第14試合 フロイド・メイウェザー

画像: 第14試合 フロイド・メイウェザー

メディアの皆様、日本の皆様、ファンの皆様、ありがとうございます。これはエンターテインメント、私としては、人を楽しませたいということできた。彼は素晴らしいチャンピオンで若いライオンです。まだ成長する余地があります。これは記録には残りません今後もがんばっていただきたいです。サポートしてくれた皆さんにも感謝します。スポンサー、チーム、それからアメリカから来てくれた人にも感謝の意を一緒にイベントを楽しんでくれればと思っています。私と一緒にリングに上がってくれた天心選手に感謝します。

ーーここでカウントダウンーー

皆さん、明けましておめでとうございます。ポジティブで、エネルギーと愛に満ちた一年になることを祈ります。家族や親戚のみんな、練習に付き合ってくれたみんな。メイウェザージムの若い選手を私は育てたい。コンタクトスポーツはいい時もあれば悪い時もあり、一生懸命やることが大切ですから、これから天心選手には頑張っていって欲しいと思います。私はまだ引退しています。「STILLRETIRED」です。私は、カムバックするつもりはありません。アメリカに残っているチームのみんながリング外でも賢い選択をサポートして、導いてくれました。現役時と同様な生活を送ることができています。先ほど申し上げましたが、この場に、若い選手を連れて来ていて、チャンピオンの資質がありますので、自分の姿を見せることで学んで欲しいと思っています。世界で経験してもらって、いろんな文化を学んで欲しいと思っている。

日本は本当に美しく綺麗な国で、敬意を持って接してくれている。これまで何度も来ていますが、また来たくなる国です。新年なので、記者の皆さんからの質問は受けたくないんです、アメリカでパーティーと決まっているので、ここに来たのは、取材に来てくれる皆さんへの敬意を表したいからです。この場を借りて、みんなに感謝を伝えます。

≫インタビュー動画はコチラ

第14試合 那須川天心

画像: 第14試合 那須川天心

——試合を振り返っていかがですか。
那須川 色々初めてのことばかりで…いい経験になりました。

——涙していた心境は?
那須川 悔しかったですよね。本気でいけると思っていたんで。うーん。そうっすね、こんなにも…悔しいことはないです。

——実際に対峙したメイウェザー選手はいかがでしたか。
那須川 最初すごい舐めているというか笑ってて、ストレート一発入ったんですよね。そしたらすごいプレッシャーかけてきて、正面のストレート撃ってきて…。それをガードしたんですけど、気を取られていたら次に打たれちゃって、そこでスリップ気味だったんですけど、立とうとしてもなかなか立てなくて。ぐわんぐわんしてしまって。

——メイウェザー選手との試合の感想は?
那須川 エキシビションなんで負けとはならないですけど、心には一生残る。その気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたいと思いますし。メイウェザー選手が3R、避けてくるかと思ったら本気で倒しにきてくれたので。自分はどんなにピンチになっても倒せると絶対下がらずに、勇気を持って戦うつもりで最初からいたので、勝ちたかったです。

——RIZINのビッグイベントでメイウェザー戦をメインでやったことについては?
那須川 今日は悔しいですけど、また次も頑張れる気がしますね。こういうのはもうないと思う。

——今後の目標は?
那須川 今は、こういう良い経験を今回、自分しかメイウェザーを知らないという経験ができて有難い。この経験を生かして、どんどん次のステージというか、次に向かって頑張りたい。みなさんの応援が力になったので、すごい試合前にはメイウェザー選手にムカついてましたが、戦ってみたらまあ、いい人というか。

——いつもやっているキックとの違いは?
那須川 ボクシングだからというわけではないが、プレッシャーがものすごくて。最初は舐めた感じでしたが、ちょっと打とうとするだけで全部フェイントしてきますし、余裕っぽくしていて全然そういう感じではなかったし、一流だと思いました

——体格差は?
那須川 めちゃめちゃ感じましたね。向かい合って初めて分かりました。そんなに感じなかったのですけど、やっぱり凄かったっすねー、もうちょっとできると思ったんですけどね

——今までもらったパンチとメイウェザーは違う?
那須川 全然違う、これ以上、こんな強いパンチ無いと思う。もう怖いものないと思います。

——今日の経験を踏まえて、改めて今後、ジャンルも含めてどの試合を中心に?
那須川 今のところは3月ですかね。3月10日にトーナメントが決まっているので、そこに向けて、世界トーナメントに向けてしっかり調整して、いきたいなというのはあります。この経験は何よりも大きいものだと思うので、今日のことは絶対忘れないです。

