画像: 孫・山本アーセンがRIZIN参戦決定!「普通の新人の戦いにはならない」山本郁榮インタビュー

クロン・グレイシーとの対戦が決まった山本アーセンの祖父であり、ミュンヘンオリンピック日本代表で3人の子供とアーセンを世界チャンピオンに育てた山本郁榮。「山本ファミリーには格闘のDNAがある。不安は全然ありません」と太鼓判を捺した。

――アーセン選手が年末の大舞台に立つことになりました。心境はいかがですか。
息子の徳郁のデビュー戦を思い出しました。すごい勝ち方をしたんですよ。私はセコンドについていたんですけど、一発で倒してくれた。アーセンはその血を引いているし、レスリングの世界選手権も優勝している。山本ファミリーは子供3人もアーセンも世界チャンピオンで、格闘のDNAがあるんですよ。だから不安は全然ありません。あとはやり方ですね。レスリングで土台はあるけれど、打撃と関節技はまだ経験が少ないから、そこの土台をこれからどれだけ作っていけるか。でも、まだ19歳であと20年できる。楽しみですよ。

――今回は、同じように格闘一家で育ったクロン・グレイシーとの対戦となりましたが。
格闘のチャンピオンのDNAを持つグレイシーファミリーとの対決。これは、世界でもなかなかできないマッチメイクだと思います。徳郁がやったことの再現ですね。あの時みたいパーンとやってくれたら嬉しいですけどね。アーセンはまだ19歳で、体の基礎はあるけど、MMAという競技の特性に合う体、技術、戦略を身につけるのはこれから。でも、徳郁をずっと見てきたし、今も一緒に練習しているから、年末はいい試合を見せてくれるんじゃないかな。

――ファンのみなさんには、アーセン選手のどんなところを見てほしいですか。
私は打撃を見せてくれると思うんです。かなり練習しているからね。レスリングがベースではあるけど、ぜひ打撃にも注目していただきたいです。先日、徳郁から連絡があって「いい感じでやっている。不安がない」と言っていましたよ。あとは試合展開の中でいかに臨機応変に対応できるか。戦い方をちゃんと練ることですね。感性はもともと鋭いと思うので、普通の新人の戦いにはならないと思いますよ。

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