注目を集めるRIZINフライ級戦線に、第3代ZSTフライ級王者・伊藤盛一郎が参戦。新世代ファイター、才賀紀左衛門と激突する!

1R、中央に立つ才賀に伊藤はタックルのフェイントを見せつつチャンスをうかがう。伊藤の一発目の右フックが顔面にヒットすると才賀は尻もち。そのままグラウンドの展開になり伊藤は上を取るが、才賀は立ち上がることに成功する。しかし、再び組みつきから伊藤がテイクダウン成功。ここからは完全にグラウンドを支配する伊藤がバックチョーク狙いに。この局面を3分しのいだ才賀は、残り時間1分で一瞬立ち上がることに成功するが、伊藤は腕十字狙いに。これを才賀がふりほどいたところで1R終了のゴング。

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2R、スタンド勝負で才賀のパンチが当たり始める。しかし伊藤が前蹴りから組みつき、才賀をコーナーに押し込む。これを離した才賀が再び打撃勝負に。タックルに来た伊藤の上になることに成功した才賀は、グラウンドでパウンドを落としていく。離れてのヒザを顔面に入れるが、伊藤は両足タックルで才賀を再度コーナーに押し込む。 そしてバックを取ると、再びチョークを狙が、残り15秒でこれをふりほどいた才賀が懸命のパウンドを入れていくが、ここで試合終了のゴング。判定は3-0で伊藤が快勝をおさめた。

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マイクを取った伊藤は「所(英男)さんを見て格闘技をやろうと思ってがんばってます。これからも所英男二世と呼ばれるよう、がんばって強くなるのでよろしくお願いします! 」とアピール。

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そして伊藤の盟友であり、パンクラスで3階級を制覇したストロー級キング・オブ・パンクラシストの砂辺光久もリングインすると、「パンクラス最軽量級絶対王者の砂辺です。ZSTのチャンピオンがこの素晴らしい舞台でフライ級を盛り上げたいと言ってたので、僕もパンクラスを背負ってフライ級を盛り上げていきたいのでよろしくお願いします」とマイクで宣戦布告!

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伊藤盛一郎 試合後インタビュー


──試合の感想をお願いします。

伊藤 最初に自分のパンチが当たったんですけど、練習はしてたんですけど、本当に偶然かなっていう。自分が最初にパンチもらってた可能性もあったし、2ラウンド目にパンチもらって自分がやられてた可能性もあるんで、偶然というか運が良かったかなっていう。でも、練習していた動きは打撃でもロープ際でも立たせないっていうのは夢中の状態で出たのはそれはそれで良かったと思います。

──極めきれませんでしたが、闘ってみて才賀選手はどんな選手でしたか。

伊藤 バックの状態でもチョークやら十字やらなんでもできるんですけど、紀左衛門選手が徹底的に対策してきたんだなと思いました。なかなか極められなかったし、首狙っても凄い研究されていたと思いました。

──今日は試合展開の中でトップキープ、バックキープに費やす時間が多かったと思うんですけど、チョークから十字とかコンビネーションが持ち味だと思うんですけど、堅くいった感じですか?

伊藤 勝村先生たちとの作戦で最初の1分半は無茶して、バックの状態からニンジャやら飛びついた状態から十字いったりとかしようとしてました。1分半過ぎてからは削って、相手を疲れさせて、7〜8分ぐらいで極めにいこうという作戦でいったんですけど、1分ちょっとで倒したんですけど、自分が下になっちゃったんで、無理にいったら削りきれてないので難しいと思って、2ラウンド目からは削れっていう指示が出ていたので従って、それでも狙ってはいたんですけど、紀左衛門選手の守りというか手が抜けないで。外そうとしたのですけど、元々1階級上から来た選手で力というかフィジカルが強くて取りにいけなかったです。

──RIZINという舞台はいかがでしたか?

伊藤 緊張しませんでした(笑)。控え室でも本当に楽しみで、入場の幕が上がった瞬間は、ずっとテレビで観ていたあの舞台に自分が立てているっていうのが凄い気持ちよかったです。1試合目からお客さんも来てくれたんで良かったです。


──大舞台で砂辺選手も試合後に出てきましたけど、その時の気分は?

伊藤 砂辺さんが来るのは知ってたんですけど、客席で見ているねって言ってて。所さんと一緒に座っていたのでうれしかったです。砂辺さんとは階級が違うんですけど、出てきてくれたらストロー級で砂辺さん、フライ級で伊藤、その一個上で所さん、先輩たちと一緒闘いたいなって。それが叶えばうれしいです。大晦日を自分と所さんと砂辺さんで盛り上げたいです。

──地元の横浜でコールも起きていましたけど、どのように感じられた?

伊藤 横浜アリーナは3年前に成人式で来たきりだったんですけど、こんなんだったけかなと凄い気持ちいいです。自分の地元横浜ということで、自分の友達、今まで一番たくさんの人が応援しに来てくれて、SNSとかでもがんばってくださいという声をもらえて、それは凄い力になりました。ありがとうございます。

──改めて今後の目標は?