——ここまで本当にものすごい世界中で話題になるカードを、改めて振り返っていかがですか。カード決まってから。
那須川 長かったようで短かったと思うんすけど。初めてアメリカに行って、たくさんの人に応援してもらえましたし、今回、いろいろな人が自分に協力してくれて、結果は良い方向には向かなかったですが、みんなに勇気を与える、挑戦するっていうことを見せることができたかなと少しは思うので、もっと強くなりたいと思います。

——ワールドトーナメントは、それをまた改めて証明?
那須川 そうですね。

——メイウェザーのようなすごいストライカーと手を合わせて今後トレーニング変えようと思うことなどはありますか?また、最大の収穫はなんですか?
那須川 トレーニングはこれからも変えずに今のスタイルでやっていこうと思っています。収穫は、メイウェザー選手の技を盗めたかなと思いますね。やられたことを絶対忘れないんで。それを全部吸収して、やられたことを他の選手にやってやろうかと思っています。

——具体的には?
那須川 相手のフェイントの仕方だったりポジショニング、ジャブの打ち方、パンチの打ち方、そういうものですね。マネっていうか、盗もうと思います。まあでも、ボクシングの技術だけで、普段の態度は真似したくないです!

——左ストレートの手応えは?当たった時に罠だと思った?
那須川 罠というか渾身のパンチだったので、そこから向こうの顔色変わりましたし、圧力を倍以上に感じたっすね。「当たったー!」って思ったんですけど、そこから怖さが増して。ちょっと顔色を変えることは、できたのかなと。手応えというか、倒れるほどじゃないけど、届いたという手応えはありました。

——いつもだともっとステップ、動いていたのではないか?
那須川 どうですかね、動いてたつもりだけど動けなかったんじゃないですかね。来るか来ないかもあったし、バンテージも巻きなおしましたし。「遅れてるのにふざけんな」って感じじゃないですか。ギリギリにちょっとやって…とか。だからって結果が変わることはないですけど

——自分が研究されている感じはありました?
那須川 自分は動くタイプの選手なので、動こうとするところを潰そうとしたり、プレッシャーのかけ方が、普段はこう下がるのに、前に前に来たので、体格差を生かしてきたのかと思います。

——今後、体が大きい相手と戦って勝つために、何が足りない?
那須川 今回の試合は、大きいというより、メイウェザー選手だからやったので、そういう試合はほぼないと思います。

——ダメージ受けるダウンの仕方をしていた。今日のダメージって今後抜けるのにどれくらい?
那須川 今まで、ダメージを受けたことがないので分かんないですね。すぐ抜けるのかも分からないですし。どうなんですかね、すぐ抜けるんじゃないですかね?分かんないです。本当にダウン取られて、あ、こんななんだ、今まで自分は相手にこれやってたんだって。効くって怖いなって思いました。すぐセコンド見たんですけど、(斜めに手を傾けて)こうなって行って、気持ちは立とうとしているのですが、動かない、というような感じで、びっくりしましたね。

——刃牙とかで、グニャあってなる、ああいう感じですか?
那須川 あ、それでしたね。あっ!そっか。そうっすね。そんな感じだった。グニャアっていうか、こうなってたんです(手をまるめて)。

≫インタビュー動画はコチラ

第13試合 堀口恭司

画像: 第13試合 堀口恭司

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
堀口 相手がでかくて、力を感じる試合でした。

——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
堀口 プラン通りに戦えたと思っています。

——今回、リングでの戦いに経験の差が出たと思いますか?
堀口 Bellatorのチャンピオンが日本に乗り込んでくれたので、自分もしっかりとお礼ではないですけど、言って、またリマッチしたいと思います。

——全体を振り返ってどうでしたか?
堀口 RIZINのベルト、日本のベルトなのに海外に持っていかれるのは自分的には納得いかないのでしっかり取れて良かったです。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
堀口 もっともっと、日本の格闘技というのを昔のプライド時代じゃないですけど、広めていきたいなと、楽しいんだぞと伝えていきたいと思っています。

——総立ちになる久しぶりの機会、こういうムーブメントを起こしたいと?
堀口 自分の試合がきっかけになってくれたら嬉しいなと思っています。総立ちになったのは見ていなかったですけど。有難いです。

