとかはもうちょっと競技としてしっかりやってほしいとは思いますけどね。

――久々にポールの上に立ちましたが、景色はどうでしたか?
五味 PRIDEに出ていたときは、25〜26だったので、15年ぐらい前なんですかね? なんとかね、今の人にも知ってもらいたくて、なんとか実現できてよかったです。

――試合後、ティト・オーティズの墓掘りパフォーマンスをしていましたが。
五味 あれはね、あまりいいことじゃないんだけど。あまりこんなことは言わないほうがいいと思うんだけど、本当はね、今日のお昼過ぎまで試合をやんないって言ってたんだよね。昨日から一睡もできなかったし。ボクシングでも山中慎介選手の試合であったよね。だから僕は体重オーバーしたら断固として試合をパスしようとしていたんです。大怪我にも繋がるし。相手は体重落とす気もなかったしね。それでこっちが試合を了承したら、なにかすげー元気になっちゃって。オープニングの時に相手を見たらすげーデケーなーと思って、「どうしよう」って(笑)。だから1つしかないルールなのでそこは守って欲しいですよね。

――さいたまスーパーアリーナは爆発的な盛り上がりを見せましたがファンに思うことはありますか?
五味 大声出して心のそこからストレス発散できる楽しい時間を提供できたのかなと思いまけど、僕この試合が52試合目なんでそろそろしんどいです(笑)。でもこの試合は色々とモヤモヤしましたね。減量しんどいですけど、しんどい思いは全選手一緒なんでね。

――今後の展望は?
五味 当初は大みそかに向けて徐々に相手を強豪にしていくという考えはあったんですけど、今回がこういう感じになってしまったので、7月、9月、12月と出たかったのですが、もう8月いっぱいは飲み続けようと思ってるんで。捕まらないと思います(笑)。次は大みそかですかね。強豪選手とやれたらと思います。みんなが楽しめる試合ができたらと思います。

――途中膝がきになるシーンがあったと思います。
五味 半月板が去年からちょっと悪いんですけど。練習とは違う角度になると抜けてしまうことがあるんです。パンチで効いた訳じゃないんです。なかなか治らないものですよね。

――最後の決め手はなんだったと思いますか?
五味 そうですね……とにかく(相手は)ウェイトコントロールも失敗してるし、足を動かして冷静に戦えばスタミナは切れると思っていましたね。勝負をあきらめなければ必ずスタミナは切れると信じてやっていましたね。でも一発の威力がちょっと違ったので。

――ボディも効いていましたね。
五味 それに合わせてきたアッパーは怖かったですけど、本来なら僕がやりたかったんですけどね。パッキャオ選手のようにね。でも気持ちが折れてくれたので良かったですよね。

――ディエゴ・ブランダオンが五味選手と戦いたいと言っていました。
五味 あの選手もUFCで戦っていたんですよね。なるほど。70kgまで落とせるかな? まあ機会があればやりたいですよね。強かったですよね。

――お客さんの声援はどう感じましたか?
五味 いつも憶えていないんだよね、だからまた試合やっちゃうんだろうね(笑)。北岡(悟)選手も一緒に勝って欲しかったけど、負けて。だから「やっちゃおう」って思いましたけどね。俺も北岡選手も年齢が近いから思うようには身体が動かないけど。日本の格闘技を本当になめられたくないって思ってたしね。「真夏のさいたま、判定ダメだよ。KOじゃなきゃ」って言ったけど、最近俺の真似してるやついるでしょ? 「判定ダメだよ、一本じゃなきゃ」って小さいこと言ってるやつがいるでしょ(笑)。やっぱり本家が言わないとね。本家が言いますよ。やっぱり嬉しかったですよ。皆さんの後押しのおかげですよ。

第7試合:メルビン・ギラード

「五味は思った通りレジェンドファイターでした」

画像: 第7試合:メルビン・ギラード

――試合を振り返ってください。
ギラード 五味は思った通りレジェンドファイターでした。素晴らしい選手ということは最初からわかっていたことでしたが。自分のパンチも入っていた思いますが、彼はよく耐えました。敬意を表します。結果を受け止めます。いい試合ができたと思います。ただ体重のこともあり大変な2日間でした。それは言い訳にはしません。

――五味選手のパンチはどうでしたか?
ギラード それほどダメージは受けていませんが、どちらかというとボディに入ったパンチが効きました。試合全体で言うとお互いに打ち合っていたのでその中での結果だと思います。体重の話で言うと、ここ最近は185ポンドの階級で戦っていたので、ここまで体重を絞って戦うことは難しかったかなと思います。また五味と戦うことができるのなら戦いたいと思います。ただルールに関して言えば、昨日のルールミーティングでは何もいっていなかったのに、直前になって頭部への膝蹴りがダメになったりだとか、五味選手に勝ってほしい周りの思惑なのかなと作為的なことを感じた。ただ五味選手に対してはリスペクトしています。PRIDEに出たかったのでこうして日本で試合ができたことを嬉しく思っています。また試合をしたいです。

