アンディ・サワー

「寝技にもっていかれない対策も打ってきました」

──現在のコンディションはどうですか?
サワー 凄くいいです。良好です。もう準備万端という感じで、明後日に備えたいと思います。
──シュートボクシングの試合を挟んで、MMAの試合になりますけど、どうですか?
サワー ずっと寝技というばかりではなく、細かく動いたりしました。そういう試合運びはしましたけども。
──前回クルックシャンク選手との試合では持ち味を出せなかったですけど、今回はどういう試合を見せたいですか?
サワー 2人ともレスラー出身で似ているような感じですけど、ダロンは寝技に持っていくという感じだったんですね。偶然なのか、彼の戦略だったのかはわからないですけど、今回の宮田選手もそうやってやってくるかもしれないですけど、様子を見ます。
──宮田選手に対する対策はどのようにやってきたんですか?
サワー もちろん宮田選手の試合ぶりは観ていますし、お互いの持ち味を引き出していい試合をしたいと思います。彼も打撃ができるので、必ずしも寝技ばっかりじゃないと思うし、出来る限りベストを尽くします。
──闘いへのいいイメージはできてますか?
サワー ダロンと対戦したのは9月ですね。トレーニングとしては計算して万端でいくんですけど、実際の試合は決まった通りにいかないです。いろいろな人が打撃が来ると対応するということになりますけど、MMAは頭を使ってグラウンドに持っていく戦略が多いですよね。そういうトレーニングもしてますし、自分も寝技を強化したほうがいいかなという気づきもあったので、そういった準備をしてきました。
──キックボクシングとMMA両方やっているんですか?
サワー 4月以降はキックボクシングはやってなくて、シュートボクシングをやっています。シュートボクシングが大好きですし、年に何回かはやって、あとはMMAという感じです。
──前回のダロン戦から進化したところはどこですか?
サワー 全体的にバランスが取れたということでしょうかね。次の試合の戦略につながるので詳細に述べることはできませんが、立って前後に動くことを強化してきました。
──レスラー対策はしてきたんですか?
サワー はい。何点かしてきました。
──レスリングの強いパートナーを用意したんですか?
サワー そうです。ヨーロッパのほうで。特に柔術をやっている選手をスパーリングパートナーにして強化練習をしてきました。
──前回の試合はこれまでと比べてご自身の気持ちの中で転機になった部分はあるんでしょうか?
サワー これまでキックボクシングをやってきて、そのためのトレーニングをしてきていたんですけど、ダロンとの試合の後、いろいろなトレーニングをやりました。ダロンのほうが自分より経験値が闘いということもあったので、ああいうことになったんですけど、学ぶことも多かったので、どういうふうにディフェンスをしたらいいのかとか、特別なトレーニングをすることにつながったのでよかったです。寝技にもっていかれない対策も打ってきました。