——日本代表としての責任は果たせましたか?
堀口 まだまだこれからですね。

——フィニッシュについて。ギロチンは、その途中まではそぶりを見せていなかった。3Rのあの時点で出すのはプランの中で?
堀口 プランの中にありました。1回負けてるのがギロチンなんですよ。あのコールドウェル選手は。だからチャンスがあれば入ると思っていて、レスラーのクセなのかわからないのですが、すごいいい位置にあったので、これ入るなと思って。コーチ陣は、あんまやるなって言ってたんです。下にあってリスクあるからやるなと言っていたのですが、自分は練習で繰り返しやって手応えがあったのでここで行くしかないと思ってやりました。

——3R始まるまでは、陣営はどう考えていました?
堀口 自分の中ではテイクダウン取られてるし、コントロールされてるから負けてるだろうという判断。セコンドは1R取って、2R取っていると言われましたが、自分は極めなきゃダメだと思ったので極めにいきました。

——2Rまでの展開であれくらい下になるのも想定内?
堀口 想定内でした、向こうはレスリングでリーチもあるし、本当に想定内です。

——理想としてはスタンドで?
堀口 本当ならもっと自分のスタンドを活かしてやる感じでしたが、相手もあることなので、自分の中では寝かせられるなと思っていたので、本当に予想通りです。

——Bellatorでの再戦について
堀口 すぐに練習は再開します。アメリカに行っちゃうと、どうしても自分の得意な空手ができないので、こっちにいる間に空手を練習したいと思っています。

——メインの那須川メイウェザー戦の感想は?
堀口 やっぱり体重差が出た試合。10kgの差はでかいなと思いました。

——最後にリング上でチームのみんなと二瓶先生の写真を掲げていたのは、報告したかったのですか?
堀口 前回の那須川くん戦でいいところを見せられなかったので、今回はKIDさんと二瓶先生にしっかりやれたと報告したいと思います。

≫インタビュー動画はコチラ

第13試合 ダリオン・コールドウェル

画像: 第13試合 ダリオン・コールドウェル

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
コールドウェル 向こうが良いゲームプランで試合に臨み、よく実行できたと思う。

——2R目までは優勢だったとご自身で思いますか?
コールドウェル よくわからない。コーナーでは、「試合は接戦だ」と言っていたので、とにかく前に出て、3R目に前に出て行くと判断し、残念な結果に終わった。

——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
コールドウェル (堀口)恭司は非常に素晴らしいファイターだ。また敬意を持って戦ってくれた。彼は、俺が対戦した中ではベストファイター。機会があれば彼とアメリカ、俺のホームグラウンドでケージで再戦したいと思う。

——Bellatorで迎え撃つという形になるのでしょうか。ケージに言及されましたがRIZINのリングはやりづらさが?
コールドウェル 自分としてはスタンディングよりグランドを得意しているから、ケージをなるべく広く使いグラウンド勝負に持ち込むパターンがいい。実際、リングでの戦いということになり、この契約から6週間半で短い期間での準備で、経験の差が出てしまったと思う。

——その上で、RIZINにまた出たいと思いますか?
コールドウェル RIZINのGPに出たいと思うし、今でも自分はバンタム級で最強だと自負している。今後RIZINで戦う機会があればと思う。堀口選手にアメリカに来て戦って欲しい。今日は経験の差は出た。短い準備期間という要因も絡み、今日は彼の日だったということに尽きる。今日は彼のゲームプランがよかった。

——初めてのRIZINは、興行としてはいかがでしたか?
コールドウェル 素晴らしかった、自分の人生でも最高の経験の一つだったと思う。ファンも素晴らしかったので、また是非機会があればやってきたいと思う。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
コールドウェル Bellatorのケージに恭司にBellatorに来てもらって勝つ、そしてまた日本に来る。まだ俺は自分が最強だと信じてる。この一回の敗北で全てが決まる訳ではないと思うので。わたしはファイターですからいつまでも戦います。

——フィニッシュについて予測できていましたか。
コールドウェル 予測はしていませんでした。今までもギロチンや三角で負けたことあるけど跳ね返って勝てていた。みなさん、どうもありがとう。

≫インタビュー動画はコチラ

第12試合 浜崎朱加

画像: 第12試合 浜崎朱加

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
浜崎 思ったような展開じゃなかったというか、ずっと打撃の展開で。今回ボクシング、打撃をずっと練習してきて試したいこともあったので試せてよかったという感じです。

——思ったような展開じゃなかった、というのは?
浜崎 すぐタックルがくるかと思っていたのですが。私もどちらかというと寝技が得意なのであちらも打ち合ってきたのかと。

