5月6日(日)、マリンメッセ福岡にて開催された『RIZIN.10』に沢山のご来場、ご視聴いただき、ありがとうございました。
盛況のうちに本大会が終了できましたのも、みなさまのご支援・ご声援の賜物です。
引き続きのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。

画像: 『RIZIN.10』大会終了の御礼・大会総括

大会総括 榊原信行実行委員長

「いくつかのテーマが福岡大会で生まれました」

格闘技の良いところも悪いところも全部詰まった大会だったと思います。
昨年の福岡大会同様、天気は雨でした。前半は判定が多く(会場の)空気が重かった。格闘技はお互い真剣にフィニッシュへと向かっていても、うまくかみ合わないことが多々ある。観ている側からすればストレスがたまるでしょう。しかし、1試合1試合を観れば良いところもたくさん詰まった試合だったと思います。
ただ、すべて通してみると重たいなと思う展開が浅倉カンナ選手の試合まで続いたなと。メインの堀口恭司選手、セミの那須川天心選手が前半戦の試合の貯金を全て持って帰ったなという大会でした。主催としては、終わりよければ全て良しじゃないですけども。全てをひっくり返してくれました。

「事実は小説よりも奇なり」と言いますが、誰の想像をも超えた堀口選手の決着。いづれにしてもいくつかのテーマが福岡大会で生まれました。那須川選手が言ったキックのトーナメント。『RIZIN』は総合格闘技をメインにしながらもリングという舞台の特性を生かし、キックも柔術もグラップリングもやります。この場で正式に発表しますが、今年の秋から『RIZIN キック WORLD GP 2018』の開催を宣言します。
もちろん那須川選手、堀口選手を筆頭に、世界からも色々な選手を集めて「立ち技最強」を決めます。K-1の石井館長が提唱した、あの時代のような「立ち技最強」を決めます。極真の胴着を着てフランシスコ・フィリォのような選手が出てきたり、アンディ・フグがいたり、ピーター・アーツがいたり。そんな世界観の中でやりたいと考えています。体重や人数はこれから調整していきます。現状は9月の大会からキックオフを考えています。

それとRENA選手から出ましたが、浅倉カンナ選手との再戦。いろいろな思惑があると思いますが。彼女に特別肩入れをするわけではなく、ひとつの提案として僕らも受け止めて、あとは浅倉選手の最終的な意思。どういった形で実現させられるのか。宿題として調整に入ろうかと思っています。
あとは朝倉海選手、矢地祐介選手にはKO、一本決着をして欲しかったなという気持ちもあります。ただ勝ちにきているアグレッシブな選手相手に勝利をしたことは大きかったんじゃないかなと思います。
不発に終わったのはヘビー級の2試合。ルールを守れないことも含めて。ヘビー級の試合に求められるド迫力の展開がなかったかなと。すぐに結論を出さず、時間をかけてチャレンジしていきたいと思います。

あとは村田夏海子選手が久しぶりの『RIZIN』でいい勝ち方をしたのですが、目の下を骨折。しっかりまた治して頑張ってほしいなと思います。アリーシャ・ガルシア選手が頑張りましたね。実力を伸ばしていると思います。
浜崎朱加選手は“女版堀口”というのが重かったのかなと。「圧倒的な強さで勝たなきゃダメなんだ」と、おそらく思っていたと思います。浜崎選手には気負わずにやってほしいと思います。2戦目も組もうと考えていますが、そこで本来の一本とって勝つという姿を見せてもらえたらなと思います。女子も群雄割拠になってきたなと思います。
あとはキックの試合も4人ともガンガン倒しに行ってくれて、総合の膠着した試合の中でアクセントになり、キックと総合のミックスにした良い面が出たかなと思います。ダロン・クルックシャンク選手のビックカムバックもありました。松本光史選手も強い選手ですが、いつも修斗さんでやっている時よりも固かったですね。いつもとは違うアウェイという空間もあったと思います。本来はダロン選手と同じくらいの打撃の精度を持った選手ですので。またチャンスがあれば是非出場してほしいですね。

画像: 「いくつかのテーマが福岡大会で生まれました」

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