[RIZIN MMA トーナメントルール(63.0kg)]

(Lose)川尻達也 vs. ガブリエル・オリベイラ(Win)
2R 1分0秒 KO(スタンドでのヒザ)

無敗のガブリエル・オリベイラ、川尻を戦慄のヒザ葬!!

画像: ガブリエル・オリベイラ

ガブリエル・オリベイラ

画像: 川尻達也

川尻達也

1R、川尻が右ローで先制。オリベイラは牽制の左ハイから左ボディを2発ヒットさせる。川尻がタックルでテイクダウン。オリベイラはハーフネルソンで下からプレッシャーをかけていくがこれは解除。川尻はサイドから顔面にパウンド。そしてギロチンチョークへ入るがこれは決まらず。立ち上がりに成功したオリベイラは川尻の顔面に左ヒザ、右ストレート、右フックをヒットさせるが、ここで1Rが終了。

画像1: 無敗のガブリエル・オリベイラ、川尻を戦慄のヒザ葬!!

2R、組みつきにいった川尻を引き離したオリベイラは、左ストレートを決め、ぐらついた川尻になおも左フック、左ボディを決める。そしてタックルにきた川尻のアゴにカウンターの左ヒザを決めてKO勝ちを収めた。

画像2: 無敗のガブリエル・オリベイラ、川尻を戦慄のヒザ葬!!
画像3: 無敗のガブリエル・オリベイラ、川尻を戦慄のヒザ葬!!

川尻達也 インタビュー

画像: 川尻達也 インタビュー

「ちょっと今までの負けとはちょっと状況が違うんで。今後のことは冷静になって考えます」

──試合の感想をいただけますでしょうか。

川尻 「いやぁ、もう、情けないの一言ですね、はい。自分で決めて自分でやって、こういう結果になったので「ほんと情けねえな」っていう。それも格闘技だし、だから格闘技って観ている人の心を響かせる何かがあるんだなっていう。」

──アゴの怪我は?

川尻 「裂けたみたいで、噛めるんで骨折はしていないと思うんですけど、一応明日紹介状を書いてもらって診てもらおうかなって思っています。

──それはやっぱり最後のヒザですか?

川尻 「そうですね。そこはあまり憶えていないんですけど、はい。まあ……そうですね、しっくりこなかったですね、はい。アップでは調子良かったんですけど。」

──今回は敗戦してしまったんですが、今後は何か考えていますか?

川尻 「いやぁ、もうね、どうなんだろう?今のところ考えられないですね。自分でもどうすればいいか……、なんかいい仕事ありますか?」

──そんなそんな……。

川尻 「募集中です。」

──とりあえず一回落ち着いてからいろいろって感じですか?

川尻 「そうですね。ちょっとまだ、うん。落ち着いてから、ちょっと冷静になってから考えないと。どうすればいいのかわからないですね。ちょっと今までの負けとはちょっと、ねえ?ちょっと状況が違うんで。まあオリベイラは強かったけど、世界のトップファイターではないので、今のところ。そういう選手に負けたっていうのも自分の中では大きな傷というか、大きなあれなんで、そこらへんも含めてちょっと落ち着いて考えたいなと思います。」

──初めての63kgで、1Rでテイクダウンを取って、その後のスタミナとか力の出具合とかはいかがでしたか?

川尻 「試合中の、1R目しか憶えてないんですけど、最後アナコンダで強引に行こうかなと迷いつつ、結局スタミナとか先のこと気にして行かなかった。そのへん、やっぱり躊躇があったので、そのへんはやっぱり階級を落としたことで迷いが出たのかなというのはあります。」

ガブリエル・オリベイラ インタビュー

画像: ガブリエル・オリベイラ インタビュー

「今回が人生初の大きなチャンスで勝利することができました」

──勝利、おめでとうございます。

ガブリエル 「日本に来られることができて本当に嬉しいです。呼んでくれて本当に感謝しています。ありがとうございました。」

──試合を振り返ってみていかがですか。

ガブリエル 「正直、最初から勝つ自信はありました。ただし、リングに上がって試合が始まってから、川尻選手はとても優れた選手ですので、本当にタフな相手だなと思いました。最初はちょっとつらかったですけど、自分は冷静を保ちながら、自分の有利な形で試合を運ぶことができました。最終的に自分の得意技のヒザ蹴りが当たりましたので、自分のパフォーマンスに納得していますし、満足しています。」

──最後のヒザは試合の中で狙っていたのでしょうか?

ガブリエル 「正直、タイミングが良かったと思います。ただし、ヒザ蹴りは得意で、常に一生懸命練習しています。ですから、自分の思っていたとおりに勝つことができて嬉しく思っています。」

──1Rが終わった時点で一度テイクダウンされましたけど、2Rの時点で川尻選手が疲れているようなことを感じたりはしましたか?

ガブリエル 「おっしゃるとおり、2Rが始まったときに川尻選手が疲れているのに気づきました。彼の息も荒くなっていましたし、私が自分の有利な形で試合を運ぶことができるのは時間の問題だと気づきました。でも、川尻選手は優れた選手でとてもタフな相手ですので、ずっと寝技の状態でしたら彼が有利ですので、できるだけ早めに立ち上がって、自分は正直なところ力よりはテクニックを優先していますので、時間とともに自分の良い試合が出てきましたので満足しています。」

──日本でもレジェンドの川尻選手を倒しましたが、この勝利によってまたRIZINに呼ばれると思いますか?

ガブリエル 「そうですね。それを願っております。川尻選手はタフな相手でしたので、勝ちましたが簡単な試合ではなかったです。ただし、私にとってこれは大きな勝利ですので、次につながったと思いますので、ぜひまたRIZINに出場したいと思っています。」

──あなたの試合をリアルタイムで観たブラジルの家族、友人にメッセージがありましたらお願いします。

ガブリエル 「ブラジルの皆さん、応援してくれてありがとうございます。とても感謝しています。今までは大変な道のりでした。10年間一生懸命練習してブラジルの小さなイベントに次から次へと出場してきましたが、今回が人生初の大きなチャンスでした。大きな晴れ舞台で勝つことができましたので、今までの努力が実ったという気持ちで胸がいっぱいです。言葉が出ないほど感動しています。これからも一生懸命頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。」

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