——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
浜崎 練習もあまりしたことなかったのですが、前よりは強くなっているなと思いました。

——元々狙っていたのか、もしくは試合展開の流れで決めたのでしょうか?
浜崎 狙えるところがあればしっかり一本とろうと思っていたのですが。

——タックルにこなかったことで、この流れに?
浜崎 あまり覚えていないのですが、どういう流れだったのか。関節がすごい柔らかいのが分かっていたので、なかなか極まらないかなって思ったのですが、しっかり極められて良かったです。

——大晦日というのはプラスになりましたか?
浜崎 大晦日のさいたまスーパーアリーナはやっぱり特別な場所。この大観衆で試合ができたのは一生の思い出じゃないかと。

——サミングについては?
浜崎 ちゃんと見れてないんですけど、ちょっと痛かったので、そうなのかなと。なんか、こう、ぼやけていて、指ががっつり入ったわけではないっぽいのですが。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
浜崎 しっかりベルトを取ったからには防衛していくのが一番の目標です。

——勝敗を分けた、鍵になった点があれば。
浜崎 ボクシング練習したことで打撃にも自信がついて、打撃を与えながら、打ちながら、寝技に移行できたのが、よかったと思います。

——若い世代にしっかり勝ったことで、まだまだ負けていられないと強く>
浜崎 若い子たちもどんどん格闘技始めていってくれていると思うので、下の世代の人たちにもまだ負けない気持ちは持っています。

——伸び代があるということを対比的に言われるのはどうですか。
浜崎 私もそう思っているので、全然。柔道やってて20代って伸びた時期があったので、その気持ちはあります。伸び代は若いうちの方があると思います。

——9割勝てるという言われ方で実際試合に臨んでどう?
浜崎 全然。むしろ忘れてて。全然気にならなかった。

——待ち時間はどうした?
浜崎 21:45からと知らず、一旦、息上げしちゃってその後2時間待つよと言われて、一回寝ました。

——平静で入られた?
浜崎 はい、あまり気にせずにできました。

——初代女王おめでとうございます。浜崎選手の階級を設けているのはRIIZN、世界中から挑戦者が来ることは良いことと受け止めますか?
浜崎 よく受け止めています。Invictaでチャンピンになった時も、どんどん強いチャレンジャーきたので、世界中からチャレンジしてくれれば嬉しいです。

——挑戦相手の予想は?
浜崎 予想は、今のところないですけど、用意された相手と誰とでもやる準備できています。

——ハム・ソヒさんはいかがですか?
浜崎 ハムちゃんも、ROADチャンピオンということで面白いかと。

≫インタビュー動画はコチラ

第12試合 浅倉カンナ

画像: 第12試合 浅倉カンナ

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
浅倉 本当に浜崎さんが強くて、打撃も寝技もまだ叶わなかったなって思いました。

——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
浅倉 試合前から強いことはわかっていたけど、改めて世界のレベルの強さを実感しました。

——浜崎さんは、展開としては予想通りではないと言っていたが。
浅倉 打撃をやってみたけど打撃の部分でもやっぱり押されていたし、寝技は気をつけなくてはいけないところだったんですけど、気をつけててもやられちゃったので、レベルの差を少し感じたかと。本当にベルトをとりたかったのですごい悔しいのですけど、また、目標ができたので、今年も頑張りたいと思います。

——目標を具体的にお願いします。
浅倉 ベルトを逃したので、浜崎さんにベルト守ってもらってリベンジしたいと思います。

——タックルは入らなかった?入れなかった?
浅倉 一回入ったのですが、手を取られそうになって怖くなってしまって、なかなか入りづらかったです。

≫インタビュー動画はコチラ

第11試合 イリー・プロハースカ

画像: 第11試合 イリー・プロハースカ

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
イリー みなさんこんにちは。試合は反省点が多いです。もっと動いて相手をうまくキャッチすることが必要でした。何しろ、必要のないテイクダウンを取られたりしたことを反省しています。非常に、厳しい状況に追い込まれました。いつもフルの力でやるのが私の心情ですが、やはりあまりにも戦術を意識しすぎて、もっと良い動き、良いパフォーマンスをもっと見せたかったです。

——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
イリー とても強い選手でした。やっぱりハードな選手で、非常にプレッシャーをかけてきました。自分と体のコンタクトを取るようハードな体のぶつかり合いを見ていたと思いますが、いわゆる肉体的ぶつかり合いが高じてきたら、相手が大変だったのか…リング外に落ちていったことが、残念でした。私はどの試合でも決意を持って、フルで勝利を目標に戦ってきたからです。そのようなスタイルがモチベーションになった。どんな試合の時でも全力で、自分の人生をかけて戦うようにしています。

