[キックボクシングルール(62.0kg)]

裕樹 vs. ダルビッシュ黒木
3R 判定 ドロー

裕樹のローと黒木の飛びヒザが交錯した死闘はドロー決着!

画像: ダルビッシュ黒木

ダルビッシュ黒木

画像: 裕樹

裕樹

1R、裕樹が左右の強烈なローキックで黒木をロープ際に追い込んでいく。しかし、黒木の正面からの右ストレートが決まり、裕樹がダウン。さらに右飛び膝蹴りと、右ストレートを決めると裕樹の動きが止まる。黒木はさらに左ヒザ、右飛びヒザを裕樹に決めていく。
2R、裕樹の右ロー攻撃に対し、黒木は右ヒザ蹴りを炸裂させて裕樹をぐらつかせる。裕樹は左ロー、左ヒザをヒットさせる。そして強烈な左インロー、左ハイを決め、黒木を追い込んでいく。

画像1: 裕樹のローと黒木の飛びヒザが交錯した死闘はドロー決着!
画像2: 裕樹のローと黒木の飛びヒザが交錯した死闘はドロー決着!

3R、なおもローを効かせて距離を詰めていく裕樹は、左ハイ、左ミドル、左ボディを決めていく。残り1分で裕樹がラッシュをかける。黒木の右ストレートが、左ヒザがヒット。
判定は、ジャッジ3名のうち、1名が裕樹、2名がドローのため引き分けとなった。

画像3: 裕樹のローと黒木の飛びヒザが交錯した死闘はドロー決着!

祐樹インタビュー

画像: 祐樹インタビュー

「ダウンもらって、巻き返して、最後KO、というのが一番面白いパターンだったと思う」

── 試合の感想からお願いします。

裕樹 「自分の闘いはある程度できたかなと思うんですけど、一発もらってしまったんで、そこを反省して次は頑張りたいと思います。」

── ローキックが結構当たって相手も効いていたと思うんですけど、試合展開は自分の中で描いていたとおりですか?

裕樹 「当たっていたというよりは、受けられていましたね。多分、ローキックは捨ててパンチを当てにきていたので、そういう意味で蹴りやすいは蹴りやすかったんですけど、そこで僕のキレというか、少しの差なんですけど、冷静さを欠いてしまって、もちろんダウンももらっているのでなんとか倒したい気持ちが入っちゃって、蹴りを押してしまっていましたね。キレがなかったです。だから耐えられてしまいました。」

── ダウンを取られてたとき綺麗にパンチが入りました。

裕樹 「そうですねぇ。見えてなかったわけじゃないと思います。記憶にはあるし、そんなに効いてもなかったので。ただ、いいパンチでしたね。硬くて鋭いパンチが入ってきたので。僕の立ち上がりのダメなところですね、あれが。もう少し集中力をぐっと高めなければいけないところで、上る前にもらってしまったところでしたね。」

── 初めて出場したRIZINの感想をお願いします。

裕樹 「演出も素晴らしいし、すごく興奮しましたね。いつもテレビで見ている演出だったのでやっぱり楽しかったし、自分のキックボクシング人生、残りわずかですけど、その中で非常に良い経験というか、経験だけで終わらせたくないんですけど、この会場でできたのはすごく嬉しかったです。」

── 今後のことは決めておられていないと思うんですけど、RIZINに出たことによって変わったことはありますか?

裕樹 「う〜ん……。地元でできたっていうのが、そして呼んでいただいたというのがすごいありがたいし、今後というよりも自分のことをずっと応援してくれていたり、地元の友だちとか、そういう人たちに僕のやってきたことを見せられたというのは嬉しいの一言ですね。」

── キックの代表として覚悟を持って上がったリングだったと思うんですけど、やれたこととやれなかったことがあったら教えてください。

裕樹 「一番はKOです。これは反省すべきことですし、それだったら負けて、KO負けですこっとやられて盛り上げたほうが良かったなと。お客さんの反応はやっていたので僕は分からないんですけど、ダウンもらって、巻き返して、最後KO、というのが一番面白いパターンだったと思うんですよ。森本君もそうやったし。それができなかったのが、自分の力不足だと思うし、組んでいただいたRIZINの方々に申し訳ないなという気持ちがちょっとありますね。」

ダルビッシュ黒木インタビュー

画像: ダルビッシュ黒木インタビュー

「RIZIN福岡の舞台でやれたことが、自分の人生の中ですごく幸せです!」

──試合の感想をお願いします。

ダルビッシュ 「狙いのパンチが1R目、作戦どおり右が当たったのでそれはよかったなと思うんですけど、やっぱり裕樹選手のプレッシャーとローキック、それでゲーム自体のペースを握られてしまったので、それを自分で打開することができなかったので勝利につなげることができなかったと思います。」

──ローキックをだいぶ受けていましたが、脚は現在どのような状態ですか?

ダルビッシュ 「脚、痛いです(笑)。今回の試合のために、自分はローキックをカットするのがすごく苦手だったので、太もものエネルギーを増やすことを重点的に練習してきたので、思ったよりかは大丈夫です。」

──血が見えたのですが。

ダルビッシュ 「あれは自分がヒザを蹴ったときにヒジかなんかが当たって切れたんだと思います。」

──RIZINの全体の印象を。

ダルビッシュ 「まず自分が思ったのが、大きい会場では中国でも何回かしたことあるんですけど、あそこまで人が入って、ほとんど満席で、その中で闘えるということはすごく幸せなことだと思っているし、全然関係ない人も応援してくれて、キックボクシングやっていてよかったなと思いました。」

──今後の目標をお願いします。

ダルビッシュ 「RIZINまた出してください! 俺、いい仕事しますよ(笑)。」

──1Rに先制のダウンを奪いましたが、あのパンチ自体の感触と、ダウンを奪ったときの感想をお願いします。

ダルビッシュ 「右に回って、ストレートを若干抑えるような形で、裕樹選手のブロックが正面のブロックだったので外側から当てるって作戦がものの見事にハマって、力まずにスコーンって入ったような感じで、感触もすごく良かったのでそのまま行けるかなと思ったんですけど、そこまで甘い選手じゃなかったですね。」

──2Rから追いつかれた形になったんですけど、試合をやっていてやりにくかったところとか、判定が出たときの感想をお願いします。

ダルビッシュ 「裕樹選手のローキックはやっぱりすごかったんですけどプレッシャーの掛け方がすごくて、もうちょっと遠い距離から闘いたかったんですけど、その距離にさせてくれないことがすごくやりにくかったですね。判定は、ダウンを取ったので2ポイントは取っているからどうなのかなぁ……っちゅうこと思ったんですけど、ドローでまあ、若干納得はいっています。」

──地元の大きな会場で試合ができたという感想を改めてお願いします。

ダルビッシュ 「このRIZINの福岡の舞台でやれたことが、自分の人生の中ですごく幸せです。試合に出る前からなんか泣きそうになって、まだ出ていないのに感極まるような感じで、すごく嬉しくなりました。また出してください。よろしくお願いします。」

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