伊藤 フライ級が凄い盛り上がってきていて、自分も出させてもらったんですけど、自分の実力で日本でも強い人とか、海外から来る人もいると自分の実力はまだへなちょこだと思うんで、練習や経験を積んで、世界のトップと闘えるように成長していくんで、お父さん、お母さんのつもりで見守っていてください(笑)。

画像1: 伊藤盛一郎 試合後インタビュー

──試合の感想をお願いします。

才賀 ちょっとやっぱ丁寧にやろうと思いすぎて。やっぱり総合格闘技は難しいな。でも、自分の課題がハッキリわかったのと、タックルのフェイントから一発もらっちゃいましたけど、久々にパンチをもらって、寝技にビビりながら闘ってたから、それは今回やって、良くない、MMAファイターやから、今は。もっと寝技で勝負していけるんだなって思ったし、今回はすげえ負けて悔しいですけど、良くはないんですけど、自分の中でプラスになったっていうか、自分の中で課題もわかったんで、もっと練習内容もああしたいこうしたいって終わった瞬間にわかったから、半年ぐらいしっかりと練習してもう一回試合したいなっていうか。自分の中で悔しいですけど、まあちょっとこれやろあれやろうとかこれやったらもっと強くなれるとかわかったんで。変に考えずにぶっ倒しにいくのが俺のスタイルやし、それをやらないと。俺、器用貧乏やから、自分のスタイルをしっかり極めて闘わないかんなと。悔しいな。

──試合前に自分のMMAの実力を確かめる試合と言っていましたけど、今回の試合は大きいですか?

才賀 大きいですね。もっともっと伸びるし、今はまだ発展途上なんで。俺は今はまだ成長段階なんで、MMAファイターとして。だから、今回もだいぶ自分の中ではプラスになったし。負けてすげえ悔しいんですけど、自信にもなったというか。

──打撃を得意としているのに1ラウンド目に右フックを食らった心境はどうですか?

才賀 もうね、なんか1ラウンドの打撃のスタイルと2ラウンドの打撃スタイルは若干距離とかタイミングは違ったじゃないですか? 1ラウンドはキレイにやろうと思って、タックルとか切ってって思ってたから、引っかかったんだと思うんですよ。もらったんですけど、俺は頑丈やから、効いたんですけど、どうってことないっていうか、もっと強いパンチもらっているから。でも、総合格闘技だから そこから来るし、寝技の展開もあるんで、あれでスタミナ削られましたね。2ラウンドになったときにいかなと思ったんで、俺のスタイルは常に倒しにいくスタイルやし、もっともっと倒しにいって、会場を盛り上げてする闘い方が俺やと思ったんで。インターバルの時になんか自分じゃないなという気はしたんですけど、2ラウンド開き直っていって、俺の闘い方はこのスタイルやなと思いました。なおかつ寝技ももうそろそろ怖がんなくてもいいし、勝負して、パウンドでいかないとなと思ったし、いけるようになってきているんだなと自分でも思って、本当に悔しいですけど、自分では納得というか課題が見えて、また俺強くなるなと思いました、

──伊藤選手は所さんの小さい版というイメージと試合前におっしゃっていたましたけど、実際はどうでした?

才賀 なんか寝技のキープ力っていうか、極められる気はしなかったですけど、一発もらってから俺のスタミナがバテましたね。相手云々より、俺が最初からもっとぶっ倒しにいってればよかったという失敗。でも、この失敗を修正できないというのが自分はまだまだMMAファイターとして経験値が低いというか、しまったと思っても修正効かへんかったから。でも、こうしたらいいああしたらいいっていうのはわかったんで、伊藤選手は強いと思うんですけど、じゃあこれが1年後にもう一回やったらどうなるかって言ったら、俺はこの試合で課題もわかったんで、練習内容もああしようこうしよというのもあるんで凄い楽しみですね。

──今後、フライ級での目標とか自分の中でどういう目標がありますか?

才賀 なんか悔しいなホント。K-1の時とかも……。しかたがないと思うんです、俺は他の選手と違ってMMAに対してはこれからどんどん発展していく選手なんで。途中段階で引っかかったら負けたりするんですけど、もっと完成されたMMAファイターになって、自分の中で寝技に怖がった自分がいるんで、今回の試合で寝技っていうか、上になってパウンド打ったりとか、自分のスタイルがやっと見えてきたんで、自分のスタイルをもっともっと確立して、誰よりも強くおもしろい試合をしたいなと。とにかく今は3日間くらい美味しいものを食べて、3日後ぐらいから練習しようかなと。悔しいわ。

──奥様とは試合後どんな会話をされたんですか?

才賀 優ちゃん? 優ちゃんは最高。カッコ良かったよって。打撃も相変わらず良かったしとか。本当に奥さんだけじゃなくて、俺には普段トレーニングを見てくれている仲間だったり先生だったり、応援してくれる方にも恵まれているんで、しっかり応えたいですね。RIZINは強い人いっぱいますけど、特にフライ級は激戦区やから、そんな中で一番になって、一番華のある選手になって、ホント一番になりたい。逆にどうですか? 寝技もちょっとずつ成長はしていると思うんですけど、もっともっと半年後、1年後はもっともっと成長しているから、しかも自分のスタイルはわかったものがあるんで、楽しみです。

画像2: 伊藤盛一郎 試合後インタビュー

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