——危ない場面がありましたが、その時のことを振り返ってください。
イリー 2回ありましたが最初の締めはプレッシャー、プレスをかけてきましたが、あの状態ならなんとかどうやって逃れるかは経験的に持っている。また、あの状態は何回か経験しているので、どう逃れるか、状況を好転させるかの技は持っています。

——サブミッション取った時、相手が疲れているのはわかっていたか?
イリー だいたい分かっていました。相手が毎回フルパワーで仕掛けていましたが、冷静に見えてましたし、見えていたけれど、待とうと。自分が仕掛ける勝負のタイミングを伺っていました。その勝負になった時に、自分のテクニックとパワーを注ぎ込んで極めようと思っていました。

——リング外に出ようとした時どう思いましたか?
イリー 彼に言ったんです「カモン、ブランドン」と。誰が見ても時間かかるような状況でもないし、そこまでダメージ与えてないのに時間かけているということは、自分のために時間稼ぎしていたのが明らかだったので、そう彼に言いました。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
イリー まず自分の戦いをもっと完璧に、技術的にも時間の取り方なども完璧にしたい。来年はRIZINのなかでタイトルをとりたい。それがモチベーションになっています。ヘビー級のチャンピオンシップを。

≫インタビュー動画はコチラ

第11試合 ブランドン・ホールジー

画像: 第11試合 ブランドン・ホールジー

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ブランドン 序盤で骨折してしまって右手が動かなくなり、思うようにゲームメイクできませんでした。

——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
ブランドン タフな選手だと思います。相手にも敬意を払いますし。チョークを入れたこともあったが親指を骨折してしまい離さざるを得なかった。2度目のチョークもやはり、そのために完全にきめきれなかったです。

——初参戦のRIZINの会場というのはいかがでしたか?
ブランドン 最高の環境の中で戦えた試合です。日本のファンは素晴らしかったです。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ブランドン また戻ってこれたらいいと思っています。ヘビー級にあげて、居心地よく戦えたらと思います。4月くらいに試合を組んでもらえたら、元気な姿をみなさんに見せたいと思います。

≫インタビュー動画はコチラ

第10試合 ギャビ・ガルシア

画像: 第10試合 ギャビ・ガルシア

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ギャビ トレーニングチームと彼女の戦い方をじっくり観察していました。今日のために。身長差があるので、それを有利に使いたかったのと、あとは彼女のクロスは得意技でもあって、鋭く観察していました。そこに注意を払って、私は自分が得意なのは右なので、それを先に喰らわせたかったというのがうまくいった。ファーストコンタクトでそういう技が出せたのが良かったと思います。最終的に柔術で締めくくれたのは良かった。KO勝利をしたかったけれど、私のパワーというのは、彼女は理解したのではないでしょうか。

——元々狙っていたのか、もしくは試合展開の流れで決めたのでしょうか?
ギャビ 狙い通りだったと言えます。私は柔術をやって27年ですが、距離が縮まったとき、このまま立ったままの試合展開でもう少しやってみたいと考えがよぎりましたが、彼女はとにかくキックボクシングのチャンピオンで立ったままでのファイトが彼女の得意とするところだから、必要のないリスクは犯さなくていいと思い直しました。私の最初のパンチは聞いたでしょうから、柔術で締めくくってもいいのだろう、マットの試合展開でもいいと思えました。最初もよし、締めくくりもよし。私にとっては幸せな一夜となりました。

——立ち技が得意な彼女に立ち技で何か決めてやりたいという気持ちがあったのですか?
ギャビ 立ち技でやりたかったていうのは当たってます。そういえる。RIZINも運営側も今回はキックボクシングに特化したらどうかという話もあったのですが、そういった新しいチャレンジをして、オープンな心構えでいますが今回はMMAと合意していたので、今回のような試合になったのですが、彼女にしてみれば立ち技が得意なのに、私の方が試合内容で優位だったのではと思います。技も私の方がダメージを与えたし、良かったと思っています。