――今日は体重は何kgだったんですか?
ギラード 74kgでした。ただ昨日の時点で何kgにするというのが二転三転しました。しかし、今後このようなことがないように気をつけたいと思っています。この2日間、体重調整のために水を取れなかった。でもそこは完全に自分の調整ミスです。

――レスリングシューズを履いた意味は?
ギラード シューズを履こうと決めた理由は日本に着いてからです。理由としてはサッカーボールキックもダメ、膝もダメと言われたのでレスリングシューズを履いて臨もうと思いました。私のアイドルはケビン・ランデルマンです。PRIDEへの憧れもあったのでせっかくだったらPRIDEのルールで戦ってみたかったという思いはありました。私は『RIZIN』が大好きです。日本のファンも大好きですので、また日本で戦いたいです。

第6試合:ディエゴ・ブランダオン

「シウバの入場曲で入場した時はテンションが上がりました。今日はKO勝利しかない」

画像: 第6試合:ディエゴ・ブランダオン

――試合を振り返ってください。
ブランダオン 実は試合前にいろいろな問題がありました。日本に来る時のフライトの問題もありましたし、コーチも来ることができませんでした。疲れ果てた状態で体重の調整を行いました。それでも日本で仲間ができて体重の調整もできました。日本での体重超過は許されません。最終的には勝てて良かったですし、素晴らしい試合が出来ました。今は穏やかな気持ちです。

――北岡選手の印象は?
ブランダオン 経験豊かな選手でしたが、相手はこの危険な男、ディエゴ・ブランダオンですよ。リング上で彼は変な目つきで私を見て挑発しようとしていました。でもいま思うと自分自身がリラックスする為にやっていたんじゃないかなと思います。とにかくいい試合ができたので感謝しています。(北岡の真似をしながら)いい顔だったと思いますよ。

――RIZINの雰囲気はいかがでしたか?
ブランダオン さいたまスーパーアリーナはUFC以来2度目でした。PRIDEに憧れていたので『RIZIN』に出ることで夢が叶いました。ヴァンダレイ・シウバの入場曲で入場した時はテンションが上がりました。今日はKO勝利しかないと思いました。

――今後の展望は?
ブランダオン 今後もRIZINに参戦したいです。お願いします。地元の友達やファンからのメッセージがいっぱい来て携帯の電池が切れてしまいました。ブラジルでも日本の『RIZIN』は最高の舞台だと知られています。この階級で戦っていきたいですし、日本のスターである五味選手と戦いたいです。チャンスがあればいい試合をしたいと思います。

第6試合:北岡悟

「僕は勝負させてもらった事だけでもありがたいと思っています」

画像: 第6試合:北岡悟

――試合を振り返ってください。
北岡 ちゃんと(意識を)飛ばされまして、さっき映像で見て確認しました。

――ブランダオン選手と対面した時の印象は?
北岡 圧力がありましたね。ちゃんと組むこともできなかったし、テイクダウン取りたかったけど出来そうな感じでもなく別にアプローチ出来なくはなかったですけど。とてもテイクダウン出来るような組み方ではなかったですよね。

――試合開始直後にまずタックルに行きました。
北岡 まぁテイクダウンして攻めるっていうのは決めてましたけど、テイクダウンしてアプローチしてっていう…まぁ映像見る限りは差はあったと思います。差がある中で勝負を仕掛けてやられたという感じでしたね。もう少しいろいろな準備、いろいろな事を想定して入り方を考えていたのですが、そこに至ることもできなかった内容でしたね。

――最後のパウンドは上手く当てられたという感じでしたか?
北岡 体勢は悪かったですがブランダオンは打てるでしょう。僕は打たれるかもしれないけど決められるかもしれないっていうゲームを僕が作った。作ったというか、作らされたわけじゃなくて、もうあれしか手はなかったていう感じです。一応言った通り、やられる覚悟を持ってやってはいたということですね。かなり程度は低いですけど。

――最後に足関節を狙いましたけど、どうでしたか?
北岡 足は考えていたのですが、まぁ上からやりたかったですよね。負けるべくして負けただけなんで。

――今後の展望は?
北岡 まぁ、DEEPの防衛戦がオファーされるんだと思うのですが、ちょっとどうしたものかなっていう感じですね。『RIZIN』は席が無い中、こうやってチャンスをもらって見事に負けたのでファンがどう思うのか知らないですけど、席は譲るべきじゃないかなと思うんで。僕は勝負させてもらった事だけでもありがたいと思っています。勝負に負けたんなら引っ込めっていうのは当然なんじゃないかなと思います。

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