「格闘技ってこんなにおもしろいし、いろんな感動を与えられるんだぞっていうのをまったく格闘技をやってない人たちにも見せていきたい」

——4月大会の出場が決まりましたね。

才賀 はい。RIZINの今年一発目の大会に選んでもらえて本当に嬉しいですね。

——年末はRIZINで初勝利を挙げました。

才賀 そうですね。やっぱり勝ったほうがいいので、周りにいるボクをサポートしてくれている人たちも凄い喜んでくれていたので、それは本当に良かったなと思いましたね。

——ケガをしていた右肩の調子はどうですか?

才賀 今はだいぶ良くなってきましたね。「左と比べたらどうか?」って言われたらまだ若干の違和感がありますが、そんなに気にするレベルではないですね。

——前回の試合前はケガの影響があり、かなりキツそうでしたよね。

才賀 そうですね。前回はかなりきつかったですね。

画像: 「格闘技ってこんなにおもしろいし、いろんな感動を与えられるんだぞっていうのをまったく格闘技をやってない人たちにも見せていきたい」

——格闘家を続けていく中でモチベーションはどう保っていますか?

才賀 うーん。モチベーションか……。ぶっちゃけ格闘技って凄く厳しいスポーツです。本当にわりに合ってないなって思うことって凄くあるんです。でもいまこうやって自分がいるのは格闘技のお陰なので。いろんな人と出会って、いろんな経験ができて、いい思いだったり、悪い思いだったり今までたくさんありますけど、それができたのは格闘技をやってきたお陰っていうのがあるんで。18歳からデビューして格闘技をずっと仕事にしてきて10年。若いときの自分があったり、20代前半、20代中盤、いまはもう30代手前になりました。自分はもっともっと格闘技界に貢献したい。格闘技を通じてしっかり社会貢献するためにも、しっかり強くなって結果を出していかなきゃいけないなと思っています。それがモチベーションになってますね。

——自分のためにというよりは誰かのためにやることで。

才賀 そうですね。自分はまだ28歳なんですけど、でももう自分の中では28歳で、10代の選手、20代前半の選手たぶんこれから色々な経験をしていくと思うんですよ、格闘技をやっていると。いい経験だったり、ときには悔しい経験だったり。でも、自分の後輩たちには凄い良い環境で格闘技をして欲しい。その環境を俺が作っていってあげたいなって思っています。それが結果的に自分のためにもなると思うので、俺はそのために格闘技をしっかり頑張っていきたいですね。たぶん今の日本人の選手の中で、いい意味でも悪い意味でも発信力は結構あるほうだと思うので。俺がいい手本になれるように。いい手本になるためにもまずは強くなることなんで、しっかり練習して、格闘技ってこんなに面白いし、いろんな感動を与えられるんだぞっていうのを全く格闘技をやってない人たちにも見せていきたいなっていうのはありますね。

「(飯伏)幸太さんはめちゃめちゃ面白いですよ。幸太さんのような魅せる試合ができて、なおかつ俺は勝ちにこだわっていきたいなと思ってますね」

——前回の試合には才賀が大好きな先輩、飯伏幸太選手も観戦に来ていましたね。

才賀 あ!幸太さん!はい!いやもう、本当に尊敬してて、幸太さんって本当に魅せるプロなんです!

画像1: 「(飯伏)幸太さんはめちゃめちゃ面白いですよ。幸太さんのような魅せる試合ができて、なおかつ俺は勝ちにこだわっていきたいなと思ってますね」

——どんなことを話すんですか?

才賀 幸太さんは打撃もやっててポテンシャルも半端ないんですけど。「俺たちがやってるのアマチュア競技じゃないから。『絶対負けないで強い』っていうのは凄い大事なんだけど、やっぱファンがいてなんぼだから。どれだけおもしろい試合をして会場沸かすかでしょ」みたいなことは幸太さんはいつもボクに言ってくれてて。

——沸かしたもん勝ちでしょ? ということですね。

才賀 はい(笑)。「総合格闘技もリングがあるんだしもっとおもしろいことやったほうがいいよ。何やってんのこいつ⁉︎みたいな動きを俺ならやるかな」って。だから幸太さんの話は凄い刺激になるんです。プロレスも格闘技なんで、俺はどの格闘家よりも魅せる試合、沸かす試合ができるのは幸太さんだなって思ってます。幸太さんのような魅せる試合ができて、なおかつ俺は勝ちにこだわっていきたいなと思ってますね。

——いい刺激になっているんですね。

才賀 刺激になりますね!幸太さんはめちゃめちゃおもしろいですよ。この前も「セコンドとかやっちゃおうかな〜」とか言われて、いやいやおもしろいけど試合してる俺より幸太さんのほうが目立っちゃうでしょって!そしたら、「なんでわかったのー?」「わかりますよ!幸太さんが考えてることぐらい!」って(笑)。

——アハハハ! そこでも目立とうと(笑)。

才賀 いつもヘラヘラ笑ってる(笑)。でも、幸太さんといると凄いパワーになるというか、いっぱい勇気をもらえるんで。俺は一緒にいてネガティブになる人とはいたくないですから。凄いポジティブなんで幸太さんは。俺は幸太さんのような明るい人になりたいなっていうのはありますね。

画像2: 「(飯伏)幸太さんはめちゃめちゃ面白いですよ。幸太さんのような魅せる試合ができて、なおかつ俺は勝ちにこだわっていきたいなと思ってますね」

——いい影響を受けてるんですね。では、最後に次の試合に向けての意気込みをお願いします。

才賀 総合格闘家としての実力が自分でもまだわかってないので今回いい試合をしてしっかり勝って証明していきたいと思っています。で、フライ級のトーナメントがあるなら優勝がちゃんと狙えるように今年はしっかり積んでいけたらなと思っています。

<RIZIN 2017 in YOKOHAMAの大会概要はこちら>
http://jp.rizinff.com/_ct/17028393

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