——キックルールでオファーがあったということ?
ギャビ はい、そういうオファーもありました。皆さんもご存知のように柔術一筋で、MMAは大きなチャレンジ。完璧なMMAでなく発展途上にあり、もちろんキックボクシングのオファーは喜んで受けて立ちたいですが、今回やはりMMAルールのトレーニングを長期間重ねていたので、チームと決めました。ただ、最終的に私が言いたいのはファイターである以上、新しいチャレンジを恐れてはいけない、怯んではいけません。今後、もっとMMAに特化した試合、キックボクシングであれ、オープンな心構えで挑戦したいと思います。ちなみに、今回の勝利をここいいるコーチに捧げたいと思っています。MMAとの向き合い方を変えてくれた人、どうMMAと改めて向き合いたいかを教えてくれ、自信を与えてくれた彼に勝利を捧げたい。皆さんの前にいる新生ギャビはなかなか手強いと思いますし、やすやすと倒れないと思う。

——対戦相手について教えて下さい。
ギャビ バーバラはまさに”キックボクシングの選手”ですので、私にとって今日のような挑戦ができたことは良かったです。

——久しぶりの日本、久しぶりのRIZIN、いかがでしたか。
ギャビ これまで何度かインタビューで答えたことがありますが、PRIDE世代なので、子供ながらにPRIDEを見ながら「自分には無理だ」と何回も思っていました。さいたまスーパーアリーナで戦うことは大きな夢を叶えたと同時に、何度戦ってもいまだに鳥肌が立つほどスペシャルな場所なんです。個人的にいろんなトラブルがあった年ですが、「今年こそは!」と、いろんなトレーニングに取り組み、中国でも良い成績を残せましたが、やはり日本で良い試合をして勝利したいと思っていました。ブラジル人ですが、魂は日本人。さいたまはファイターなら誰にとっても夢。あの花道の声援は心にならない気持ち。ファイターがスーパースターになれるところ。日本のファンはファイターをリスペクトしてくれ、非常に近年稀なこと。マーシャルアーツのファイターはリスペクトに注意を払いますが、単なるMMAファイターだと、それがない。外国でMMAが主流になり、マーシャルアーツの根底の武士道やリスペクトが失われつつある。日本に帰ってくると、リスペクトはこういうものだと再認識できるところだと思っています。日本で戦うことは夢であり、人生最高の日だと思っています。日本で勝つっていうのは最高です。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ギャビ RIZINは私に、日本だけでなく、いろんなチャンスを直せ雨滴にも間接的にも与えてくれたのがRIZINだと思っています。他の団体からも、そしてファイト以外の仕事のオファーも受けたのですが、個人的な気持ちとしては日本でベストなパフォーマンスが出せるような試合をやっていきたいです。そういう意味では今回の勝利は皆さんの予想以上に特別なもの。アメリカでトレーニング始めて3年。祖国に帰っていません。3年ぶりに祖国に帰って、アメリカに帰ってトレーニングを再開し、榊原さんからオファーを待ちます。ヘビー級の女子のチャンピオンベルトが欲しいので、そのための試合をセッティングしてもらいたい。

——神取選手については?
ギャビ アスリートとして彼女をリスペクトしていて、そのことははっきり明言したいです。彼女はフラストレーションを抱えていると容易に想像できます。自分自身は対戦相手は選びません。誰とでもやれと言われればやる。彼女と以前やる予定の時に彼女が負傷して代理を送ってよこし、その代理をKOした。今回また彼女がやりたいと言っているわけです。全然私は問題ないけど、私とやるならそれ相応の覚悟は必要です。やれと言われれば誰とでもやるけど、「やりたい」という人はいくらでもいるが、本番間近に尻尾巻いて逃げる人がいる。チャレンジはできるけど、いざリングに上がるというのは大変なこと。いつ誰とでもやりますから、神取選手でも同じです。

≫インタビュー動画はコチラ

第10試合 バーバラ・ネポムセーノ

画像: 第10試合 バーバラ・ネポムセーノ

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
バーバラ 勝てることができなかったので残念ですが、初めてこの規模の大会に参戦できて本当に嬉しく思っていますし、誇りだと思います。RIZINはレベルの高い大会で優れた選手がたくさん出場していて、そこに一緒に同じ場所にいることは自分にとって大きな夢が叶い、すごく嬉しく思っています。ただし、勝てなかったので残念です。

——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
バーバラ ギャビ選手は、試合前と後では基本的に印象は変わっていません。格闘家として彼女をリスペクトしていますし、ただ、試合前はネット上で色々あったので、それが原因かわからないけど、疑問を感じていた点があるけど、実際に戦ってみたら彼女は優れた選手で大きいし、パワフルなので負けてしまいましたが、重要で大切な経験だったと思います。挑戦を受けてくれたギャビ選手に感謝しています。

