画像: SARABAの宴 第一試合 髙阪剛 VS ジェームス・トンプソン スペシャルワンマッチ 試合結果

2015年12月29日 SARABAの宴 第一試合 スペシャルワンマッチ

髙阪剛(win)
2R 1:58 レフェリーストップ
ジェームス・トンプソン(lose)

リングコール時、PRIDE時代を思わせるアクションで応えるトンプソンに対し、髙阪は静かな表情でこれを見据える。

1R

ゴング&ダッシュのトンプソンに髙阪は右フックを打ち込みつつ横にさばき、その後で胸を合わせて組みつく。

トンプソンは左手の片手クリンチから右パンチを強打でボディに打ち込み、そして首相撲からヒザ。体格差もあり髙阪はコーナーに押し込まれてしまう。右ボディパンチを効かされる髙阪だがプッシングでトンプソンを押しのける。そして髙阪の左フックにトンプソンは一瞬腰がガクッと落ちる。そこから髙阪は頭を引き落としてヒザ蹴りを見舞い、左右フックで攻勢となる。髙阪はさらに右ロシアンフックの連打で攻める。

ボディにヒザも見舞われダメージでヨロめくトンプソン。トンプソンは小手投げを見舞うが、髙阪はこれをこらえる。スタンドでの攻防が続き、片手クリンチからのフック、アッパーのトンプソンに対し、髙阪はトンプソンのパンチのインサイドを抜いて左ストレート、右ストレートと攻める。

だが、やはりトンプソンが圧力で詰めていく。しかし、ここで髙阪が小手投げを決めテイクダウン。髙阪はトンプソンを抑え込み、立とうとして四つん這いになったところを上から覆いかぶさり、パンチと鉄槌、そして顔へのヒザ蹴りでで猛攻。しかしトンプソンも髙阪の足を取ってそこから立つ。

ミドルキックを放つ髙阪だが足を滑らせグラウンドで下になる。だが髙阪は覆いかぶさってきたトンプソンの体を送り自身の足の方向へ送り、再び四つん這いにさせて後方から鉄槌と顔へのヒザ蹴りを見舞う。

トンプソンは髙阪のヒザ蹴りを掴んで立とうとするが、髙阪は立たせずに鉄槌を打ち込み、トンプソンを仰向けにさせてサイドポジションを取る。そこからアームロックを狙うが、やはりトンプソンは立ってくる。髙阪はコーナーに押し込み、トンプソンはクリンチパンチに活路を求め、左フック、右アッパーを髙阪に見舞う。

2R

髙阪はジャブを突き刺し、トンプソンは左右のフックを振るうが、髙阪は見切って当てさせない。前に出るもスピードの落ちているトンプソンに髙阪は狙いすました右アッパーをヒット。だが、一瞬止まってもトンプソンはやはり前に出てくる。

髙阪は右フックを当て、トンプソンはタックルで出るも髙阪は再びび四つん這いの体勢にさせて鉄槌を見舞い、トンプソンが立ち上がっても右ストレート。さらに左右フック、右ストレート、右クロスと連打で見舞い、レフェリーが試合を止めた。

髙阪のマイク
「髙阪剛、ただいま戻りました。そして榊原さん、高田本部長、お帰りなさい。そして何より1億人以上いらっしゃるファンのみなさん、よく帰ってくださいました。ありがとうございます。まずは今回こうやって再びリングに上がらせて頂くためにために助けてくださったみなさん、その方々の名前を挙げると1日掛かってしまいますのでこの場を借りてすべてのみなさんにありがとうございました」

髙阪剛試合後インタビュー

―相手の体重オーバーを聞いたときは?
個人的にはもともと、自分より20~30kg多い相手とばかり試合してきたので、それに関しては思うところはなかったです。ただ、ルールの中で行なっている競技で、その中でしっかりやるというテーマはあったので。なので、大きい相手とやるのは問題ないですが、ルールの部分でしかるべき処置が行なわれるんだろうなと期待しています。

―グラウンドでのヒザ蹴りも観られましたが?
今回の復帰にあたって、第1試合を任せてもらったので。PRIDEルールでしか見せられないものを知っている選手は数少ないと思いますし、その中でも自分が先頭きってやりたいなと、強い意志を持って試合しました。

―今後の予定は?
試合は継続してやっていきたいと思います。どこでやるかは正直なんとも言えないことですが、自分の中でRIZINの旗揚げ戦でやらせていただくことに、何かに導かれてという感覚があったんですね。正直、試合中に意識が飛んで覚えてない部分もあるんですけど、グラウンドのヒザや、魂を見せる試合のやりかたというのは、今回のRIZINだからこそできた気はします。継続してできるのであれば、RIZINでがんばって何か届けられるように、また若い選手の道しるべになれればいいなと思います。とりあえず、いまは休みたいです(笑)。

―ラグビー日本代表の選手と言葉は交わしましたか?
今回、リングにはつばぜり合いをやるつもりで、自分はそういう試合しかできないと思って上がりました。その中で後ろ盾というか、ジャパンの選手の声が耳に入ったり、気持ちが伝わったり、自分が前に出る原動力になったと思います。みんなには「力もらえました、ありがとう」と伝えました。

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