画像: 「寝技にもっていかれない対策も打ってきました」

バルト

「相手はベテランですからね。何をしてくるかわかりませんので、そこらへんちょっと考えて試合をやりたいなと」

──コンディションはどうですか?
バルト 9月よりいいですね。9月もかなり良かったんですけど、格闘技始めてから丸1年経ちましたから、自分の中でも少しずつ慣れてきた、強くなったなって思います。
──体調の作り方などが慣れてきたと?
バルト スタミナですね。あとは練習の仕方とか。そのへんかな。
──髙阪選手への対策は?
バルト やっぱり相手はベテランですからね。何してくるかわかりませんので、そこらへんちょっと考えて相撲取る……んじゃなくて(笑)、考えて試合やりたいなと。
──そこは練ってきている感じですか?
バルト なんとなくですね。
──髙阪選手は弱点とか、バッチリ対策してきていると言っていましたけど。
バルト もうウェルカムですね。
──ご自身の中ではどういう展開にしようと考えていますか?
バルト 私も3試合目ですから、夢の中で展開はできているんですけど、本番はどうなるかわかりません。
──勝ち進むと日程的に厳しいですけど、そのへんの用意は?
バルト 1試合目は余裕を持って闘いたいなと。
──どういう余裕ですか?
バルト スタミナもケガもね。
──次の試合に向けて盤石に勝っていくということですか?
バルト はい。
──夢の中でも出てくるっていうのはどういう内容でした?
バルト 勝つ内容です(笑)。全部KO勝ちです。
──相撲の取り組みが出てくることはないですか?
バルト 相撲はないね。いま違うスポーツですからね。昔は相撲の夢しか出てこなかったですけど、今は格闘技の夢が。
──エストニアに帰って練習していたんですか?
バルト いやずっと富山で。小路晃とやっていました。
──髙阪選手は101キロで出てくると言っていましたけど、体格的に有利ですが、どうやって倒しますか?
バルト やってみないと。もちろん向こうはかなり経験があるし、そこに私が何ができるかと。
──髙阪選手は9月に闘った藤田さんとスパーリングをし、セコンドにつくそうです。それに関してはいかがですか?
バルト べつにいいんじゃないですか? 向こうで決めていることだから。私に関係ない。勝ってるから。逆にうれしいじゃない。逆に自信になってくる。
──ご自身でMMAファイターとして完成度は何%ぐらい仕上がってきていますか?
バルト まだまだアマチュアでしょう(笑)。何割って言ってもまだ1年ですよ? 相撲は1年経って関取に上がりましたけど、スピード出世で。別ですね。
──小路さんからMMAファイターとして成長したっていうことを言ってくれますか?
バルト あんまりないね(笑)。褒めてくれないわ。まあ、強くなったとは言ってくれます。
──キング・モー選手が警戒する選手としてバルト選手をあげて、運動能力も高いし、アメフトもできるんじゃないかと言っていました。一個勝つとやる可能性があるんですが、どう思いますか?
バルト あんだけ重い身体を動かす人は見たことないですね。アメフトかな……?(笑)。まあ、ずっとスポーツやってきたからね。子供の頃、バスケット、サッカー、柔道やってて。運動大好きです。普通の運動じゃなくて、ちゃんとしたスポーツね。キング・モーさんも去年優勝しているから、なんか楽しみですな。
──相撲ってジャンルも違いますけど、15日間連続で闘うわけじゃないですか? そういう今回短期間で連続して試合をすることに関して、その経験値で活かせそうなところはありますか?
バルト やっぱり相撲も18時前は人が多いから、会場に慣れることは大事かなと思うんですよ。入場は一番ドキドキしているんですよ。入場が一番怖いんですよ、試合より。