——もしキックボクシングの試合に出る場合、彼女とまたやりたいですか。
バーバラ キックルールであれば私には好都合かもしれませんが、RIZINが決めたルールのもとで誰とでもやりますよ。ギャビ選手でも誰でも喜んで戦います。

——試合後にギャビと何か話してハグしていた。具体的にどんな話を?
バーバラ 彼女に改めてお礼を言いました。彼女のおかげでRIZINに初参戦できたので、挑戦を受けてくれた彼女のおかげだと思っています。そして、ネットでざわついていたけど、ファンもやはり彼女のSNSのプロフィールで私のファンが彼女の悪口書いたり、彼女のファンが私の悪口書いたり、炎上してしまって、誤解が生じたことを残念に思っていて個人的に彼女に何も悪いことは思っていなかったので、それを試合後にはっきり言いたかったんです。それを伝えられたので今後は変わると思っています。すごい選手と改めて感じました。

——初参戦のRIZINの会場というのはいかがでしたか?試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標もあれば教えてください。
バーバラ 初参戦ということで、いい結果にはならなかったけど、次に向けて頑張っていきたいと思っていますし、チャンスがあれば再び日本で戦いたいと思っています。

≫インタビュー動画はコチラ

第9試合 ダミアン・ブラウン

画像: 第9試合 ダミアン・ブラウン

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ブラウン ダロンは非常にタフな選手でした。いろいろな技もあって繰り出してきましたが、よく対応できました。スピニングエルボーとかいろいろやってきましたが、こちらのプラン通りにサブミッションで勝つことができました。

——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
ブラウン いい人だと思う。今週もいろいろと自分に敬意を払ってくれました。格闘技は相手を敬うことが重要だと思います。

——KO/1本勝ちの場合 1本orKOという結果でしたが、元々狙っていたのか、もしくは試合展開の流れで決めたのでしょうか?
ブラウン フィニッシュは計画通りでしたがパンチを受けすぎたというのが予定と違いました。

——初参戦のRIZINの会場というのはいかがでしたか?大晦日の試合は日本では特別ですがいかがでしたか?
ブラウン 日本がすごく大好きです。今回短い期間となりますが、RIZINからも素晴らしい対応をしてもらい感謝しています。

——ダロン選手は、魅せる試合で日本で人気が上がりファンがたくさんいますが、そこに取って代わってやろうという感じですか?
ブラウン 取って代わるよりは自分の地位を作っていきたいと思います。ダロンは日本の滞在中いろいろなリスペクトを表してくれたし、最近も勝っていて、人気も地位も確立していますね。自分は、自分の地位を確立していきたいです。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ブラウン 34歳になりましたので、このままRIZINで続けていきたいと思っています。チャンスをもらい、勝つことができて大きなイベントに参加できて、今後もこういった機会を生かしたいです。

——ダロンのテイクダウンからギロチンを狙っていこうと思っていたんでしょうか。フィニッシュムーブについて教えてください。
ブラウン 彼がテイクダウンしてくるとは思っていませんでしたし、彼にはストライカーというイメージがあるけれど、今までの彼のビデオを見て分析して、彼の相手がストライカーでやり返した場合にテイクダウンしてくる展開は予想していたので、自分としても予測はしていないが、彼が入ってくるときに顎を引いて下がると思ったので、一番得意なギロチンで決める事ができました。

——オーストラリアは夜遅くなってきていますが、会場にも母国のファンがいました。メッセージを。
ブラウン この活躍を見てくれている人たち、お金を払って来てくれたり、PPVで見てくれていて嬉しいです。夜中に見てくれている人たちにも感謝しています。

——コーミエとやってみたい?
ブラウン かつて強い選手とやりたいと思って名前を挙げましたが、RIZINで予定されているというGPで活躍したり、そのなかで誰でも良いので強くてリスペクトを持って戦える選手とやりたいと思います。

≫インタビュー動画はコチラ

第9試合 ダロン・クルックシャンク

画像: 第9試合 ダロン・クルックシャンク

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ダロン タフな試合で負けてしまった。バカな判断をしてしまった、打撃で優位だったのに。

——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
ダロン タフだ。そして…スロー。見えていたが彼には耐える力もあった。

——試合の展開については、打ち合いになるとダロン選手がテイクダウンを取りに来る傾向があるということでの対策通りだったと言っていますが、いかがですか?
ダロン 正直、彼の打撃はほとんど当たっていないからねえ。俺としては残り1分と聞こえて最後、時間見るためにもテイクダウンしようと入っていたまでさ。彼が勝ったというより自分に負けてしまったということだね。

——今回のRIZINの感想は?
ダロン みんなの反応も良くなってきて、大会も良くなっている。声援も増えてきていて、ファンのためにもまた2019年にも戻ってきたいと思います。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ダロン 自分の階級でトーナメントがあるでしょうから、それに参加できればと思っています。それ以外はわかりません。

≫インタビュー動画はコチラ

第8試合 山本美憂

画像: 第8試合 山本美憂

——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
美憂 もうちょっと思い切り自分の立ち技を前に出せたら、あともう半歩でも一歩でも相手に近い位置で手を出せたらKOフィニッシュできたのではないかと。

——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
美憂 対戦相手がどうというより自分のパンチをいかに当てるかばっかりだったのでグラウンドになった時に、とてもこうどんどん、どんどん極めてくる。そういうしつこさというか、パワーが来たので、頑張って守りました。

——そのような流れの中で反省点が生まれた?
美憂 せっかく前回よりも手が出せていたのに距離が遠かったり、ワン・ツーで終わってしまったので、もっとコンビネーション出したかったです。

——判定勝利という結果でしたが、ご自身は満足いっていない感じでしょうか。
美憂 終始コントロールできてグランドでも、パンチだったり、肘だったり、ニーだったり入れられていたけれど、でもレフェリーストップいくまで責められなかったり、KOできなかったのは、ちょっと反省しています。

——大晦日の試合ということで、いかがでしたか?
美憂 毎回RIZINは前回よりも、パワフルになっていっているので、毎回楽しみで光栄ですが、大晦日という一番大きなイベントに出ることができて、本当に嬉しいです。

——勝利も受けて、今後の展望や目標があれば教えてください。
美憂 2019年本当にまた新しくスタートして、アーセンとも話していたのですが、復帰してトレーニングキャンプ入って2ヶ月くらいでこれからだから、悔しいのはいいけどそれで止まっている時間はないから、私たちはすぐにトレーニング始めようと話していたので、2019年もっともっと強くなって帰って来ます。

——アーセン選手はポジティブにインタビューに応じていましたが、美憂さんのそのお言葉のおかげなのでしょうか。
美憂 だといいですけど。母親らしいいいこと言えてたなら、よかった。

——アーセン選手の試合はどうでしたか。
美憂 カムバックしたばかりの割には落ち着いていて、立ち技も2Rまで冷静にやっていたので勉強になりました。宮田選手のなんていうんですかね、経験というか絶対自分が負けて終われない執念ですか?こんなの(決まり手を再現して)みたことないから、すごく執念を感じました。

——今年はKID選手のこともあり、いろいろあったと思いますが白星で終わった感想は?
美憂 まあ自分としては本当に勝ち続けている姿を見ているKIDを見たかった。KIDは私をずっと見てるからいいけど、そのKIDを私が見られないのは残念。無い物ねだりだけど。すぐそばにいるのは感じます。

——次のキャリアは?
美憂 正直わからない。とにかく毎日ハードにトレーニングをするだけ。そして勝ち続けるだけです。

≫インタビュー動画はコチラ

第8試合 長野美香

画像: 第8試合 長野美香

——試合を振り返って頂いてもよろしいでしょうか?
長野 入場の時はお客さんの顔を見て楽しく入れたのですが、リングに上がってガチガチになってしまい、なかなか怖いという気持ちも出てしまい、思ったように動けませんでした。

——実際に戦って見て対戦相手はいかがでしたか?
長野 フィジカルも強いし、ダウンとか全体的にうまいなって。手も足も出ませんでした。

——山本美憂選手は、グラウンドでのパワーなど強く思うようにできなかったということを言っていましたが、ご自身はそれをどう思いますか?
長野 下からの攻撃を練習したのですが、そこに持って行くまでがなかなかうまくできなかったのでパワーもあり、叶いませんでした。

——初参戦のRIZINはいかがでしたか?
長野 このように大晦日の試合に出させてもらって、佐伯さん、榊原さん、DEEPスタッフに感謝の気持ちがあるのですが、出れたことに関しては、いい経験というか楽しかったです。

——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
長野 今回の試合をバネにして、来年も、練習して、一つ一つ試合をしていきたいと思います。

≫インタビュー動画はコチラ

≫『Cygames presents RIZIN.14』試合結果一覧

This article is a sponsored article by
''.