画像: 「相手はベテランですからね。何をしてくるかわかりませんので、そこらへんちょっと考えて試合をやりたいなと」

ミルコ・クロコップのコメント

「ヴァンダレイ・シウバについて事細かく述べるようなことに時間を割きたくありません。非常に臆病者になっているし、男としてはいかがなものと思っています」

──現在のコンディションはいかがですか?
ミルコ 凄く良好ですし、調子がいいです。
──今回、急遽カードが変わったんですが、そこについて聞かせてください。
ミルコ キング・モーは昨年のチャンピオンですよね? 自分のキャリアを考えると最後のほうに来ているので、そういう意味では凄く強い選手と当たっていいと思います。
──ヴァンダレイ・シウバの欠場に関して凄く怒っていましたよね?
ミルコ ヴァンダレイ・シウバは小さいネズミのような存在だと思っています。彼について事細かく述べるようなことに時間を割きたくありません。非常に臆病者になっているし、男としてはいかがなものと思っています。
──キング・モーに変わって対策も変わってきたと思うんですけど、そのへんは大丈夫ですか?
ミルコ 調整もできていますし、準備万端です。
──勝つイメージができているということですか?
ミルコ そういう準備ができなければ、皆さんの前にこうやって座っていることはないと思います。
──キング・モーはレスリングでテイクダウンが巧い選手ですけど、そこには対応できますか?
ミルコ 凄い上手だと思います。とはいえ、自分も凄く強いのでテイクダウンもできると思います。
──2人とも石井慧選手と対戦していますけど、キング・モーと石井慧選手の試合を観てどう思いました?
ミルコ キング・モーは凄くいい選手だと思います。
──ご自分の試合と比べて、今回勝つ手応えは得られましたか?
ミルコ 先程も申し上げましたけど、自信がなかったらとっくに家に帰っています。
──長きに渡って格闘技の世界にいますけど、今後はどういうことをお考えですか?
ミルコ 間違いなくRIZINで闘い続けます。このトーナメントでケガとかもあるかもしれませんけど、そういう状況も鑑みながら、RIZINで闘いたいと思います。
──準決勝は髙阪選手とバルト選手の勝者とやることになりますが、どちらが来ると思いますか・
ミルコ わからないですね。
──優勝するには最大3試合闘うことになりますけど、最後はどういうふうになっていると思いますか?
ミルコ 最大で3試合ということですけど、まずはキング・モーに勝つと。そして次に勝つ。そういうふうに段階的にやっていきます。
──過去にK-1グランプリに出たり、トーナメントにもいろいろ出場されていますけど、その時と同じような感じなんでしょうか?
ミルコ 準備万端です。大丈夫です。ワンマッチよりもトーナメントスタイルのほうが好きですね。
──なぜですか?
ミルコ 一晩で2~3試合できるから、そちらのほうが自分は好きです。ひとつの準備期間を経て、日本に来て、一晩で2~3試合やるほうが効率がいいです。あとはプレスカンファレンスでも一箇所で40個ぐらいの質問を受けるほうが楽ですし。今のはジョークですけど。
──今着ているパーカーにクロアチアの国旗とRIZINのロゴが入っているんですけど、意味を教えてください。RIZINとクロアチアの代表を両方背負うぞという意気込みなんですか?
ミルコ 僕はRIZINファイターの一員となっているのでロゴを入れたし、後ろには自分のチームのロゴが入っています。そして、クロアチアを背負っているので。
──このトーナメントは自分のためにあるトーナメントだと思っていますか?
ミルコ もちろん。
──セミファイナル、ファイナルで誰と対戦すると思いますか?
ミルコ まずはキング・モーは手強い相手だと思っています。とはいえ、自分自身を信じていますし、勝てるとは思っていますけど、まずはキング・モーを考えたいです。次はバルトかもしれないですけど、体重もあるし、若いですしね。でも、髙阪選手もパンチが強くて、昨年イギリス人のジェームズ・トンプソンをノックアウトしているし、誰が来るかわかりませんが、考えすぎずにまずは最初のキング・モーとの試合に集中したいと思っています。
──直前にキング・モーに変わったわけですけど、どうですか?
ミルコ 最初の試合がキング・モーで、本当に手強いと思っています。このように直前に変わったということは考えると大変かなと思いますけど、これはタフで言い訳が通じないスポーツですから、そのへんを肝に銘じて臨みます。
──ファンの皆様にメッセージをお願いします。
ミルコ ケガもしてないし、万全な状態で臨むことができます。ファンの皆様、特に日本のファンの皆様、熱いご声援ありがとうございます。ぜひこの試合を楽しみにしていてください。

画像: 「ヴァンダレイ・シウバについて事細かく述べるようなことに時間を割きたくありません。非常に臆病者になっているし、男としてはいかがなものと思っています」

元谷友貴

「自分には特別な思い入れはないんですけど、シュートボクセのナンバー1なのでしっかりと勝ちたいと思います」

──現在のコンディションは?
元谷 凄くいいです。
──準備は整っていますか?
元谷 はい。
──いつもの試合と変わらない感じですか?
元谷 いつもDEEPでやっている試合前と変わらない感じです。
──ナシメント選手は前回できなかったことで、特別な思い入れはありますか?
元谷 自分には特別な思い入れはないんですけど、シュートボクセのナンバー1なのでしっかりと勝ちたいと思います。
──この試合はこの試合でということで、仕切り直してということですか?
元谷 そうですね。
──対策は研究し尽くしている感じですか?
元谷 対策というか、自分のしたいことだけして、闘おうと思っています。
──相手がどうこうではなく?
元谷 はい。
──ナシメント選手にどんな印象を持っていますか?
元谷 下からの寝技が巧い印象があります。
──本人は打撃に自信があるということなんですが。
元谷 まあ、打撃やったらどうなんですかね? 見た感じ自分でペースを作りながら闘っている選手なんで。まあ、打撃で勝っている試合はあんまりないんで。でも、一発は気をつけて闘いたいと思います。
──ご自身の中でこの試合の位置づけはどうですか?
元谷 とりあえず来年に向けて1勝あげたいという気持ちです。
──今回は60キロという契約ですけど、フィットできる状況になっていますか?
元谷 そうですね。前回はフライからの61.2で、体重があまり上がりきってないのでちょうど調整できました。

画像: 「自分には特別な思い入れはないんですけど、シュートボクセのナンバー1なのでしっかりと勝ちたいと思います」

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